Salesforceコネクタ完全ガイド|種類・選び方・設定方法を解説

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2025/12/5

Salesforceコネクタとは?外部システム連携の基礎知識

Salesforceを導入済みのB2B企業のシステム管理者やIT担当者の多くが、「外部システム(ERP、MA、BI、会計ソフトなど)とSalesforceを連携したい」「データを手動で転記する手間を削減したい」といった課題を抱えています。こうした課題を解決するのが、Salesforceコネクタです。

しかし、「Salesforceコネクタにはどのような種類があるのか」「SOAP API、REST API、Bulk APIの違いは何か」「MuleSoftは必要なのか」「Googleスプレッドシートとの連携にはどのコネクタを使えばいいのか」といった疑問も多く聞かれます。

この記事では、Salesforceコネクタの定義・種類・主要API(SOAP・REST・Bulk・Metadata)の特徴と使い分け、連携先別の推奨コネクタ、導入時の注意点(API制限、セキュリティ、追加費用)、2024-2025年の最新トレンドまで、実務担当者が知りたい情報を網羅的に解説します。

この記事のポイント:

  • Salesforceコネクタは他システムとのデータ連携を実現する接続機能
  • 主な種類はAPI連携、データローダー、MuleSoft、専用コネクタ、AppExchangeアプリの5つ
  • SOAP・REST・Bulk・MetadataなどのAPIを用途に応じて使い分ける
  • 連携先(Googleスプレッドシート、Microsoft 365、ERP、MA、BI)ごとに推奨コネクタが異なる
  • API制限、追加費用、サポート終了情報に注意が必要
  • 2024-2025年はLLM統合、Agentforce、Data Cloudの強化がトレンド

(1) Salesforceコネクタの定義:他システムとのデータ連携を実現する接続機能

Salesforceコネクタとは、Salesforceと他のシステムやツール(Googleスプレッドシート、Microsoft 365、ERP、MA、BI、会計ソフト、人事システムなど)をデータ連携するための接続機能を指します。

コネクタを使用することで、以下のようなデータ連携が可能になります。

具体的な活用例:

  • Salesforceの顧客情報をGoogleスプレッドシートに自動同期し、分析・レポート作成
  • ERP(SAP、Oracle、NetSuiteなど)の受注データをSalesforceに取り込み、営業進捗を可視化
  • MA(HubSpot、Marketoなど)で獲得したリードをSalesforceに自動登録
  • BI(Tableau、Power BIなど)でSalesforceデータを可視化し、経営判断に活用
  • 会計ソフト(freee、MFクラウドなど)と連携し、請求・入金管理を自動化

コネクタを活用することで、手動でのデータ転記作業を削減し、リアルタイムなデータ同期、業務効率化、データ精度の向上が実現できます。

(2) Salesforce ConnectとSalesforce Connectorの違い

「Salesforce Connect」と「Salesforce Connector」は似た名称ですが、異なる概念です。

Salesforce Connect: 外部システムのデータをSalesforce内のオブジェクトとして扱える統合機能です。外部データをSalesforceにコピーせず、リアルタイムで参照できるのが特徴です。3種類のアダプタータイプ(Cross-org、OData、Apex custom adapter)があります。

Salesforce Connector: 他システムとSalesforceを連携するための接続機能全般を指します。より広い概念で、API連携、専用コネクタ(Googleスプレッドシート用、Microsoft 365用など)、MuleSoftコネクタなどが含まれます。

本記事では、広義の「Salesforce Connector(Salesforceコネクタ)」について解説します。

(3) コネクタが必要な代表的なシーン:ERP連携、MA連携、BI連携、会計連携、人事連携

Salesforceコネクタが必要となる代表的なシーンは以下の通りです。

ERP連携(SAP、Oracle、NetSuite等): 受注データ、在庫データ、請求データをSalesforceと同期し、営業・受注・出荷の一貫管理を実現。

MA連携(HubSpot、Marketo等): マーケティングで獲得したリードをSalesforceに自動登録し、営業部門に引き継ぐ。リードスコアリング情報も連携。

