Pardotに無料版はある?料金体系とコストを抑える方法を解説

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2025/12/12

Pardotを無料で使いたい...予算が限られているけれど導入できる?

「Pardotを無料で試せないか?」「予算が限られているけれどMAツールを導入したい...」とお悩みのB2Bマーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。Pardotは高機能なMAツールとして知られていますが、料金が高額なため、中小企業では導入のハードルが高いという声も聞かれます。

この記事では、Pardotに無料版はあるのか、料金体系はどうなっているのか、予算を抑えるためにはどうすればよいのかを詳しく解説します。

この記事のポイント:

  • Pardotには無料プランはなく、月額150,000円からの有料プランのみ提供されている
  • 2022年4月7日にMarketing Cloud Account Engagementに名称変更された
  • Growth 150,000円/月、Plus 300,000円/月、Advanced 480,000円/月の3つのプラン(初期費用300,000円)
  • 無料トライアルは提供されていないが、デモは体験可能
  • 予算が限られている場合は、BowNow(無料プランあり)、HubSpot(5,400円/月から)、List Finder(39,800円/月から)などの代替ツールを検討する

1. Pardotに無料版はある?結論を先に知りたい方へ

(1) 結論:Pardotには無料プランはない(月額150,000円から)

**結論から申し上げますと、Pardotには無料プランはありません。**月額150,000円からの有料プランのみが提供されています(2024年時点)。

Pardotの料金体系(概要):

  • Growth: 150,000円/月(基本機能)
  • Plus: 300,000円/月(高度な機能)
  • Advanced: 480,000円/月(AI機能Pardot Einstein含む)
  • 初期費用: 300,000円

小規模企業や予算が限られているマーケティング担当者にとって、この価格は導入のハードルが高いと感じられるかもしれません。

無料でMAツールを試したい場合の代替案:

  • BowNow(バウナウ): 無料プランあり、日本製で使いやすい
  • HubSpot Marketing Hub: 無料プラン・有料プラン(5,400円/月から)あり
  • List Finder: 39,800円/月から(Light Plan)

このように、予算が限られている場合は、無料または低価格のMAツールを検討することが現実的な選択肢です。

(2) この記事で解決する疑問・学べること

この記事では、以下の疑問を解決します:

  • Pardotに無料版はあるのか
  • Pardotの料金体系はどうなっているのか
  • 無料トライアルやデモは提供されているのか
  • 予算を抑えるためにはどうすればよいのか
  • Pardotの代わりになる無料・低価格のMAツールはあるのか

B2B企業のマーケティング担当者が、予算に応じたMAツール選定の判断材料を得られる内容になっています。

2. Pardotとは?Marketing Cloud Account Engagementへの名称変更

(1) Salesforceが提供するB2Bマーケティングオートメーションツール

**Pardot(パードット)**は、Salesforceが提供するB2Bマーケティングオートメーション(MA)ツールです。見込み顧客の獲得や育成、商談の促進を支援する機能を提供しています。

MAツールとは:

  • マーケティング活動を自動化するツール
  • リード獲得、リード育成、スコアリングなどの機能を提供
  • 営業チームとマーケティングチームの連携を強化

Pardotは、特にSalesforceとシームレスに連携することが大きな特徴で、Salesforce導入済みの企業にとっては非常に有効なツールです。

(2) 2022年4月7日にMarketing Cloud Account Engagementに名称変更

Pardotは、2022年4月7日にMarketing Cloud Account Engagementに製品名が変更されました。ただし、機能は同一で、実質的には旧名称「Pardot」として広く認識されています。

名称変更の背景:

  • Salesforceのブランド戦略の一環として、Marketing Cloudファミリーに統合
  • 機能やサービス内容に変更はなく、名称のみの変更

現在では、「Pardot」と「Marketing Cloud Account Engagement」は同じツールを指しますが、この記事では分かりやすさを優先して「Pardot」と表記します。

(3) 主な機能:リード獲得、リード育成、スコアリング、Salesforce連携

Pardotの主な機能は以下の通りです:

リード獲得:

  • フォーム作成、ランディングページ、A/Bテストなどで見込み顧客を獲得

リード育成(ナーチャリング):

