リード獲得ウェビナーの設計方法|60.9%が受注につなげるMA連携ガイド

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2026/1/149分で読めます

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ウェビナーでリードは獲得できても商談化しない原因

ずばりウェビナーでリードを獲得するだけでなく、MA/SFA連携による自動スコアリングとナーチャリング設計、マーケ・IS部門間の連携体制まで含めて設計することで、商談化までつながる仕組みを構築できます。

ウェビナーとは、Web + Seminarの造語で、オンラインで開催されるセミナーのことです。BtoB企業のウェビナー自社主催の目的として、59.8%が「リード獲得」を挙げており、展示会(56.5%)に次ぐ主要施策となっています(2025年、IT-comm調査)。

しかし、BtoB企業でウェビナー施策実施率は18.7%である一方、効果を実感した割合は10.3%にとどまっています(2025年、n=107、調査対象は限定的)。この差は、リード獲得後のフォロー・育成設計が不十分であることを示唆しています。

この記事で分かること

  • ウェビナーがBtoBリード獲得に効果的な理由と数値データ
  • 商談化につながるウェビナー設計の基本ステップ
  • MA/SFA連携で商談化までつなげる設計方法
  • 商談化につながるウェビナー設計チェックリスト

ウェビナーがBtoBリード獲得に効果的な理由

ウェビナーはBtoBリード獲得において有効な施策であり、海外調査によるとB2B購買担当者の91%がウェビナー形式のコンテンツを好むと回答しています(日本市場への適用には注意が必要)。ウェビナー経由で月1件以上受注する企業が2024年の34.3%から2025年に60.9%へ増加しており、成果を出している企業が増えています。

転換率(コンバージョン率) とは、登録者から参加者、参加者から商談など次ステップへ進む割合を指します。ON24 2025レポートによると、ウェビナー登録者から参加者への平均転換率は57%、平均受講時間は51分となっています。この数値はプラットフォーム利用企業のデータであり、自社ツール使用時は調整が必要です。

ウェビナーが効果的な理由として、以下の点が挙げられます。

  • 参加者が自ら情報収集しているため、購買意欲が高い傾向がある
  • オンライン開催のため、地理的制約なく広くリーチできる
  • 参加者の行動データ(視聴時間、質問、資料ダウンロード等)を取得できる

商談化につながるウェビナー設計の基本ステップ

ウェビナーを商談化につなげるためには、企画・集客・開催・フォローの各フェーズで適切な設計が必要です。単独・共催ウェビナーの費用相場は開催20-30万円+LP15-30万円、4社共催時で獲得数100-150件、CPA1-1.5万円が目安とされています。

CPA(Cost Per Acquisition) とは、リード1件を獲得するためにかかるコスト、獲得単価のことです。

【チェックリスト】商談化につながるウェビナー設計チェックリスト

  • ターゲットペルソナを明確に定義している
  • テーマがターゲットの課題解決に直結している
  • 集客目標と獲得リード数の目標を設定している
  • 開催2週間前までに登録を促進するスケジュールを組んでいる
  • LPに参加メリットと期待できる成果を明記している
  • メールキャンペーンによる集客を設計している
  • 30-45分程度の構成で参加しやすい時間設定にしている
  • 参加者100人以下の小規模開催を検討している
  • 当日の進行スクリプトと資料を準備している
  • Q&Aセッションなどインタラクティブ要素を含めている
  • 録画によるオンデマンド視聴の提供を予定している
  • 終了後のフォローメール送信タイミングを決めている
  • MA/SFAへのリード情報連携フローを設計している
  • 参加行動に基づくスコアリング基準を設定している
  • マーケ→ISの引き渡し基準を明文化している
  • フォローコールのスクリプトを準備している
  • 効果測定KPI(商談化率等)を設定している

企画・集客フェーズのポイント

企画・集客フェーズでは、ターゲット設定とテーマ選定が成果を左右します。小規模(100人以下)の開催で参加率が高まる傾向があり、30-45分の構成が60分よりも参加率向上に寄与するとされています。

集客においては、Eメールキャンペーンが広告より効率的な場合が多く、開催2週間前までに登録を促進する設計が効果的です。

開催・フォローフェーズのポイント

開催フェーズでは、インタラクティブな要素(Q&A、投票、資料ダウンロード)を取り入れることで、参加者のエンゲージメントを高められます。オンデマンド視聴が全体の多くを占める傾向があり、録画活用の重要性が高まっています。

フォローフェーズでは、終了直後のサンクスメール送信と、参加行動に基づくフォローアップが重要です。

なぜリード獲得だけで終わってしまうのか

ウェビナーを「リード獲得」のゴールとして設計し、獲得後のフォロー・育成を属人的に行った結果、せっかくのリードが活用されず商談につながらないパターンが多く見られます。この考え方は誤りです。