BI連携(Tableau、Power BI等): Salesforceデータを抽出・可視化し、売上分析、商談進捗分析、顧客分析などのダッシュボードを作成。

会計連携(freee、MFクラウド、弥生会計等): 見積・請求・入金管理を連携し、営業から経理までの業務フローを自動化。

人事連携(SmartHR、ジョブカン等): 社員情報をSalesforceと同期し、営業担当者の変更を自動反映。

Salesforceコネクタの種類:API連携・データローダー・MuleSoft・専用コネクタ

(1) Salesforce API連携(SOAP・REST・Bulk等):カスタム開発による柔軟な連携

Salesforce APIを使用したカスタム開発による連携です。柔軟性が高く、複雑な業務要件にも対応できますが、技術的な知識が必要です。

主要なSalesforce API:

  • SOAP API
  • REST API
  • Bulk API
  • Metadata API
  • Streaming API
  • Connect API
  • Tooling API

(詳細は次のセクションで解説)

(2) Salesforceデータローダー:CSVファイルを使った一括データ移行

Salesforceデータローダーは、CSVファイルを使ってSalesforceとデータのインポート・エクスポート・削除・更新を行う公式ツールです。

メリット:

  • 無料で利用可能(Salesforce公式ツール)
  • 数万件〜数十万件のレコード一括処理に対応
  • UI操作で簡単に使える

デメリット:

  • リアルタイム同期には対応していない(手動または定期バッチ処理)
  • データ変換が必要な場合は別途CSVを加工する必要がある

適したシーン:

  • 初回のデータ移行(他システムからSalesforceへの移行)
  • 定期的な一括データ更新(月次・週次バッチ処理)

(3) MuleSoft Anypoint Platform:エンタープライズレベルの統合プラットフォーム

MuleSoft Anypoint Platformは、Salesforce傘下のエンタープライズ統合プラットフォームです。複数のSalesforce API(SOAP・REST・Bulk・Metadata・ストリーミング)と連動し、高度なデータ変換、エラーハンドリング、監視機能を提供します。

メリット:

  • 複数システムの一括連携が可能
  • 高度なデータ変換・マッピング機能
  • エラーハンドリング・リトライ機能が充実
  • API管理・監視ダッシュボード

デメリット:

  • 別途MuleSoftライセンスが必要(コストが高い)
  • 設定・運用に専門知識が必要

適したシーン:

  • 大企業でのエンタープライズレベルの統合
  • 複数システム(ERP、MA、BI、会計等)を一括で連携
  • 高度なデータ変換やエラーハンドリングが必要な場合

(4) 専用コネクタ(Googleスプレッドシート・Microsoft 365等):特定ツールとの簡易連携

特定のツールとSalesforceを簡単に連携するための専用コネクタです。

代表例:

  • Googleスプレッドシート用: Salesforce Connector for Google Sheets(無料アドオン)
  • Microsoft 365用: Salesforce CRM Microsoft 365 Copilot コネクタ、Azure Logic Apps、Power Platform
  • Slack用: Salesforce for Slack

メリット:

  • 設定が簡単で、すぐに使える
  • 多くが無料または低コスト
  • ノーコードまたはローコードで実装可能

デメリット:

  • 機能が限定的(特定用途に特化)
  • カスタマイズ性が低い

(5) AppExchangeアプリ:サードパーティ製統合ツール

Salesforceのマーケットプレイス「AppExchange」で提供されているサードパーティ製の統合アプリです。

代表例:

  • HubSpot-Salesforce連携アプリ
  • Marketo-Salesforce連携アプリ
  • Tableau CRM Connector
  • NetSuite-Salesforce連携アプリ

メリット:

  • 特定システム間の連携に特化した機能
  • ベストプラクティスが反映されている
  • サポート・ドキュメントが充実

デメリット:

  • 有料アプリが多い(月額課金)
  • ベンダーロックインのリスク

主要Salesforce APIの特徴と使い分け:SOAP・REST・Bulk・Metadata

(1) SOAP API:XML形式の歴史の長いAPI、システム間データ統合に適している

SOAP(Simple Object Access Protocol)APIは、SalesforceのXML形式に準拠した歴史の長いAPIです。レコード取得・更新やデータ検索など、システム間データ統合に必要な機能を提供します。

特徴:

  • XML形式のリクエスト・レスポンス
  • 厳密な型定義(WSDL:Web Services Description Language)
  • エラーハンドリングが明確

適したシーン:

  • 基幹系システム(ERP、会計ソフト等)との連携
  • 厳密な型定義が必要なシステム統合
  • トランザクション処理が重要な業務

(2) REST API:軽量で実装しやすい、モバイルアプリ連携に最適

REST(Representational State Transfer)APIは、軽量で実装しやすいAPIです。JSON形式のレスポンスを返すため、モバイルアプリやWebアプリとの連携に適しています。

特徴:

  • JSON形式のレスポンス(SOAP APIよりデータ量が少ない)
  • HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETE)で操作
  • 実装が簡単でコストダウンしやすい

適したシーン:

  • モバイルアプリとの連携
  • Webアプリケーションとの連携
  • リアルタイムなデータ取得・更新

(3) Bulk API:1000件〜100万件の大量レコード処理に対応(非同期処理)

Bulk APIは、非同期で処理できるAPIです。1000件〜100万件単位の大量レコードを効率的に処理できます。

特徴:

  • 非同期処理(バックグラウンドで実行)
  • 大量データの一括処理に最適化
  • API callリミットの消費を抑えられる(1回のAPI callで大量データを処理)

適したシーン:

  • データ移行(初回移行または定期的な一括更新)
  • バッチ処理(夜間バッチで数万件のレコードを更新)
  • 大量データのエクスポート

(4) Metadata API:カスタマイズ・設定情報の取得・変更に使用

Metadata APIは、Salesforceのカスタマイズ・設定情報(カスタムオブジェクト、カスタムフィールド、ページレイアウト、ワークフロー等)を取得・変更するためのAPIです。

特徴:

  • Salesforceの設定情報を操作
  • 環境間でのメタデータ移行に使用
  • Change Setの代替手段

適したシーン:

  • 開発環境から本番環境へのメタデータ移行
  • カスタマイズの自動化(CI/CDパイプライン)

(5) その他のAPI(Streaming API、Connect API、Tooling API等)

Streaming API: リアルタイムでSalesforceのデータ変更を受信できるAPI。プッシュ通知のような仕組みで、データ変更があった際に外部システムに通知します。

Connect API(Chatter REST API): Salesforce Chatterの情報(フィード、グループ、メッセージ等)を操作するAPI。

Tooling API: Apexクラス、Visualforceページ、カスタムメタデータ等の開発リソースを管理するAPI。

(6) 認証方法:アクセストークンとリフレッシュトークンの活用

Salesforce API連携では、OAuth 2.0認証を使用します。アクセストークンとリフレッシュトークンを活用し、必要に応じて新しいアクセストークンを取得します。

認証フロー:

  1. 初回認証でアクセストークンとリフレッシュトークンを取得
  2. アクセストークンを使用してAPI呼び出し
  3. アクセストークンの有効期限が切れたら、リフレッシュトークンを使用して新しいアクセストークンを取得

セキュリティのため、アクセストークンは短時間(通常2時間程度)で有効期限が切れる設定が一般的です。

連携先別の推奨コネクタ:Googleスプレッドシート・Microsoft 365・ERP・MA・BI

(1) Googleスプレッドシート連携:無料アドオン「Salesforce Connector」の活用(自動更新・エラー可視化)

GoogleスプレッドシートとSalesforceを連携する場合、無料アドオン「Salesforce Connector for Google Sheets」がおすすめです。

特徴:

  • Salesforceデータをスプレッドシートに自動同期
  • 自動更新機能があり、エラー箇所がすぐわかる
  • ノーコードで設定可能

適したシーン:

  • Salesforceデータをスプレッドシートで分析・レポート作成
  • Salesforceにアクセスできないメンバーとのデータ共有
  • 簡易的なダッシュボード作成

(2) Microsoft 365連携:Copilotコネクタ、Azure Logic Apps、Power Platform

Microsoft 365とSalesforceを連携する方法は複数あります。

Salesforce CRM Microsoft 365 Copilot コネクタ: Microsoft 365 CopilotでSalesforceデータを検索・活用できるコネクタ。2024年にAI連携が強化されました。

Azure Logic Apps: ノーコードでワークフローを構築し、Salesforceと他システムを連携。

Power Platform(Power Automate、Power BI):

  • Power Automate:Salesforceと他システム間の自動化ワークフロー
  • Power BI:SalesforceデータをBIで可視化

(3) ERP連携(SAP・Oracle・NetSuite等):MuleSoft Connector、カスタムAPI連携

ERPとSalesforceの連携は、エンタープライズレベルの統合が必要なケースが多いです。

MuleSoft Connector: SAP、Oracle、NetSuite等の主要ERPとの連携コネクタが用意されています。複雑なデータ変換、エラーハンドリング、リトライ処理が必要な場合に適しています。

