SlackとSalesforceの関係:2.9兆円買収の背景と現在地
SlackとSalesforceを両方導入済みのB2B企業の営業マネージャーやシステム管理者の多くが、「営業チームのコミュニケーション効率化とSalesforceデータの活用を両立したい」「Slackで商談情報をリアルタイムに共有したい」「手動でのデータ転記を減らしたい」といった課題を抱えています。
こうした課題を解決するのが、Slack×Salesforce連携です。2020年にSalesforceが約2.9兆円でSlackを買収して以来、両プラットフォームの統合が急速に進んでいます。2025年には「Slack-first」戦略が発表され、Salesforceの全製品がSlackを中心に再設計されています。
しかし、「どのような連携アプリがあるのか」「設定方法は複雑なのか」「料金はどうなっているのか」「実際にどのような効果があるのか」といった疑問も多く聞かれます。
この記事では、SlackとSalesforceの関係(買収の背景と現在地)、連携のメリット(営業効率化・カスタマーサポート改善)、主要な連携アプリ(Sales Cloud、Service Cloud、Sales Elevate、Salesforce channels)、統合設定方法、活用シーン別ワークフロー、2025年の最新動向(料金更新・Slack AI・Slack-first戦略)まで、実務担当者が知りたい情報を網羅的に解説します。
この記事のポイント:
- 2020年にSalesforceが約2.9兆円でSlackを買収、統合が急速に進行中
- 営業チームの案件更新が2倍速、カスタマーサポートの解決時間29%短縮などの実績
- 主要連携アプリはSales Cloud、Service Cloud、Sales Elevate、Salesforce channels
- 2025年6月から全SalesforceユーザーがSlack無料プランとSalesforce統合を利用可能
- Salesforceは全製品を「Slack-first」に再設計中(Parker Harris発言)
(1) Salesforceとは:世界No.1のCRMプラットフォーム
Salesforceは、世界No.1のCRM(顧客関係管理)プラットフォームです。顧客情報、商談管理、営業活動、マーケティング、カスタマーサポートなどを一元管理し、企業の営業・マーケティング活動を効率化します。
Salesforceの主要製品には、Sales Cloud(営業支援)、Service Cloud(カスタマーサポート)、Marketing Cloud(マーケティングオートメーション)、Commerce Cloud(EC)などがあります。
(2) Slackとは:コミュニケーションとコラボレーションのプラットフォーム
Slackは、チームのコミュニケーションとコラボレーションを行うプラットフォームです。チャンネル、ダイレクトメッセージ、ファイル共有、検索機能などを提供し、メール・電話に代わる効率的なコミュニケーション手段として広く使われています。
Slackの特徴は、他のツール(Google Drive、Trello、GitHub、Salesforceなど)との連携が豊富なことです。これにより、Slack内で複数のツールのデータを確認・操作できます。
(3) 2020年の買収の背景:約2.9兆円でSalesforceがSlackを買収
2020年、Salesforceは約2.9兆円(277億ドル)でSlackを買収しました。これはSalesforce史上最大の買収案件であり、ビジネステクノロジー業界でも注目を集めました。
買収の背景: Salesforceの狙いは、CRMプラットフォームとコミュニケーションツールを統合し、「Customer 360(顧客データを360度の視点で管理する統合プラットフォーム)」を実現することでした。営業・マーケティング・サポート・開発など、部門を超えた意思決定の精度とスピードを向上させることが目的です。
また、リモートワークの普及により、チームコラボレーションツールの重要性が増していたことも背景にあります。
(4) 買収後の統合状況:「Slack-first」への再設計
買収後、SalesforceとSlackの統合は急速に進んでいます。2025年のDreamforceでは、Parker Harris(Salesforce CTO兼共同創業者)が「Salesforceを全面的にSlack-firstに再設計中」と発言しました。
統合の進捗:
- Sales Cloud for Slack、Service Cloud for Slackなどの連携アプリを提供
- Salesforce channels(CRMレコードをSlackチャネルに変換)を段階的にリリース
- Slack AIとAgentforceの統合により、AIエージェントによる業務自動化を実現
- 2025年6月から全SalesforceユーザーがSlack無料プランとSalesforce統合を利用可能
ただし、SlackはSalesforceの標準サブスクリプションに含まれず、追加製品として提供される点に注意が必要です。
Slack×Salesforce連携のメリット:業務効率化と意思決定スピード向上
(1) メリット①:営業チームの案件更新が2倍速に(Sales Cloud for Slack)
Sales Cloud for Slackを使用することで、営業担当者がSalesforceにログインせずに、Slack内で商談・リード・アカウント情報をリアルタイムで確認・更新できます。
具体的な効果: Salesforceの公式発表によると、Slack Sales Elevateにより、営業担当者が案件更新を従来の2倍の速さで実施できるようになりました。外出先やリモートワーク中でも、Slackから直接Salesforceレコードを更新できるため、データ入力の手間が大幅に削減されます。
活用シーン:
- 商談ステージ変更時の自動通知をSlackチャネルに配信
- 重要な商談の進捗をチーム全体でリアルタイム共有
- 商談が成約した際に自動で祝福メッセージを送信
(2) メリット②:カスタマーサポートの解決時間29%短縮、バックログ64%削減(Service Cloud for Slack)
Service Cloud for Slackを使用することで、カスタマーサポートチームがSalesforce内のケース情報をリアルタイムでSlackに共有できます。
具体的な効果: Salesforce自身のサクセスチームがSlackを活用した結果、ケース解決率が29%向上し、バックログを64%削減することに成功しました。複雑な問い合わせに対して、複数の専門家がSlack内でリアルタイムにコラボレーションできるため、解決時間が大幅に短縮されます。
活用シーン:
- 緊急度の高いケースが発生した際に、専用Slackチャネルで関係者を招集
- ケース解決に必要な情報(過去の対応履歴、ドキュメント等)をSlack内で共有
- ケースがエスカレーションされた際に自動でマネージャーに通知
(3) メリット③:部門を超えた意思決定の精度とスピード向上
Slack×Salesforce連携により、営業・マーケティング・カスタマーサポート・開発など、部門を超えた情報共有とコラボレーションが容易になります。
具体的な効果:
- 営業チームがマーケティングチームに対してリードの質をフィードバック(Slack内で)
- カスタマーサポートが顧客からの要望を開発チームに迅速に共有
- 経営層が重要指標(売上、商談数、顧客満足度等)をSlackで定期的に確認
これにより、部門間の壁を越えた迅速な意思決定が可能になります。
(4) メリット④:Salesforceデータへのリアルタイムアクセスとアラート自動配信
Slack×Salesforce連携により、Salesforceのデータをリアルタイムで確認でき、重要なイベントが発生した際に自動でSlackにアラートを配信できます。
具体的な活用例:
- 商談金額が一定額以上に達した際に営業マネージャーに通知
- 重要顧客からの問い合わせが発生した際にアカウントマネージャーに通知
- 月次・週次のレポートを自動で指定Slackチャネルに配信
- ToDo期限が近づいた際にリマインダーを送信
(5) 活用シーン:商談通知、ToDoアラート、チーム共有、レポート配信
Slack×Salesforce連携は、以下のような具体的なシーンで活用されています。
商談通知: 商談ステージが「提案」から「交渉」に変更された際、営業チームのSlackチャネルに自動通知。
ToDoアラート: Salesforceに登録されたToDoの期限が24時間以内に迫った際、担当者にSlackでリマインダーを送信。
チーム共有: 新規リードが獲得された際、営業チームのSlackチャネルに自動投稿。
レポート配信: 週次の営業レポート(受注額、商談数、パイプライン等)を月曜朝9時に営業マネージャーのSlackチャネルに自動配信。
