Pardotを導入したが活用できていない企業の共通課題
Pardotを導入したが活用できていない、運用リソースが不足している、設定代行だけでは成果が出ないという課題を解決したいなら、Pardot運用代行は、設定代行だけでなく、MA/SFA連携とデータ活用基盤の実装まで行えるパートナーを選ぶことで、導入効果を最大化できます。
この記事で分かること
- Pardot運用代行サービスの種類と内容(設定代行型 vs 実装支援型)
- 運用代行を利用するメリットと解決できる課題
- Pardot運用代行の価格相場と料金体系(月額10万円~100万円)
- 運用代行パートナーの選定基準とチェックリスト
- MA/SFA連携とデータ活用基盤の実装まで含む包括的な支援の重要性
Pardot(現:Account Engagement)を導入したものの、思うように活用できていない企業は少なくありません。典型的な課題として、運用リソースの不足、Pardot設定の複雑さ、MA/SFA連携のノウハウ不足が挙げられます。
MA(マーケティングオートメーション) とは、マーケティング活動を自動化するツールです。リード管理、メール配信、スコアリング等の機能を提供します。Account Engagementとは、Pardotの新名称(2022年以降)で、SalesforceのBtoB向けマーケティングオートメーションツールです。
運用リソースが不足している企業では、Pardotの初期設定やフォーム作成、メール配信設定を自社で行うことが難しく、導入後に放置されてしまうケースがあります。また、設定代行だけでは、MA/SFA連携やデータ活用基盤の構築まで含まれないため、商談化率の向上などの成果が出にくい傾向があります。
こうした課題を解決するためには、設定代行だけでなく、MA/SFA連携とデータ活用基盤の実装まで行える運用代行パートナーを選ぶことが重要です。
Pardot運用代行とは?サービスの種類と内容
Pardot運用代行とは、Pardotの設定・運用を代行し、マーケティング活動の効率化を支援するサービスです。サービスの種類は大きく分けて、設定代行型、トレーニング型、コンサルティング型、実装支援型の4つがあります。
SFA(セールスフォースオートメーション) とは、営業活動を支援・自動化するツールで、顧客情報管理、商談管理、営業プロセス管理等の機能を提供します。リードスコアリングとは、リードの購買意欲や属性を点数化し、優先度を判定する手法です。行動履歴と属性情報で算出します。ナーチャリングとは、リード(見込み顧客)を段階的に育成し、商談化・受注につなげるマーケティングプロセスです。
設定代行型は、Pardotの初期設定・フォーム作成・メール配信設定を代行するサービスです。トレーニング型は、Pardotの操作研修や運用支援を行うサービスです。コンサルティング型は、マーケティング戦略策定やKPI設計を支援するサービスです。実装支援型は、MA/SFA連携・データ活用基盤構築・PDCA体制の確立まで支援するサービスです。
これらのサービスの中で、読者の課題(Pardotを導入したが活用できていない、運用リソースが不足している、設定代行だけでは成果が出ない)を解決するには、実装支援型を選ぶことが推奨されます。運用代行は設定代行だけでなく、トレーニング・コンサルティング・戦略策定を含む一貫支援型を選ぶことで、定着化率が向上すると言われています。
設定代行型サービス
設定代行型サービスは、Pardotの初期設定・フォーム作成・メール配信設定を代行するサービスです。
設定代行型のメリットは、初期導入の工数削減と専門知識不要である点です。Pardotの設定は複雑で、自社で行うには時間とノウハウが必要ですが、設定代行型を利用することで、短期間で導入を完了できます。
一方、デメリットとして、設定後の運用・改善は自社対応が必要になる点が挙げられます。設定代行型は初期設定のみを行うため、運用開始後のメール配信やリードスコアリングの調整、ナーチャリング施策の改善は自社で行う必要があります。
実装支援型サービス(MA/SFA連携・データ活用基盤構築)
実装支援型サービスは、設定代行に加えて、MA/SFA連携・データ活用基盤構築・PDCA体制の確立まで支援するサービスです。
実装支援型のメリットは、MA/SFA連携によるデータ統合、営業効率向上、PDCA体制確立です。Pardot(MA)とSalesforce(SFA)のデータを統合することで、リード情報を営業部門にスムーズに引き渡し、商談化率を向上できます。また、PDCA体制を確立することで、メール開封率や商談化率などのKPIを定期的に測定し、継続的に改善できます。
設定代行型との違いは、支援範囲の広さです。設定代行型は初期設定のみを行いますが、実装支援型はMA/SFA連携・データ活用基盤構築・PDCA体制の確立まで支援します。これにより、Pardot導入効果を最大化できます。
Salesforce連携強化が標準化されており、データ統合基盤構築により、営業効率向上を実現する事例が増加しています。
Pardot運用代行を利用するメリットと解決できる課題
Pardot運用代行を利用するメリットは、専門知識の活用、リソース不足の解消、成果の早期実現です。解決できる課題は、設定の複雑さ、ナーチャリング不全、MA/SFA連携不備です。