カスタムAPI連携: REST APIまたはSOAP APIを使用したカスタム開発。要件が明確で、標準的な連携であればコストを抑えられます。

AppExchangeアプリ: NetSuite-Salesforce連携アプリなど、特定ERP向けの専用アプリも提供されています。

(4) MA連携(HubSpot・Marketo等):AppExchangeアプリ、API連携

MAツールとSalesforceの連携は、リード獲得から営業までのスムーズな引き継ぎに重要です。

HubSpot-Salesforce連携: AppExchangeで提供されている公式連携アプリがあります。リード情報、商談情報、活動履歴を双方向で同期できます。

Marketo-Salesforce連携: 公式の統合機能があり、リードスコアリング、キャンペーン情報を連携できます。

(5) BI連携(Tableau・Power BI等):データ抽出コネクタ、Direct Connect

BIツールとSalesforceの連携は、データ分析・可視化に不可欠です。

Tableau: Salesforce傘下のBIツール。Salesforceとの直接接続(Direct Connect)により、リアルタイムでデータを可視化できます。

Power BI: Microsoft製のBIツール。SalesforceコネクタでデータをインポートまたはDirect Query(リアルタイム参照)が可能です。

Salesforceコネクタ導入時の注意点と2024-2025年の最新トレンド

(1) API制限(日次API callリミット)と対策

Salesforce APIには日次API callリミット(エディションにより異なる)があります。

主なエディション別のAPI制限:

  • Professional Edition:1日1,000 API calls
  • Enterprise Edition:1日1,000 API calls + ユーザーライセンス数による追加
  • Unlimited Edition:1日5,000 API calls + ユーザーライセンス数による追加

対策:

  • Bulk APIを使用して1回のAPI callで大量データを処理
  • バッチ処理でAPI call数を削減(複数レコードを1回のAPI callで処理)
  • API使用状況のモニタリングとアラート設定
  • 必要に応じてAPI制限の追加購入

(2) セキュリティ対策:OAuth認証、VPN接続、データガバナンス(GDPR対応)

Salesforceコネクタを導入する際は、セキュリティ対策も重要です。

OAuth認証: API連携ではOAuth 2.0認証を使用し、パスワードを直接保存しない。

VPN接続: 機密性の高いデータを連携する場合は、VPN接続やIP制限を設定。

データガバナンス(GDPR対応): 個人情報を連携する場合は、GDPR等のデータ保護規制に準拠。データの保存場所、保存期間、アクセス権限を明確にする。

(3) 追加ライセンス費用:MuleSoftライセンス、統合ツールの料金体系

Salesforceコネクタ導入時には、追加ライセンス費用が発生する場合があります。

MuleSoftライセンス: MuleSoft Anypoint Platformは別途ライセンスが必要。料金はプランや規模により異なります。

AppExchangeアプリ: 多くが有料(月額課金)。ユーザー数や連携データ量により料金が変動します。

統合ツール(Azure Logic Apps、Power Automate等): 実行回数やデータ量により課金されます。

導入前に総コスト(Salesforceライセンス + 連携ツールライセンス + 開発・運用コスト)を試算することが重要です。

(4) サポート終了情報:Platform APIバージョン21.0-30.0(2025年6月廃止)、Workflow Rules・Process Builder(2025年12月終了)

Salesforceでは、古いAPIバージョンや機能のサポート終了が定期的に発表されます。

2025年の主なサポート終了情報:

  • Platform API バージョン21.0-30.0: 2025年6月(Summer '25)に廃止予定
  • Workflow RulesとProcess Builder: 2025年12月31日にサポート終了

既存の統合がこれらのバージョン・機能を使用している場合は、移行が必要です。公式の最新情報を定期的に確認し、計画的に対応してください。

(5) 2024年トレンド:Salesforce LLM Open Connector(2024年10月国内提供開始)

2024年10月、Salesforceは「Salesforce LLM Open Connector」の国内提供を開始しました。これにより、あらゆる大規模言語モデル(LLM)とSalesforceを連携できるようになりました。

活用例:

  • Salesforceデータを使用したAIチャットボット
  • 顧客情報に基づくパーソナライズされた提案文の自動生成
  • 商談サマリーの自動作成

(6) 2025年トレンド:Agentforce 3(2025年7月日本提供開始)、Data Cloudの統合強化

2025年7月、Salesforceは「Agentforce 3」の日本提供開始を発表しました。完全な可視性とシームレスな統合により、デジタル労働力の可能性を解き放つプラットフォームです。

Data Cloudの統合強化: Data Cloudは、Salesforce内外の多様なデータソース(社内外のデータウェアハウス、ECサイト、POSシステムなど)を統合し、IDマッチングとデータクレンジングで顧客情報を紐付けるプラットフォームです。2025年は統合範囲がさらに拡大する見込みです。

AgentExchangeのパートナー数拡大: 2025年4月の初回発表から18社にパートナー数が拡大し、エコシステムが急速に成長しています。

まとめ:目的別おすすめSalesforceコネクタと次のアクション

Salesforceコネクタは、Salesforceと他システムとのデータ連携を実現する接続機能です。主な種類はAPI連携(SOAP・REST・Bulk・Metadata等)、データローダー、MuleSoft、専用コネクタ(Googleスプレッドシート、Microsoft 365等)、AppExchangeアプリの5つです。

連携先や用途に応じて、最適なコネクタを選定することが重要です。API制限、セキュリティ対策、追加ライセンス費用、サポート終了情報に注意し、公式ドキュメントで最新情報を確認してください。

2024-2025年のトレンドとしては、Salesforce LLM Open Connector(LLM統合)、Agentforce 3(デジタル労働力プラットフォーム)、Data Cloudの統合強化が注目されています。

目的別おすすめSalesforceコネクタ(参考):

  • Googleスプレッドシート連携: Salesforce Connector for Google Sheets(無料アドオン)
  • Microsoft 365連携: Copilotコネクタ、Azure Logic Apps、Power Platform
  • モバイルアプリ連携: REST API
  • 大量データ移行・バッチ処理: Bulk API、データローダー
  • エンタープライズレベル統合: MuleSoft Anypoint Platform
  • 特定システム連携(HubSpot、Marketo等): AppExchangeアプリ
  • BI連携(Tableau、Power BI): 各BIツールの専用コネクタ

次のアクション:

  • 連携したい外部システムとデータフローを明確にする
  • 連携方法(リアルタイム同期 or バッチ処理)を決定する
  • API制限を確認し、Bulk API等の使用を検討する
  • 無料トライアル・PoC(概念実証)で実際に連携を試す
  • セキュリティ要件(OAuth認証、VPN、GDPR対応)を確認する
  • 総コスト(ライセンス + 開発・運用コスト)を試算する
  • 公式ドキュメントで最新のAPI仕様・サポート終了情報を確認する

自社の要件に最適なSalesforceコネクタを選定し、外部システムとのシームレスな連携を実現しましょう。

よくある質問

Q: Salesforce ConnectとSalesforce Connectorの違いは何ですか?

A: Salesforce Connectは外部システムのデータをSalesforce内のオブジェクトとして扱える統合機能で、3種類のアダプタータイプ(Cross-org、OData、Apex custom adapter)があります。外部データをSalesforceにコピーせず、リアルタイムで参照できるのが特徴です。一方、Salesforce Connectorは他システムとSalesforceを連携するための接続機能全般を指し、より広い概念です。API連携、専用コネクタ、MuleSoftコネクタなどが含まれます。

Q: SOAP API、REST API、Bulk APIの使い分けは?

A: SOAP APIはXML形式の歴史の長いAPIで、厳密な型定義が必要なシステム統合(基幹系システムとの連携など)に適しています。REST APIは軽量で実装しやすく、JSON形式のレスポンスを返すため、モバイルアプリやWebアプリケーションとの連携に最適です。Bulk APIは1000件〜100万件の大量レコードを非同期処理でき、データ移行やバッチ処理(夜間バッチで数万件のレコードを更新など)に向いています。API callリミットの消費を抑えられるメリットもあります。

Q: Googleスプレッドシートとの連携におすすめのコネクタは?