主要なSlack-Salesforce連携アプリ:Sales Cloud・Service Cloud・Sales Elevate・Salesforce channels
(1) Sales Cloud for Slack:営業チームが商談・リード・アカウント情報をリアルタイム連携
Sales Cloud for Slackは、営業チームがSalesforce内の商談、リード、アカウント情報をリアルタイムでSlackに連携するツールです。
主な機能:
- Slack内でSalesforceレコード(商談、リード、取引先等)を検索・表示
- 商談ステージ変更時の自動通知
- 重要な商談の進捗をチーム全体で共有
- Slack内から直接Salesforceレコードを更新
適したチーム: 営業チーム、営業マネージャー、インサイドセールスチーム
(2) Service Cloud for Slack:カスタマーサポートチームがケース情報をリアルタイム共有
Service Cloud for Slackは、カスタマーサポートチームがSalesforce内のケース情報をリアルタイムでSlackに共有するツールです。
主な機能:
- 緊急度の高いケースをSlackチャネルに自動通知
- ケース情報(問い合わせ内容、対応履歴、担当者等)をSlack内で確認
- 複雑なケースに対して複数の専門家がSlack内でコラボレーション
- ケース解決時にSlackで関係者に通知
適したチーム: カスタマーサポートチーム、テクニカルサポートチーム、カスタマーサクセスチーム
(3) Slack Sales Elevate:顧客データとビジネスインサイトに直接アクセス
Slack Sales Elevateは、Salesforce Sales Cloudと連携するSlackアドオンです。営業チームが顧客データとビジネスインサイトに直接アクセスできます。
主な機能:
- Slack内でSalesforceダッシュボード・レポートを表示
- 営業活動の進捗をリアルタイムで可視化
- 重要指標(売上、パイプライン、受注率等)をSlackで確認
適したチーム: 営業マネージャー、経営層、ビジネスアナリスト
(4) Salesforce channels:CRMレコードをリアルタイムのAI駆動会話に変換(2025年新機能)
Salesforce channelsは、Salesforceレコード(アカウントや商談など)に対応するSlackチャネルで、CRMレコードをリアルタイムのAI駆動会話に変換する新しいSlackチャネルタイプです(2025年に段階的にリリース)。
主な機能:
- 各Salesforceレコード(商談、取引先、ケース等)に専用のSlackチャネルを自動生成
- Slack内でSalesforceレコードの更新やコラボレーションがシームレスに可能
- AI(Slack AI)がコンテキストを理解し、関連情報を自動提案
- レコードに関連するすべてのコミュニケーション履歴がSalesforceに自動保存
適したチーム: 営業チーム、カスタマーサポートチーム、アカウントマネージャー
(5) その他の連携アプリ:Marketing Cloud、Commerce Cloud等
Sales Cloud、Service Cloud以外にも、以下のような連携アプリがあります。
Marketing Cloud for Slack: マーケティングキャンペーンの進捗、リード獲得状況をSlackで共有。
Commerce Cloud for Slack: ECサイトの注文状況、在庫アラートをSlackに通知。
これらの連携アプリは、単独または組み合わせて使用できます。
Slack-Salesforce統合の設定方法と活用シーン別ワークフロー
(1) 統合設定の事前準備:SlackとSalesforceの両プラットフォーム構成
Slack-Salesforce統合を設定するには、SlackとSalesforceの両プラットフォームで構成が必要です。
事前準備:
- Slackワークスペースの管理者権限
- Salesforce組織の管理者権限またはシステム管理者権限
- Slackの有料プラン(無料プランでも基本的な統合は可能だが、高度な機能には有料プランが必要)
- SalesforceのAPIアクセス権限
(2) アプリのインストール手順:Slack App DirectoryとSalesforce AppExchange
Slack-Salesforce連携アプリは、Slack App DirectoryまたはSalesforce AppExchangeからインストールできます。