toBeマーケティング株式会社がPardot導入支援1,500社超の実績(2025-2026年時点)を持つなど、豊富な実績を持つパートナーが存在します。ただし、これはベンダー自己申告ベースのため、第三者検証はされていませんが、業界実績として参考になります。
サンブリッジ支援企業ではPardot導入後1年で月間商談化率が12%から24%に倍増した事例があります。また、LIG社ではPardot活用により導入後1週間でアポ獲得率が5.6%アップした事例も報告されています。ただし、これらの成功事例は企業報告ベースで第三者検証はされていないため、リードスコアリング・ナーチャリング・SFA連携強化による成果として参考にしつつ、自社での再現性確認が重要です。
よくある誤解として、「Pardot導入すれば自動的に成果が出る」というものがあります。実際には、リソース不足で活用できず放置されるケースが多く、運用代行パートナーの支援が不可欠です。
専門知識の活用とリソース不足の解消
運用代行により、専門知識を活用でき、社内リソース不足を解消できます。
Salesforce認定パートナーとは、Salesforceから認定を受けた導入・運用支援企業です。Account Engagement構築パートナー等の認定があります。Salesforce認定パートナーの知見を活用することで、Pardotの高度な機能を効果的に使いこなせます。
また、運用代行は高額だという誤解がありますが、月額10万円~のプランもあり、内製運用の人件費と比較すると費用対効果が高い場合があります。
成果の早期実現とPDCA体制の確立
運用代行により、成果を早期に実現でき、PDCA体制を確立できます。
サンブリッジ支援企業ではPardot導入後1年で月間商談化率が12%から24%に倍増した事例があります。また、LIG社ではPardot活用により導入後1週間でアポ獲得率が5.6%アップした事例も報告されています。ただし、これらの成功事例はベンダー提供で成功バイアスがあり、数値は一般化に注意が必要です。
構築期間は2ヶ月以上を目安に一気通貫運用を計画し、PDCA体制を含む運用定着化まで支援範囲に含めることが推奨されます。
Pardot運用代行の価格相場と料金体系
Pardot運用代行の価格相場は月額10万円~100万円が一般的です。料金体系は、設定代行型、伴走型、実装支援型によって異なります。
Pardot本体の月額費用は15万円~48万円の4プラン構成(Growth 15万円、Plus 30万円、Advanced 48万円)となっており、運用代行費用は別途加算されます。運用代行の相場は伴走型で250,000円/月額(導入支援含む)、運用代行費用は180,000円/月~(STARTプラン)です。
よくある誤解として、「Pardot本体の料金だけで使える」というものがありますが、運用代行費用は別途加算される(本体15万円~48万円+運用代行10万円~100万円)ため、予算計画では両方の費用を考慮する必要があります。
Pardot運用代行の具体的な費用は「要相談」が主流で、公開価格が少ないため、相場はあくまで目安です。
設定代行型の料金体系
設定代行型の料金体系は、月額10万円~30万円程度です。
Pardot運用代行サービスの価格相場は月額10万円~100万円が一般的ですが、設定代行型は初期設定・フォーム作成・メール配信設定のみを行うため、料金は下限~中間値となります。
相場はあくまで目安であり、企業規模・プロジェクト複雑性により変動します。
実装支援型の料金体系
実装支援型の料金体系は、月額30万円~100万円程度です。
運用代行の相場は伴走型で250,000円/月額(導入支援含む)となっており、実装支援型の具体例として参考になります。実装支援型は、設定代行に加えて、MA/SFA連携・データ活用基盤構築・PDCA体制の確立まで支援するため、料金は高めになりますが、成果も高くなる傾向があります。
Pardot運用代行パートナーの選定基準とチェックリスト
Pardot運用代行パートナーの選定基準は、認定資格、実装力、連携範囲、PDCA体制です。読者が自社に最適なパートナーを選定できる具体的な基準を提供します。
ITreviewでAccount Engagement構築パートナー製品の満足度は4.0/5.0で、13社以上のパートナーが推奨されています。ただし、レビュー数が限定的(1件の場合あり)のため、一般化に注意が必要です。
よくある誤解・失敗パターンとして、Pardot運用代行を選ぶ際に、価格や設定代行の工数だけで判断し、MA/SFA連携やデータ活用基盤の構築能力を見落とすことが挙げられます。この失敗パターンに陥ると、設定後の運用・改善が進まず、成果が出にくくなります。
Salesforce認定パートナー(Account Engagement構築パートナー)を選定することで、MA/SFA連携のスムーズな実装が可能になります。ITreview等のレビューサイトで複数パートナーを比較し、自社のSalesforce利用状況に適した認定資格を持つパートナーを優先することが推奨されます。
【チェックリスト】Pardot運用代行選定チェックリスト
- Salesforce認定パートナー(Account Engagement構築パートナー)の認定資格を持っているか
