Pardotの料金体系を徹底解説|プラン別の価格・機能・選び方のポイント

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2025/12/22

Pardotの料金、結局いくらかかるのか知りたい...

マーケティングオートメーションツールの導入を検討していると、真っ先に気になるのが料金です。Pardot(現Account Engagement)はSalesforceが提供するB2B向けMAツールとして知られていますが、「料金プランが複数あってわかりにくい」「追加費用がどれくらいかかるのか見えない」という声も少なくありません。

この記事では、Pardotの4つの料金プランの詳細から追加費用、他のMAツールとの比較まで、導入検討に必要な情報を整理します。予算策定の参考にしてください。

この記事のポイント:

  • Pardotは月額150,000円(Growth+)から月額1,800,000円(Premium+)までの4プランで構成
  • 全プラン年間契約が基本で、10,000件のプロスペクト(見込み客データ)が含まれる
  • Advanced+以上でPardot EinsteinのAI機能が利用可能
  • 追加プロスペクト費用、Sales Engagement、導入支援費用が総保有コストに影響
  • 料金だけでなく、機能適合性やサポート体制を含めた総合判断が必要

Pardot(Account Engagement)の料金を知る重要性

MAツールの導入は中長期的な投資です。単に月額料金を比較するだけでなく、自社のマーケティング戦略や成長計画に合ったプランを選ぶことが重要になります。

Pardotは2022年4月にMarketing Cloud Account Engagementに名称変更されましたが、料金体系の基本構造は維持されています。Salesforce製品との連携を前提としており、Sales Cloudなど他のSalesforce製品と組み合わせて利用するケースが一般的です。

料金を検討する際は、以下の観点を整理しておくことが推奨されます。

検討時に整理すべきポイント:

  • 現在・将来のプロスペクト(見込み客)数の見込み
  • 必要な機能(AI機能、分析機能など)
  • 営業チームとの連携範囲
  • 導入支援・運用支援の必要性

4つの料金プランの概要と価格

Pardot(Account Engagement)には4つの料金プランがあります。いずれも年間契約が基本です。

Growth+プラン(月額150,000円)

最もエントリーレベルのプランです。MAツールを初めて導入する企業や、小規模なマーケティングチームに適しています。

主な内容:

  • 月額150,000円(年間1,800,000円)
  • 10,000件のプロスペクト含む
  • メールマーケティング、リードスコアリング、フォーム・ランディングページ作成など基本機能

Plus+プラン(月額330,000円)

中規模企業向けのプランです。より高度な分析機能やA/Bテストが必要な場合に選択されます。

主な内容:

  • 月額330,000円(年間3,960,000円)
  • 10,000件のプロスペクト含む
  • B2B Marketing Analytics(分析機能)対応
  • 高度なリードナーチャリング機能

Advanced+プラン(月額528,000円)

Pardot EinsteinのAI機能を活用したい企業向けのプランです。リードスコアリングの自動化や送信時間最適化など、AI支援機能が含まれます。

主な内容:

  • 月額528,000円(年間6,336,000円)
  • 10,000件のプロスペクト含む
  • Pardot Einstein(AI機能)対応
  • 専用IPアドレス対応
  • カスタムオブジェクト連携

Premium+プラン(月額1,800,000円)

大規模企業・エンタープライズ向けのプランです。大量のプロスペクトを管理し、高度なカスタマイズが必要な場合に選択されます。

主な内容:

  • 月額1,800,000円(年間21,600,000円)
  • 75,000件のプロスペクト含む(他プランの7.5倍)
  • 全機能利用可能
  • 専任サポート

※料金は2025年時点の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

プラン別の機能比較

各プランで利用できる機能に違いがあります。導入検討時は、自社に必要な機能を明確にしたうえでプランを選定することが重要です。

基本機能(全プラン共通)

以下の機能はすべてのプランで利用できます。

全プラン共通の機能:

  • メールマーケティング(テンプレート、A/Bテスト、配信スケジュール)
  • リードスコアリング・グレーディング
  • フォーム・ランディングページ作成
  • キャンペーン管理
  • Salesforce CRM連携
  • レポート・ダッシュボード

Pardot Einstein(AI機能)の有無

Pardot EinsteinはAIを活用した機能群で、Advanced+以上のプランで利用可能です。

Pardot Einsteinの主な機能:

  • 行動スコアリング(AIによるリード優先度予測)
  • キャンペーンインサイト(成果予測・改善提案)
  • 送信時間最適化(開封率が高い時間帯を自動判定)

AI機能を活用してマーケティング効率を高めたい場合は、Advanced+以上のプランを検討することになります。

B2B Marketing Analyticsの対応

B2B Marketing Analyticsは高度なマーケティング分析機能で、Plus+以上のプランで利用可能です。

主な分析機能:

  • マルチチャネルアトリビューション分析
  • 収益へのマーケティング貢献度可視化
  • カスタムダッシュボード作成

追加費用・オプションと総保有コスト

月額料金だけでなく、追加費用やオプションも考慮して総保有コスト(TCO)を把握することが重要です。

追加プロスペクト費用(10,000件あたり年間約180,000円)