インストール手順(Sales Cloud for Slackの例):
- Slack App Directoryで「Salesforce」を検索
- 「Sales Cloud for Slack」を選択し、「Slackに追加」をクリック
- Salesforce組織にログインし、Slackとの接続を認可
- 必要な権限(Salesforceレコードへのアクセス、通知の送信等)を確認し、承認
- Slackワークスペースに戻り、連携が完了したことを確認
(3) ユーザー権限設定とチャネル設定
連携アプリをインストールした後、ユーザー権限とチャネル設定を行います。
ユーザー権限設定:
- どのユーザーが連携アプリを使用できるかを設定
- Salesforce側で、Slackからアクセスできるレコード範囲を設定(ロール、プロファイル、共有設定等)
チャネル設定:
- どのSlackチャネルにSalesforceの通知を配信するかを設定
- 例:営業チームのチャネルに商談通知、サポートチームのチャネルにケース通知
(4) 活用シーン①:商談ステージ変更時の自動通知設定
商談ステージが変更された際に、営業チームのSlackチャネルに自動通知を送る設定です。
設定手順:
- Salesforce側で、商談オブジェクトにワークフロールールまたはFlowを作成
- トリガー条件:「商談ステージが変更された場合」
- アクション:「Slackチャネルに通知を送信」
- 通知内容:商談名、金額、ステージ、担当者、顧客名等を含める
ワークフロー例: 商談「ABC社 - 新規契約」のステージが「提案」から「交渉」に変更 → 営業チームのSlackチャネル「#sales-team」に自動投稿:「🎉 商談『ABC社 - 新規契約』が交渉ステージに進みました!金額:500万円、担当:田中太郎」
(5) 活用シーン②:ToDo期限アラートのSlackチャネル配信
Salesforceに登録されたToDoの期限が近づいた際に、担当者にSlackでリマインダーを送る設定です。
設定手順:
- Salesforce側で、ToDoオブジェクトにFlowを作成(スケジュール実行)
- トリガー条件:「ToDoの期限が24時間以内」
- アクション:「Slackのダイレクトメッセージまたはチャネルに通知」
- 通知内容:ToDo件名、期限、関連レコード等を含める
ワークフロー例: ToDo「ABC社へのフォローアップ電話」の期限が明日 → 担当者のSlackにリマインダー:「⏰ 明日が期限のToDo『ABC社へのフォローアップ電話』があります。関連商談:ABC社 - 新規契約」
(6) 活用シーン③:Slack内からSalesforceレコードの更新
Slack内から直接Salesforceレコード(商談、取引先、ケース等)を更新する方法です。
操作手順:
- Slack内でSalesforceアプリを起動(
/salesforceコマンド) - 更新したいレコードを検索(商談名、取引先名等で検索)
- レコード詳細を表示し、「編集」ボタンをクリック
- 必要な項目(ステージ、金額、次のアクション等)を更新
- 保存すると、Salesforce側にも即座に反映
活用シーン例: 外出先から商談の進捗を更新したい場合、Salesforceにログインせずに、Slackモバイルアプリから直接更新できます。
2025年の最新動向:料金更新・Slack AI・Slack-first戦略
(1) 2025年6月の料金更新:全SalesforceユーザーがSlack無料プランとSalesforce統合を利用可能
2025年6月、Slackはプラン・料金を更新しました。最大のポイントは、全SalesforceユーザーがSlack無料プランとSalesforce統合機能を利用可能になったことです。
主な変更点:
- 全SalesforceユーザーがSlack無料プラン(Free)を利用可能
- Slack無料プランでもSalesforce統合機能(基本的な連携)が利用可能
- これにより、Salesforceユーザーは追加費用なしでSlackとの基本的な連携を試せる
(2) Business+プランの値上げ(月額12.50ドル→15ドル):AI機能とSalesforce統合の追加価値を反映
2025年6月の料金更新では、Slackの有料プラン「Business+」が月額12.50ドルから15ドルに値上げされました。