- Pardot導入支援の実績が豊富か(導入支援実績100社以上を目安)
- 設定代行だけでなく、MA/SFA連携・データ活用基盤構築まで支援範囲に含まれるか
- PDCA体制の確立まで支援範囲に含まれるか(週次・月次レビュー会議の実施等)
- リードスコアリング・ナーチャリング施策の設計・実装が可能か
- 自社のSalesforce利用状況(Sales Cloud、Service Cloud等)に適した連携実績があるか
- ITreview等のレビューサイトでの評価が4.0/5.0以上か(複数レビューがあるか確認)
- 運用代行の料金体系が明確か(月額固定、従量課金、初期費用等)
- 導入後のトレーニング・研修が提供されるか
- 運用定着化までの支援期間が2ヶ月以上確保されているか
- 過去の成功事例(商談化率向上等)が公開されているか
- 契約期間・解約条件が明確か
- 担当者の連絡レスポンスが早いか(初回問い合わせから24時間以内の返信を目安)
- 自社の業種・企業規模に適した支援実績があるか
- データセキュリティ・個人情報保護の対策が明確か
【比較表】Pardot運用代行サービス比較表(設定代行型 vs 実装支援型)
項目,設定代行型,実装支援型
初期設定,○,○
フォーム作成,○,○
メール配信設定,○,○
MA/SFA連携,×,○
データ活用基盤構築,×,○
リードスコアリング設計,△,○
ナーチャリング施策設計,△,○
PDCA体制確立,×,○
トレーニング・研修,△,○
運用定着化支援,×,○
月額料金相場,10万円~30万円,30万円~100万円
支援期間目安,1ヶ月~,2ヶ月以上
適している企業,初期設定のみ必要,包括的な支援が必要
成果の早期実現,△,○
認定資格と実装力の確認
Salesforce認定パートナーの認定資格(Account Engagement構築パートナー等)と実装力を確認する重要性を説明します。
Salesforce認定パートナーとは、Salesforceから認定を受けた導入・運用支援企業です。Account Engagement構築パートナー等の認定があります。
Account Engagement構築パートナー等の認定資格を持つパートナーを選ぶメリットは、Salesforce製品の深い知識と実装経験を持つことです。認定資格を持つパートナーは、Salesforceの公式トレーニングを受けており、MA/SFA連携の最適な実装方法を熟知しています。
ITreviewでAccount Engagement構築パートナー製品の満足度は4.0/5.0で、13社以上のパートナーが推奨されています。複数パートナーを比較することで、自社に最適なパートナーを選定できます。ただし、レビュー数が限定的な場合があるため、複数の情報源で確認することが推奨されます。
MA/SFA連携範囲とPDCA体制の確認
MA/SFA連携の範囲(データ統合、営業連携、PDCA体制)を確認する重要性を説明します。
MA/SFA連携の範囲を確認することが重要です。データ統合基盤構築、営業部門との連携、PDCA体制の確立まで支援範囲に含まれるかを確認してください。
Pardot運用代行を選ぶ際に、価格や設定代行の工数だけで判断し、MA/SFA連携やデータ活用基盤の構築能力を見落とすことは、典型的な失敗パターンです。設定代行だけでは、MA/SFA連携やデータ活用基盤の構築まで含まれないため、商談化率の向上などの成果が出にくくなります。
Pardot運用代行は、設定代行だけでなく、MA/SFA連携とデータ活用基盤の実装まで行えるパートナーを選ぶことで、導入効果を最大化できます。
まとめ|Pardot運用代行は実装支援まで含むパートナーを選ぶ
Pardot運用代行は、設定代行だけでなく、MA/SFA連携とデータ活用基盤の実装まで行えるパートナーを選ぶことで、導入効果を最大化できます。
本記事の要点を整理すると、以下の通りです。
- サービスの種類: 設定代行型、トレーニング型、コンサルティング型、実装支援型があり、実装支援型が包括的な支援により成果を最大化できる
- 価格相場: 月額10万円~100万円が一般的で、設定代行型は月額10万円~30万円程度、実装支援型は月額30万円~100万円程度
- 選定基準: Salesforce認定パートナー(Account Engagement構築パートナー)の認定資格、MA/SFA連携・データ活用基盤構築の実装力、PDCA体制の確立まで支援範囲に含まれるかを確認
- 失敗パターン: 価格や設定代行の工数だけで判断し、MA/SFA連携やデータ活用基盤の構築能力を見落とすことは避けるべき
Pardot運用代行を選ぶ際は、選定チェックリストを活用して、複数パートナーを比較してください。Salesforce認定パートナーの確認、ITreview等のレビューサイトでの評価確認、自社のSalesforce利用状況に適した連携実績の確認が重要です。
Pardot本体の月額費用(15万円~48万円)と運用代行費用(月額10万円~100万円)の両方が必要になるため、予算計画では両方の費用を考慮してください。
設定代行だけでなく、MA/SFA連携とデータ活用基盤の実装まで行えるパートナーを選ぶことで、商談化率の向上や営業効率の改善を実現できます。