BtoB企業でウェビナー施策実施率は18.7%、効果を実感した割合は10.3%という数値(2025年、n=107、調査対象は限定的)が示すように、多くの企業がリード獲得後の設計不足により効果を実感できていません。

失敗パターンの特徴として、以下が挙げられます。

  • フォローが属人的で、担当者によって対応品質がばらつく
  • MA/SFAが導入済みでもウェビナーと連携できていない
  • リードが放置され、温度感が下がってから対応している
  • マーケとISの引き渡し基準が曖昧で、タイミングを逃している

MA/SFA連携で商談化までつなげる設計方法

MA/SFA連携による自動スコアリングとナーチャリング設計が、商談化率向上の鍵となります。海外調査によると、リードナーチャリングが得意な企業は50%多くの「即営業可能リード」を33%低コストで獲得できるとされています(日本BtoB市場に適用可能な傾向)。

リードナーチャリングとは、獲得したリードの購買意欲を育成し、商談化につなげる活動を指します。

ある成功事例では、業界有力企業との共催カンファレンスで参加者の約30%が商談進展し、リード獲得目標150%達成を実現しています。

【比較表】ウェビナータイプ別・MA/SFA連携設計比較表

ウェビナータイプ 目的 スコアリング設計 フォロー方法 MA/SFA連携ポイント
単独開催(製品紹介) 商談創出 視聴完了、Q&A参加で高スコア IS即日架電 参加者リストを即時連携
単独開催(課題解決型) リード育成 資料DL、視聴時間でスコア ナーチャリングメール 行動スコアをMAで管理
共催(4社共催等) リード獲得 自社コンテンツ視聴で加点 属性に応じて選別フォロー パートナー別リード分配
オンデマンド配信 継続接点 視聴完了、再訪問で加点 ステップメール 長期育成シナリオ設計
ハイブリッド(対面併用) 関係構築 対面参加で高スコア 営業同行フォロー 名刺情報のCRM連携

スコアリングとナーチャリングの自動化

ウェビナー参加者のスコアリングでは、参加・視聴行動に基づいて商談化の可能性を判定します。視聴完了、Q&A参加、資料ダウンロードなどの行動に応じてスコアを加点し、一定スコアに達したリードをMQL(Marketing Qualified Lead) として判定します。

MQLとは、マーケティング活動により商談化見込みありと判定されたリードを指します。

ナーチャリングシナリオでは、ウェビナー終了後からMQL判定、商談化までの育成プロセスを設計します。終了直後のサンクスメール、数日後の関連コンテンツ紹介、一定期間後のフォローコールといったステップを自動化することで、属人的なフォローを排除できます。

マーケ・IS部門間の連携体制

マーケティング部門とインサイドセールス部門の連携では、MQL判定基準を両部門で合意することが重要です。「どのスコアに達したらISに引き渡すか」「どのような条件で商談化と判定するか」を明文化しておくことで、連携がスムーズになります。

フォロータイミングの設計も重要です。温度感が高いうちにフォローすることで商談化率が向上する傾向があります。

リード獲得から商談化までの仕組みを構築するために

ウェビナー経由で月1件以上受注する企業が2024年の34.3%から2025年に60.9%へ増加しているように、成功している企業はリード獲得から商談化までの仕組みを構築しています。

本記事で紹介したチェックリストと比較表を活用し、自社のウェビナー施策を点検してください。リード獲得だけで終わらせず、MA/SFA連携による自動スコアリングとナーチャリング設計、マーケ・IS部門間の連携体制まで含めて設計することで、商談化までつながる仕組みを構築できます。

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よくある質問

Q1ウェビナーの登録者から参加者への転換率はどれくらいですか?

A1ON24 2025レポートによると、ウェビナー登録者から参加者への平均転換率は57%、平均受講時間は51分です。ただし、テーマ・集客方法・ターゲットにより変動するため、自社の実績と比較して判断してください。

Q2BtoB購買担当者はウェビナーをどの程度好んでいますか?

A2海外調査によると、B2B購買担当者の91%がウェビナー形式のコンテンツを好むと回答しています。日本市場への適用には注意が必要ですが、情報収集手段として有効な施策であることを示しています。

Q3ウェビナーの費用相場とCPAはどれくらいですか?

A3単独・共催ウェビナーの費用相場は開催20-30万円+LP15-30万円です。4社共催時で獲得数100-150件、CPA1-1.5万円が目安とされています。規模・内容・ターゲットにより変動します。

Q4ウェビナー後のリードナーチャリングにはどのような効果がありますか?

A4海外調査によると、リードナーチャリングが得意な企業は50%多くの「即営業可能リード」を33%低コストで獲得できるとされています。ウェビナー後のフォロー設計が商談化率を左右します。

Q5ウェビナー経由で受注している企業はどれくらいありますか?

A5ウェビナー経由で月1件以上受注する企業は、2024年の34.3%から2025年に60.9%へ増加しています。MA/SFA連携による設計が成果につながっていると考えられます。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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