値上げの理由: AI機能(Slack AI)とSalesforce統合の追加価値を反映したためです。Business+プランでは、Slack AIによる要約機能、検索強化、スレッド要約、Salesforce channelsなどの高度な機能が利用できます。
主なプラン(2025年11月時点):
- Free:0ドル(基本的なSalesforce統合可能)
- Pro:月額8.75ドル(90日間のメッセージ履歴、グループビデオ通話等)
- Business+:月額15ドル(AI機能、Salesforce統合強化、無制限のメッセージ履歴等)
- Enterprise Grid:要問い合わせ(大企業向け)
※料金は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
(3) Dreamforce 2025の発表:Slack AIとエージェントアプリ
Dreamforce 2025では、Slack AIとエージェントアプリに関する3つの重要な発表がありました。
発表①:Slack AIの進化 Slackbotが個人化されたAIコンパニオンとして進化。ユーザーの作業スタイルを学習し、最適な情報を提案します。
発表②:エージェントアプリ Agentforceとの統合により、AIエージェントがSlack内で業務を自動実行。例えば、顧客からの問い合わせに自動で回答、商談の次のアクションを自動提案など。
発表③:Slack-first戦略 Parker Harris(Salesforce CTO兼共同創業者)が「Salesforceを全面的にSlack-firstに再設計中」と発言。今後、Salesforceの全製品がSlackを中心に設計される方針が示されました。
(4) Slack-first戦略:「Salesforceを全面的にSlack-firstに再設計中」(Parker Harris)
Slack-first戦略とは、Salesforceの全製品をSlackを中心に再設計する方針です。これにより、以下のような変化が期待されます。
Slack-firstの意味:
- Salesforceの各機能(営業、マーケティング、サポート等)がSlack内でシームレスに利用可能
- Salesforceにログインせずに、Slack内で主要な業務を完結できる
- AIエージェントがSlackを通じて業務を自動化
これは、Slackが単なる「連携ツール」ではなく、Salesforceの「コアインターフェース」になることを意味します。
(5) Agentforceとの統合:AIエージェントによる業務自動化
Agentforceは、Salesforceのデジタル労働力プラットフォームで、AIエージェントによる業務自動化を実現します。
SlackとAgentforceの統合例:
- 顧客からの問い合わせがSlackに届くと、AIエージェントが過去の対応履歴を参照し、最適な回答を自動提案
- 商談が停滞している場合、AIエージェントが次のアクション(フォローアップメール、提案資料送付等)を自動提案
- 営業レポートをAIエージェントが自動作成し、Slackチャネルに配信
これにより、反復的なタスクが自動化され、営業・マーケティング・サポートチームがより戦略的な業務に集中できるようになります。
まとめ:Slack×Salesforce連携の導入チェックリストと次のアクション
Slack×Salesforce連携は、営業チームの案件更新を2倍速にし、カスタマーサポートの解決時間を29%短縮するなど、業務効率化に大きな効果があります。2020年の買収以来、統合は急速に進んでおり、2025年にはSlack-first戦略が発表され、Salesforceの全製品がSlackを中心に再設計されています。
主要な連携アプリには、Sales Cloud for Slack(営業チーム向け)、Service Cloud for Slack(カスタマーサポート向け)、Slack Sales Elevate(ビジネスインサイトへのアクセス)、Salesforce channels(CRMレコードをAI駆動会話に変換)があります。これらは単独または組み合わせて使用できます。
2025年6月の料金更新により、全SalesforceユーザーがSlack無料プランとSalesforce統合機能を利用可能になったため、導入ハードルが大幅に下がりました。
導入チェックリスト:
- 現在の課題を明確にする(営業効率化、サポート改善、部門間連携等)
- SlackとSalesforceの両方が導入済みか確認
- 管理者権限(SlackとSalesforce)を確保