A: 無料アドオン「Salesforce Connector for Google Sheets」がおすすめです。Salesforceデータをスプレッドシートに自動同期でき、自動更新機能があり、エラー箇所がすぐわかるため効率的です。Salesforceデータをスプレッドシートで分析・レポート作成したい場合や、Salesforceにアクセスできないメンバーとのデータ共有、簡易的なダッシュボード作成に最適です。ノーコードで設定可能なため、技術的な知識がなくても利用できます。

Q: MuleSoft Anypoint Platformはどんな場合に必要ですか?

A: エンタープライズレベルの複雑な統合、複数システムの一括連携、高度なデータ変換・エラーハンドリングが必要な場合に適しています。具体的には、大企業でのERP・MA・BI・会計等の複数システムを一括で連携する場合や、複雑なデータマッピング・変換ロジックが必要な場合に有効です。ただし、別途MuleSoftライセンスが必要でコストが高いため、小規模連携や単純な連携では他の手段(REST API、専用コネクタ、AppExchangeアプリ等)を検討してください。

Q: Salesforce API連携時の制限と対策は?

A: 日次API callリミット(エディションにより異なる)があります。例えば、Professional/Enterprise Editionは基本1,000 API calls/日、Unlimited Editionは基本5,000 API calls/日です。対策として、①Bulk APIを使用して1回のAPI callで大量データを処理(1000件〜100万件)、②バッチ処理でAPI call数を削減(複数レコードを1回のAPI callで処理)、③API使用状況のモニタリングとアラート設定、④必要に応じてAPI制限の追加購入を検討してください。特にBulk APIの活用はAPI call数削減に非常に効果的です。

よくある質問

Q1Salesforce ConnectとSalesforce Connectorの違いは何ですか?

A1Salesforce Connectは外部システムのデータをSalesforce内のオブジェクトとして扱える統合機能で、3種類のアダプタータイプ(Cross-org、OData、Apex custom adapter)があります。外部データをSalesforceにコピーせず、リアルタイムで参照できるのが特徴です。一方、Salesforce Connectorは他システムとSalesforceを連携するための接続機能全般を指し、より広い概念です。API連携、専用コネクタ、MuleSoftコネクタなどが含まれます。

Q2SOAP API、REST API、Bulk APIの使い分けは?

A2SOAP APIはXML形式の歴史の長いAPIで、厳密な型定義が必要なシステム統合(基幹系システムとの連携など)に適しています。REST APIは軽量で実装しやすく、JSON形式のレスポンスを返すため、モバイルアプリやWebアプリケーションとの連携に最適です。Bulk APIは1000件〜100万件の大量レコードを非同期処理でき、データ移行やバッチ処理(夜間バッチで数万件のレコードを更新など)に向いています。API callリミットの消費を抑えられるメリットもあります。

Q3Googleスプレッドシートとの連携におすすめのコネクタは?

A3無料アドオン「Salesforce Connector for Google Sheets」がおすすめです。Salesforceデータをスプレッドシートに自動同期でき、自動更新機能があり、エラー箇所がすぐわかるため効率的です。Salesforceデータをスプレッドシートで分析・レポート作成したい場合や、Salesforceにアクセスできないメンバーとのデータ共有、簡易的なダッシュボード作成に最適です。ノーコードで設定可能なため、技術的な知識がなくても利用できます。

Q4MuleSoft Anypoint Platformはどんな場合に必要ですか?

A4エンタープライズレベルの複雑な統合、複数システムの一括連携、高度なデータ変換・エラーハンドリングが必要な場合に適しています。具体的には、大企業でのERP・MA・BI・会計等の複数システムを一括で連携する場合や、複雑なデータマッピング・変換ロジックが必要な場合に有効です。ただし、別途MuleSoftライセンスが必要でコストが高いため、小規模連携や単純な連携では他の手段(REST API、専用コネクタ、AppExchangeアプリ等)を検討してください。

Q5Salesforce API連携時の制限と対策は?

A5日次API callリミット(エディションにより異なる)があります。例えば、Professional/Enterprise Editionは基本1,000 API calls/日、Unlimited Editionは基本5,000 API calls/日です。対策として、①Bulk APIを使用して1回のAPI callで大量データを処理(1000件〜100万件)、②バッチ処理でAPI call数を削減(複数レコードを1回のAPI callで処理)、③API使用状況のモニタリングとアラート設定、④必要に応じてAPI制限の追加購入を検討してください。特にBulk APIの活用はAPI call数削減に非常に効果的です。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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