  • ドリッププログラム、パーソナライズドメール、動的コンテンツ配信などで見込み顧客を育成

スコアリング・グレーディング:

  • 見込み顧客の行動や属性に基づいて関心度を数値化(スコアリング)
  • 見込み顧客の属性(役職、企業規模等)に基づいて優先度を評価(グレーディング)

Salesforce連携:

  • Salesforceとシームレスに連携し、営業チームとマーケティングチームでデータを共有
  • 営業担当者がリアルタイムで見込み顧客の行動を確認

Pardot Einstein(AI機能):

  • Advanced以上のプランで利用可能
  • リードスコアリングの自動最適化、行動予測などを実施

このように、Pardotは見込み顧客の獲得から育成、商談化までを一貫してサポートするMAツールです。

3. Pardotの料金プラン:月額150,000円からのコスト構造

(1) Growth:150,000円/月(基本機能)

Growth(グロース)プランは、Pardotの基本プランです。

料金(2024年時点):

  • 月額150,000円
  • 初期費用300,000円

主な機能:

  • リード獲得(フォーム作成、ランディングページ)
  • リード育成(ドリッププログラム、メール配信)
  • スコアリング・グレーディング
  • Salesforce連携

対象企業:

  • Pardotを初めて導入する企業
  • 基本的なMA機能があれば十分な企業

(2) Plus:300,000円/月(高度な機能)

Plusプランは、より高度な機能を提供します。

料金(2024年時点):

  • 月額300,000円
  • 初期費用300,000円

主な機能:

  • Growthプランの全機能
  • 高度なレポート機能
  • より柔軟なキャンペーン管理
  • A/Bテストの拡張

対象企業:

  • マーケティング活動を本格的に展開する企業
  • 詳細なレポートが必要な企業

(3) Advanced:480,000円/月(AI機能Pardot Einstein含む)

Advancedプランは、AI機能を含む最も高度なプランです。

料金(2024年時点):

  • 月額480,000円
  • 初期費用300,000円

主な機能:

  • Plusプランの全機能
  • Pardot Einstein(AI機能): リードスコアリングの自動最適化、行動予測
  • 高度なパーソナライゼーション
  • より詳細な分析機能

対象企業:

  • AIを活用してマーケティングを進化させたい企業
  • 大規模なマーケティング活動を展開する企業

Pardotを最大限活用するのであれば、AI機能(Pardot Einstein)が使える「Advanced」以上の料金プランがおすすめです。

(4) 初期費用:300,000円

すべてのプランに共通して、初期費用300,000円が必要です。

初期費用に含まれるもの:

  • Pardotの初期設定
  • 基本的なトレーニング

ただし、初期設定が複雑なため、専門知識がない場合はSalesforce認定パートナーのサポートが必要になる可能性があります。その場合、追加の設定費用が発生することもあります。

トータルコストの試算(Growthプランの場合):

  • 初期費用: 300,000円
  • 1年目の月額費用: 150,000円 × 12ヶ月 = 1,800,000円
  • 1年目の合計: 2,100,000円

小規模企業にとっては、この料金は導入のハードルが高いと感じられるでしょう。

※料金は変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報を確認してください。

4. 無料トライアル・デモの提供状況

(1) 無料トライアル:提供されていない(情報源により異なるため要確認)

Pardotの無料トライアルは、現在は提供されていないようです(2024年時点)。ただし、情報源により「30日間の無料トライアルがある」との記載もあるため、最新情報は公式サイトまたはSalesforce認定パートナーに確認する必要があります

無料トライアルがない理由(推測):

  • Pardotは高度な機能を持つため、初期設定が複雑
  • トライアル環境の構築にコストがかかる
  • Salesforce導入済みの企業をターゲットにしているため、既存顧客向けのサービス

トライアルの有無を確認する方法:

  • Salesforce公式サイトで最新情報を確認
  • Salesforce認定パートナーに問い合わせ

(2) デモ:体験可能(導入前にデモ申し込み推奨)

無料トライアルがない代わりに、デモは体験可能です。導入前にデモを申し込むことを推奨します。

デモの内容:

  • Pardotの主要機能のデモンストレーション
  • 自社の課題に合わせたカスタマイズの提案
  • 導入事例の紹介

デモ申し込みの方法:

  • Salesforce公式サイトから申し込み
  • Salesforce認定パートナーに問い合わせ

デモを体験することで、Pardotが自社の課題解決に適しているかを判断する材料が得られます。

(3) 注意点:トライアル環境ではSalesforceと連携できない

もし無料トライアルが提供されている場合でも、トライアル環境ではSalesforceと連携できないという制約があるようです。

この制約の影響:

  • Pardotの最大の強みである「Salesforce連携」を試すことができない
  • 本番環境でのみSalesforce連携を体験可能

このため、Pardotの真価は本契約後にしか確認できないという点に注意が必要です。

5. コストを抑える方法:代替MAツールとの比較

(1) BowNow:無料プランあり(日本製、低コスト、使いやすい)

**BowNow(バウナウ)**は、日本製のMAツールで、無料プランが提供されています

BowNowの特徴:

  • 無料プラン: 基本的なMA機能を無料で利用可能
  • 日本製: 日本企業向けに設計されており、使いやすい
  • 低コスト: 有料プランも月額数万円から利用可能

主な機能:

  • リード獲得(フォーム作成、ランディングページ)
  • リード育成(メール配信、シナリオ設定)
  • スコアリング
  • Webサイト訪問者の行動追跡

対象企業:

  • 予算が限られている中小企業
  • まず無料でMAツールを試したい企業
  • 日本製のツールを重視する企業

BowNowは、Pardotに比べて機能は限定的ですが、低コストで始められることが大きなメリットです。

(2) HubSpot Marketing Hub:無料プラン・有料プラン(5,400円/月から)

HubSpot Marketing Hubは、世界的に人気のMAツールで、**無料プランと有料プラン(5,400円/月から)**が提供されています。

HubSpotの特徴:

  • 無料プラン: 基本的なMAツール機能を無料で利用可能
  • 有料プラン: 5,400円/月から段階的に機能を拡張
  • 直感的なインターフェイス: 初心者でも使いやすい

主な機能:

  • リード獲得(フォーム作成、ランディングページ、チャットボット)
  • リード育成(メール配信、ワークフロー自動化)
  • スコアリング
  • 詳細なレポート機能

対象企業:

  • 無料でMAツールを試したい企業
  • 段階的に機能を拡張したい企業
  • 世界的に実績のあるツールを重視する企業

HubSpotは、無料プランから始めて、必要に応じて有料プランに移行できるため、段階的な導入が可能です。

(3) List Finder:39,800円/月から(Light Plan)

List Finderは、日本製のMAツールで、月額39,800円から利用できます。

List Finderの特徴:

  • 低価格: 月額39,800円(Light Plan)から利用可能
  • 日本企業向け: 日本企業のニーズに合わせた機能
  • BtoBマーケティングに特化: BtoB企業向けの機能が充実

主な機能:

  • リード獲得(フォーム作成、ランディングページ)
  • リード育成(メール配信、シナリオ設定)
  • スコアリング
  • 企業データベース連携

対象企業:

  • Pardotより低価格なMAツールを探している企業
  • 日本製のツールを重視する企業
  • BtoBマーケティングに特化したツールを求める企業

List Finderは、Pardotの1/4以下の価格で利用できるため、予算が限られている企業には魅力的な選択肢です。

(4) どんな企業に適しているか:Pardot(Salesforce導入済み企業)、代替ツール(予算が限られている中小企業)

Pardotが適している企業:

  • Salesforce導入済みの企業: Salesforceとシームレスに連携できる
  • 予算が潤沢な企業: 月額150,000円以上の予算を確保できる
  • AI機能を活用したい企業: Pardot Einsteinで高度なマーケティングを実現

代替ツールが適している企業:

  • 予算が限られている中小企業: 無料または低価格でMAツールを導入したい
  • まず無料で試したい企業: BowNow、HubSpotの無料プランで試してから判断
  • Salesforceを使っていない企業: Pardot以外のMAツールでも十分に効果を得られる