- 必要な連携アプリを選定(Sales Cloud、Service Cloud、Sales Elevate等)
- 無料プランで基本的な連携を試す(2025年6月以降、全Salesforceユーザーが利用可能)
- ユーザー権限とチャネル設定を計画
- 活用シーンを具体化(商談通知、ToDoアラート、レポート配信等)
- トライアル期間で効果を測定
- 必要に応じて有料プラン(Pro、Business+等)にアップグレード
次のアクション:
- SlackとSalesforceの連携アプリをSlack App Directoryで確認する
- 無料プランで基本的な連携を試す(Sales Cloud for Slackをインストール)
- 営業チームまたはサポートチームで小規模にトライアル実施
- 商談通知やケース通知などの自動化ワークフローを1〜2個設定
- 効果を測定(案件更新の速度、解決時間、チーム満足度等)
- 成果を社内で共有し、利用範囲を拡大
- Slack AIやAgentforceなどの最新機能を継続的にチェック
Slack×Salesforce連携を活用して、営業・マーケティング・サポートチームの業務効率化と意思決定スピード向上を実現しましょう。
よくある質問
Q: SlackとSalesforceの関係は?買収の背景は?
A: 2020年にSalesforceが約2.9兆円(277億ドル)でSlackを買収しました。背景には、CRMプラットフォームとコミュニケーションツールを統合し、営業・マーケティング・サポート・開発など、部門を超えた意思決定の精度とスピードを向上させる狙いがあります。買収後は統合が急速に進んでおり、現在Salesforceは全製品を「Slack-first」に再設計中です(Parker Harris CTO兼共同創業者が2025年のDreamforceで発表)。
Q: Slack×Salesforce連携の主なメリットは何ですか?
A: ①営業担当者が案件更新を2倍速く実施(Slack Sales Elevate使用時)、②カスタマーサポートの解決時間29%短縮・バックログ64%削減(Service Cloud for Slack使用時)、③部門を超えた意思決定の精度とスピード向上、④Salesforceデータへのリアルタイムアクセスとアラート自動配信(商談通知、ToDoアラート等)、の4点が主なメリットです。Salesforce自身のサクセスチームも実際にこれらの効果を達成しています。
Q: 主要なSlack-Salesforce連携アプリにはどのようなものがありますか?
A: Sales Cloud for Slack(営業チームが商談・リード・アカウント情報をリアルタイム連携)、Service Cloud for Slack(カスタマーサポートチームがケース情報をリアルタイム共有)、Slack Sales Elevate(顧客データとビジネスインサイトへのアクセス)、Salesforce channels(CRMレコードをリアルタイムのAI駆動会話に変換、2025年新機能)などがあります。これらは単独または組み合わせて使用でき、用途に応じて選定できます。
Q: SlackとSalesforceの連携は有料ですか?
A: 2025年6月の料金更新により、全SalesforceユーザーがSlack無料プランとSalesforce統合機能(基本的な連携)を利用可能になりました。追加費用なしで基本的な連携を試すことができます。ただし、高度な機能(Slack AI、Salesforce channels、無制限のメッセージ履歴等)を使うには、Slackの有料プラン(Proプラン月額8.75ドル、Business+プラン月額15ドル等)が必要です。詳細な料金は変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
Q: Salesforce channelsとは何ですか?
A: Salesforce channelsは、Salesforceレコード(アカウントや商談など)に対応するSlackチャネルで、CRMレコードをリアルタイムのAI駆動会話に変換する新しいSlackチャネルタイプです(2025年に段階的にリリース)。各Salesforceレコードに専用のSlackチャネルが自動生成され、Slack内でSalesforceレコードの更新やコラボレーションがシームレスに行えます。AI(Slack AI)がコンテキストを理解し関連情報を自動提案し、レコードに関連するすべてのコミュニケーション履歴がSalesforceに自動保存されます。
