Pardotの価格を調べているけれど、結局どのプランを選べばいいか分からない...
マーケティングオートメーション(MA)ツールの導入を検討している中で、Pardot(現Account Engagement)の価格体系を調べているものの、「どのプランが自社に合っているのか」「月額15万円から始められるようだが本当に効果はあるのか」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、Account Engagementの料金プランを詳細に解説し、企業規模・目的別の選び方を整理します。他社MAツールとの価格比較や費用対効果の考え方もあわせてご紹介します。
この記事のポイント:
- Account Engagementは4段階の料金プラン(Growth・Plus・Advanced・Premium)があり、月額15万円から
- 機能を十分に活用するにはAdvancedプラン(月額52.8万円)以上が推奨される
- 初期設定費用は不要(0円)でサブスクリプション形式のため導入しやすい
- 他MAツールと比較すると高価格帯だが、Salesforce連携やAI機能で費用対効果が期待できる
- プロスペクト(リード)数の上限を超えると追加費用が発生するため、事前に自社のリード数を把握しておく必要がある
Pardot(Account Engagement)の価格を知る前に
まず、なぜ価格を調べているのかを整理し、MAツール選定で価格以外に重要な観点を確認しておきましょう。
(1) なぜAccount Engagementの価格を調べているのか?
Account Engagementの価格を調べている背景には、以下のようなニーズがあると考えられます:
- すでにSalesforceを導入しており、マーケティングとの連携を強化したい
- 他社MAツールと比較検討しており、費用感を把握したい
- 予算申請のために具体的な金額が必要
- 導入済みだがプラン変更を検討している
目的によって最適なプランが異なるため、価格だけでなく自社の課題と必要機能を明確にしておくことが重要です。
(2) MAツール選定で価格以外に重要な3つの観点
価格は重要な判断基準ですが、以下の観点も合わせて検討すると良いでしょう:
機能の充実度: リード管理、メール配信、フォーム作成といった基本機能に加え、リードスコアリングやAI機能(Pardot Einstein)などの上位機能がどこまで必要かを整理します。
既存システムとの連携: Salesforce CRMとの連携は大きな強みですが、他のSFA/CRMを利用している場合は連携方法を確認する必要があります。
サポート体制: 日本語サポートの有無、オンボーディング支援、コミュニティの活発さなど、導入後のサポート体制も重要です。
Account Engagementとは何か?料金体系の基礎知識
料金プランの詳細に入る前に、Account Engagementの基本情報を確認しておきましょう。
(1) Pardotから「Account Engagement」への名称変更
Pardot(パードット)は、2022年4月7日に「Marketing Cloud Account Engagement」へ名称変更されました。Salesforceのマーケティングソリューションとして統合が進んでおり、現在ではSalesforce Marketing Cloudの一部として位置づけられています。
名称は変わりましたが、B2Bマーケティングオートメーションツールとしての機能・特徴は継続しています。
(2) Salesforce製品との連携メリット
Account Engagementの大きな強みは、Salesforce CRMとのシームレスな連携です:
- マーケティング活動から商談化まで一元管理が可能
- リード情報がリアルタイムで共有される
- 営業チームとマーケティングチームの連携が強化される
すでにSalesforceを利用している企業にとっては、連携面でのメリットが大きいと言われています。
(3) プロスペクト数による料金変動の仕組み
Account Engagementの料金は、プロスペクト(見込み顧客)の上限数によって決まります。各プランにはプロスペクト数の上限が設定されており、上限を超える場合は追加料金が発生する仕組みです。
自社のリード数とその増加見込みを事前に把握した上で、適切なプランを選定することが重要です。
4つの料金プラン詳細比較(Growth・Plus・Advanced・Premium)
Account Engagementには4段階の料金プランがあります。以下に各プランの特徴を整理します。
※以下は2024年時点の情報です。最新の料金は公式サイトで確認してください。
(1) Growthプラン(月額15万円):小規模企業向け
月額料金: 150,000円(税抜) プロスペクト上限: 最大10,000
基本的なMA機能(リード管理、メール配信、フォーム作成、ランディングページ作成など)が利用できるエントリープランです。MAツールを初めて導入する企業や、リード数が少ない小規模企業に適しています。
ただし、Pardot EinsteinなどのAI機能は含まれておらず、機能に制限があります。
(2) Plusプラン(月額33万円):中規模企業向け
月額料金: 330,000円(税抜) プロスペクト上限: 最大10,000
Growthプランに加え、より高度な分析機能やレポート機能が利用できます。マーケティング活動を本格化させたい中規模企業向けのプランです。
(3) Advancedプラン(月額52.8万円):推奨プラン
月額料金: 528,000円(税抜) プロスペクト上限: 最大10,000
Advanced以上のプランでは、以下の重要機能が利用可能になります:
- Pardot Einstein: AIによるリードスコアリングの自動化、行動予測機能
- Marketing Data Sharing: Salesforce製品間でマーケティングデータを共有
- 高度なカスタマイズ機能