各プランには10,000件(Premium+は75,000件)のプロスペクト上限があります。これを超える場合は追加費用が発生します。

追加プロスペクトの料金目安:

  • 10,000プロスペクトあたり年間約180,000円(月額換算約15,000円)
  • 公式サイトでは「$100/10,000件/月」との記載あり

成長フェーズにある企業は、プロスペクト数の増加予測を立てて事前に予算を確保しておくことが推奨されます。

Sales Engagement(月額約6,000円/ユーザー)

Sales Engagement(旧Salesforce Engage)は、営業チームがマーケティングコンテンツを活用するためのアドオン機能です。

機能概要:

  • 営業担当者が直接メールテンプレートを送信
  • リードのエンゲージメント状況をリアルタイム確認
  • 営業とマーケティングの連携強化

料金目安:

  • 月額約6,000円/ユーザー
  • 営業チーム規模によって総額が変動

導入コンサルティング・運用支援費用

Pardot自体の初期費用は0円ですが、導入設定や運用支援を外部に依頼する場合は別途費用がかかります。

費用の目安(ベンダーにより異なる):

  • 導入支援(初期設定、Salesforce連携):数十万円〜数百万円
  • 運用コンサルティング:月額数十万円
  • 戦略策定支援:別途見積もり

ツール費用とは別に、これらの費用も予算に含めて検討することが推奨されます。

他のMAツールとの料金比較

Pardotの料金が高いのか安いのか、他のMAツールと比較することで相場感を把握できます。

HubSpot・Marketoとの価格帯比較

高価格帯のMAツール(月額15万円〜):

ツール 月額料金目安 特徴
Pardot(Account Engagement) 150,000円〜1,800,000円 Salesforce連携に強み、B2B特化
Adobe Marketo Engage 要見積もり(同等価格帯) 大規模企業向け、高機能
HubSpot Marketing Hub Professional 約100,000円〜 CRM無料、使いやすさに定評

PardotとMarketo Engageは同等の価格帯に位置し、いずれも大規模なB2Bマーケティングに適したツールといえます。HubSpotは比較的導入しやすい価格帯から始められる点が特徴です。

国内MAツール(SATORI・List Finder等)との比較

中価格帯のMAツール(月額5万円〜15万円):

ツール 月額料金目安 特徴
SATORI 148,000円〜 国内開発、日本語サポート充実
List Finder 39,800円〜 中小企業向け、導入しやすい

低価格帯のMAツール(月額5万円未満):

ツール 月額料金目安 特徴
BowNow 0円〜 無料プランあり
Kairos3 15,000円〜 中小企業向け

国内MAツールは日本語サポートが充実している点がメリットですが、グローバル展開やSalesforce連携を重視する場合はPardotが選択肢になります。

選定のポイント:

  • 料金の安さだけでなく、使いやすさ・機能適合性・サポート体制・既存システム連携を総合的に判断することが推奨されます
  • Salesforceを導入済み、または導入予定の場合はPardotとの連携メリットが大きい

まとめ:企業規模・目的別の推奨プラン

Pardotの料金プランは、企業規模やマーケティングの成熟度によって選び方が変わります。

企業規模・目的別の選び方目安:

企業規模・目的 推奨プラン 年間予算目安
MAツール初導入、小規模チーム Growth+ 200万円〜(導入支援含む)
中規模企業、分析強化したい Plus+ 500万円〜
AI機能を活用、効率化を追求 Advanced+ 700万円〜
大規模企業、エンタープライズ Premium+ 2,500万円〜

導入前のアクション:

  • 公式サイトで最新の料金プランを確認
  • 30日間の無料トライアルで操作性を確認
  • 見積もりを取得し、導入支援費用も含めた総額を把握
  • 他のSalesforce製品との連携範囲を検討

※この記事は2025年時点の情報です。料金プランは変更される可能性があるため、導入前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

よくある質問

Q1Pardotの最低料金はいくらですか?

A1Growth+プランで月額150,000円(年間1,800,000円)が最低料金です。10,000件のプロスペクト(見込み客データ)が含まれます。ただし、導入支援費用は別途必要になる場合が多いため、総額で予算を検討することが推奨されます。

Q2Pardotに無料トライアルはありますか?

A230日間の無料トライアルが提供されています。操作性や機能を実際に試してから導入を判断できます。見積もりは公式サイトから問い合わせ可能です。

Q3プロスペクト数が上限を超えた場合の追加費用は?

A310,000プロスペクトあたり年間約180,000円(月額換算約15,000円)の追加費用が発生します。成長フェーズにある企業は、プロスペクト増加を見込んで事前に予算を確保しておくことが推奨されます。

Q4Pardot EinsteinのAI機能はどのプランで使えますか?

A4Advanced+プラン(月額528,000円)以上で利用可能です。AIによるリードスコアリング自動化、送信時間最適化、キャンペーンインサイトなどの機能が含まれます。Growth+やPlus+では利用できません。

Q5他のMAツールと比較してPardotは高いですか?

A5Pardotは月額15万円〜と高価格帯に位置しますが、Marketo Engageと同等の価格帯です。Salesforce連携の強さがメリットで、Salesforce導入済み企業には適しています。より低価格なツールとしてはList FinderやBowNowなどがあります。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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