このように、自社の予算や業務プロセスに合わせて最適なMAツールを選択することが重要です。

6. まとめ:予算に応じたMAツール選定のポイント

(1) Pardot:Salesforce連携を重視する企業、予算が潤沢な企業、AI機能を活用したい企業

Pardotには無料プランはなく、月額150,000円からの有料プランのみが提供されています。2022年4月7日にMarketing Cloud Account Engagementに名称変更されましたが、機能は同一です。

Pardotの料金プラン(2024年時点):

  • Growth: 150,000円/月(基本機能)
  • Plus: 300,000円/月(高度な機能)
  • Advanced: 480,000円/月(AI機能Pardot Einstein含む)
  • 初期費用: 300,000円

無料トライアル・デモ:

  • 無料トライアルは提供されていない(情報源により異なるため要確認)
  • デモは体験可能(導入前にデモ申し込み推奨)

Pardotが適している企業:

  • Salesforce導入済みの企業(Salesforceとシームレスに連携)
  • 予算が潤沢な企業(月額150,000円以上の予算を確保できる)
  • AI機能を活用したい企業(Pardot Einsteinで高度なマーケティング)

(2) 代替ツール:予算が限られている企業、まず無料で試したい企業

予算が限られている場合の代替ツール:

  • BowNow: 無料プランあり、日本製、低コスト、使いやすい
  • HubSpot Marketing Hub: 無料プラン・有料プラン(5,400円/月から)
  • List Finder: 39,800円/月から(Light Plan)

代替ツールが適している企業:

  • 予算が限られている中小企業
  • まず無料で試したい企業
  • Salesforceを使っていない企業

(3) 次のステップ:デモ申し込み・無料トライアル(代替ツール)

次のアクション:

  • Pardotを検討する場合: Salesforce公式サイトでデモを申し込む
  • 予算が限られている場合: BowNow、HubSpotの無料プランを試す
  • List Finderを検討する場合: 公式サイトで詳細を確認し、無料トライアルを申し込む
  • 自社の予算とニーズを整理し、最適なMAツールを選定する

予算に応じた最適なMAツールを選定し、マーケティング活動の効率化とリード獲得の最大化を実現しましょう。

※この記事は2024年の情報に基づいています。料金プランや機能は変更される可能性があるため、最新情報は各ツールの公式サイトをご確認ください。

よくある質問

Q1Pardotは無料で使えますか?

A1いいえ、Pardotには無料プランはありません。月額150,000円からの有料プランのみ提供されています(2024年時点)。無料でMAツールを試したい場合は、BowNow(無料プランあり)やHubSpot(無料プラン・有料プラン5,400円/月から)を検討してください。Salesforce導入済みで予算が確保できる企業にはPardotが適していますが、予算が限られている中小企業には代替ツールが現実的です。

Q2Pardotの無料トライアルはありますか?

A2現在は無料トライアルは提供されていないようです(情報源により30日間トライアルありの記載もあるため、最新情報は公式サイトまたはSalesforce認定パートナーに確認してください)。ただし、デモは体験できるため、導入前にSalesforce公式サイトからデモ申し込みをすることを推奨します。トライアル環境ではSalesforceと連携できないという制約もあるため、本番環境でのみ真価を確認できます。

Q3Pardotの料金はいくらですか?

A3Growth 150,000円/月、Plus 300,000円/月、Advanced 480,000円/月の3つのプランがあります(2024年時点)。すべてのプランに初期費用300,000円が必要です。Advanced以上にAI機能(Pardot Einstein)が含まれており、リードスコアリングの自動最適化などが可能です。1年目の合計コスト(Growthプラン)は約2,100,000円となるため、小規模企業には導入のハードルが高いと言えます。料金は変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報を確認してください。

Q4Pardotの代わりになる無料のMAツールはありますか?

A4BowNowは無料で始められるMAツールです(日本製、低コスト、使いやすい)。HubSpot Marketing Hubも無料プラン・有料プラン(5,400円/月から)を提供しており、段階的に機能を拡張できます。List Finderは39,800円/月から利用でき、Pardotの1/4以下の価格です。予算が限られている中小企業、まず無料で試したい企業、Salesforceを使っていない企業には、これらの代替ツールが適しています。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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