機能を十分に活用するにはAdvanced以上のプランが推奨されるケースが多いようです。
(4) Premiumプラン(月額180万円):大企業向け
月額料金: 1,800,000円(税抜) プロスペクト上限: 最大75,000
大規模なリード数を扱う大企業向けのプランです。プロスペクト上限が大幅に拡大されており、専任サポートなども含まれます。
他社MAツールとの価格・機能比較
Account Engagementを他社MAツールと比較検討している方も多いでしょう。公平な視点で価格帯を整理します。
(1) HubSpot・SATORI・List Finderとの価格比較
主要なMAツールの価格帯は以下のように分類されます:
低価格帯(月額5,000〜50,000円):
- List Finder、BowNowなど
- 小規模企業や初めてのMA導入に適している
中価格帯(月額50,000〜150,000円):
- SATORI、HubSpot Starterなど
- 中堅企業向け、基本機能が充実
高価格帯(月額150,000円以上):
- Account Engagement(月額15万円〜)
- Marketo、HubSpot Professional/Enterpriseなど
- 高機能・多機能、大規模向け
Account Engagementは高価格帯に位置しますが、機能の豊富さとSalesforce連携により、中堅〜大企業を中心に採用されています。
(2) 機能密度と費用対効果の評価
価格だけでなく、「何ができるか」で費用対効果を評価することが重要です:
Account Engagementの強み:
- Salesforce CRMとのネイティブ連携
- AIによるリードスコアリング(Advanced以上)
- B2B特化の機能設計
考慮すべき点:
- 初期費用は0円だが月額費用は高め
- 無料トライアルが提供されていない
- 機能を使いこなすには学習コストがかかる
(3) 各ツールが適している企業規模
企業規模・目的別の目安は以下の通りです:
小規模企業(リード数月50件未満): 低価格帯ツールまたはスプレッドシート管理で十分な場合も
中規模企業(リード数月50〜500件): 中価格帯ツール、またはAccount Engagement Growthプラン
大規模企業(リード数月500件以上・Salesforce利用中): Account Engagement Advanced以上が選択肢に
導入コストと運用費用の計算方法
実際の導入を検討する際は、月額料金だけでなくトータルコストを把握しておくことが重要です。
(1) 初期費用(0円)と月額料金の内訳
Account Engagementは初期設定費用が不要(0円)で、サブスクリプション形式の月額料金のみで利用できます。これは導入ハードルを下げる要因の一つです。
ただし、導入支援を外部パートナーに依頼する場合は、別途コンサルティング費用が発生することがあります。
(2) プロスペクト数超過時の追加料金
各プランにはプロスペクト数の上限が設定されています。上限を超える場合は追加料金が発生するため、契約前に以下を確認しておきましょう:
- 現在のリード数
- 今後1〜2年のリード増加見込み
- 追加料金の単価(プロスペクト数あたり)
(3) ROI計算の具体例
MAツールの投資対効果は、以下のような観点で評価できます:
効果の測定指標:
- リード獲得数の増加
- 商談化率の向上
- マーケティング工数の削減
ROI評価の目安: 一般的に、MAツールのROIは6ヶ月〜1年で評価するのが適切とされています。導入直後は設定・運用立ち上げの期間が必要なため、短期での評価は避けるべきでしょう。
まとめ:企業規模・目的別プランの選び方
Account Engagement(旧Pardot)の価格体系を整理しました。選び方のポイントをまとめます:
Growthプラン(月額15万円)を選ぶ場合:
- MAツールを初めて導入する
- リード数が少ない(10,000件未満)
- まずは基本機能から始めたい
Advancedプラン(月額52.8万円)以上を選ぶ場合:
- AI機能(Pardot Einstein)を活用したい
- Salesforce製品間でデータ共有が必要
- 本格的なマーケティングオートメーションを実現したい
他ツールを検討すべき場合:
- Salesforceを利用していない
- 予算が月額15万円を下回る
- より低コストで始めたい
次のアクション:
- 自社の予算・リード数・必要機能を整理する
- Salesforce公式サイトで最新の価格を確認する
- 他社ツール(HubSpot、SATORI等)の見積もりも取得して比較する
- 導入パートナーに相談し、自社に合ったプランを選定する
※この記事は2024年時点の情報に基づいています。料金プランは変更される可能性があるため、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
よくある質問:
Q: Account Engagementの最安プランはいくらから? A: Growthプランが月額15万円(税抜)から始められます。ただし、機能を十分に活用するにはAdvanced以上(月額52.8万円〜)が推奨されるケースが多いです。
Q: 無料トライアルは提供されている? A: Account Engagementには無料トライアルが提供されていません。導入前に公式サイトで機能詳細を確認し、必要に応じて販売パートナーへのデモ依頼を検討してください。
Q: プロスペクト数を超えた場合の追加料金は? A: プロスペクト数の上限を超えると追加料金が発生します。具体的な単価は契約条件によって異なるため、契約前に詳細を確認することをおすすめします。
Q: 他のMAツールと比べて価格は高い? A: 月額15万円〜は高価格帯に分類されます。ただし、Salesforceとのネイティブ連携やAI機能など高機能が含まれているため、特にSalesforce導入済み企業にとっては費用対効果が期待できます。企業規模・目的に応じて検討してください。
