BigQueryとは?特徴・料金体系・活用事例をわかりやすく解説

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2025/12/18

データ量が増えて既存のデータベースでは分析が遅い...

B2B企業のデータエンジニアやマーケティング担当者の多くが、大規模データの分析基盤に課題を抱えています。「数百万行のデータ分析に数時間かかる」「既存のデータベースではスケールしない」「クラウドDWHの導入を検討しているが、どれを選べばいいか分からない」といった悩みは珍しくありません。

BigQueryは、Google Cloudが提供するサーバーレスデータウェアハウスで、数TB・PB規模のデータを数十秒で処理できる高速分析基盤です。この記事では、BigQueryの基本知識から特徴、料金体系、他のデータウェアハウスとの比較、活用事例まで解説します。

この記事のポイント:

  • BigQueryはGoogle Cloudのサーバーレスデータウェアハウスで、インフラ管理不要で大規模データを高速処理
  • 毎月1TBまで無料、オンデマンド料金($6.25/TB)と容量ベース料金(定額制)の2つの料金モデル
  • 列指向ストレージとツリーアーキテクチャにより、数TB・PB規模のデータを数十秒で処理
  • Snowflake(マルチクラウド)、Amazon Redshift(AWS統合)との比較で選定基準を理解
  • 2024年にLakehouse機能拡張、会話型分析(自然言語クエリ)などの新機能を追加

BigQueryとは?Google Cloudのデータウェアハウス

(1) データウェアハウス(DWH)の定義

データウェアハウス(DWH)とは、大量のデータを集約・保存し、分析に活用するためのシステムです。通常のデータベース(トランザクション処理用)とは異なり、データウェアハウスは大規模データの分析・レポーティングに最適化されています。

データウェアハウスの特徴:

  • 大規模データの集約: 複数のデータソース(CRM、MA、GA4等)からデータを統合
  • 分析特化: 複雑な集計・分析クエリを高速実行
  • 履歴データの保存: 過去数年分のデータを保持し、トレンド分析に活用

従来のデータウェアハウスは、オンプレミスで構築されサーバー管理が必要でしたが、クラウドDWH(BigQuery、Snowflake、Amazon Redshift等)の登場により、インフラ管理が不要になりました。

(2) BigQueryの概要とサーバーレスアーキテクチャ

BigQueryは、Google Cloudが提供するサーバーレスデータウェアハウスです。サーバーレスとは、ユーザーがサーバーのプロビジョニングや管理を行う必要がない仕組みを指します。

BigQueryの概要:

  • 提供元: Google Cloud Platform(GCP)
  • リリース: 2010年(一般公開は2011年)
  • 処理能力: 数TB・PB規模のデータを数十秒で処理
  • 料金モデル: オンデマンド料金(従量課金)と容量ベース料金(定額制)

サーバーレスのメリット:

  • インフラのプロビジョニング・管理が不要
  • 自動スケーリング(データ量に応じて処理能力が自動調整)
  • 高可用性(Googleのインフラで99.99%のSLA)

(参考: Google Cloud公式ドキュメント

(3) どのようなデータ分析に向いているか(大規模データ、リアルタイム分析等)

BigQueryは、以下のようなデータ分析に特に適しています:

向いているデータ分析:

1. 大規模データの分析:

  • 数百万行〜数十億行のデータを高速処理
  • 例: 過去3年分のWebアクセスログ分析、全顧客の購買履歴分析

2. リアルタイム分析:

  • ストリーミングデータの投入と分析が可能
  • 例: リアルタイムのWebサイト訪問者数、広告インプレッション数の集計

3. GA4データ分析:

  • Google Analytics 4のデータを自動エクスポートし、カスタムレポート作成
  • 例: コホート分析、ユーザー行動の詳細分析

4. BIダッシュボード構築:

  • Looker Studio、Tableau、Power BIと連携してダッシュボード作成
  • 例: 経営ダッシュボード、マーケティングレポート

5. 機械学習データ準備:

  • BigQuery MLで機械学習モデルを直接構築可能
  • 例: 顧客チャーン予測、レコメンデーションエンジン

(参考: AI Academy Media

BigQueryの主な特徴

(1) 高速処理:数TB・PB規模のデータを数十秒で処理

BigQueryの最大の特徴は、大規模データの高速処理能力です:

高速処理の仕組み:

  • 列指向ストレージ: 列(カラム)単位でデータを保存し、必要な列のみにアクセス
  • ツリーアーキテクチャ: 複数のノードで並列処理し、結果を集約
  • 分散処理: 数千のノードで同時に処理

処理速度の実例:

  • 1TB(約10億行)のデータを数十秒で集計
  • 10PB規模のデータセットも高速にクエリ可能

この高速処理により、従来は数時間かかっていた分析が数秒〜数十秒で完了します(参考: AI Academy Media)。

(2) 列指向ストレージ:必要な列のみアクセスで効率的

列指向ストレージとは、データを行(レコード)単位ではなく、列(カラム)単位で保存する方式です。

列指向ストレージのメリット:

  • 必要な列のみにアクセスするため、データスキャン量を削減
  • 同じデータ型の値が連続して保存されるため、圧縮率が高い
  • 集計クエリ(SUM、AVG等)が高速

具体例:

  • 100列あるテーブルから3列のみを抽出する場合、列指向ストレージでは3%のデータのみをスキャン
  • 行指向ストレージでは全データ(100%)をスキャンする必要がある

この仕組みにより、コストとパフォーマンスの両方が最適化されます。

(3) スケーラビリティ:インフラ管理不要、自動スケーリング

BigQueryはサーバーレスアーキテクチャのため、ユーザーがインフラを管理する必要がありません:

スケーラビリティの特徴:

  • 自動スケーリング: データ量やクエリの複雑さに応じて、自動的に処理能力を調整
  • キャパシティ計画不要: ピーク時の負荷を事前に予測する必要がない
  • 高可用性: Googleのグローバルインフラで99.99%のSLA

従来のDWHとの違い:

  • 従来: サーバーのプロビジョニング、スケーリング、メンテナンスが必要
  • BigQuery: すべて自動化され、データ分析に集中できる

(4) BIツール連携:Looker Studio、Tableau、Power BIとの統合

BigQueryは、主要なBIツールと連携してダッシュボードを作成できます:

連携可能なBIツール:

  • Looker Studio(旧Google Data Studio): Googleの無料BIツール、BigQueryとのネイティブ連携
  • Tableau: 高度な可視化とインタラクティブなダッシュボード
  • Power BI: Microsoftのビジネス分析ツール、Office 365との統合
  • Looker: Google Cloudのエンタープライズ向けBIプラットフォーム

BIツール連携のメリット:

  • SQLを書かずに、ドラッグ&ドロップでダッシュボード作成
  • 非技術者でもデータを可視化できる
  • リアルタイムでデータを更新し、最新の状況を把握

(参考: トップゲート

(5) SQLベース:標準SQLで利用可能

BigQueryは標準SQL(ANSI SQL 2011準拠)で利用できます:

SQLベースのメリット:

  • 学習コストが低い: 既存のSQLスキルを活用できる
  • 移行が容易: 他のデータベースからのクエリ移植が簡単
  • 豊富な関数: 集計関数、ウィンドウ関数、JSON関数、配列関数等

具体的なクエリ例:

SELECT 
  country,
  COUNT(*) AS user_count,
  AVG(revenue) AS avg_revenue
FROM `project.dataset.users`
WHERE signup_date >= '2024-01-01'
GROUP BY country
ORDER BY user_count DESC
LIMIT 10

SQLの基本知識があれば、すぐにBigQueryを活用できます。

料金体系と無料枠

(1) 無料枠:毎月1TBまで無料

BigQueryには、毎月1TBまでの無料枠があります:

無料枠の内容:

  • クエリ実行: 毎月1TBまで無料(スキャンするデータ量)
  • ストレージ: 毎月10GBまで無料
  • 初回登録: $300分の無料クレジット(90日間有効、2024年時点)

無料枠の活用:

  • 小規模なデータ分析なら、無料枠内で運用可能
  • 例: GA4データを月間100GB程度分析する場合、無料枠で対応できる

無料枠を超えた分については、オンデマンド料金または容量ベース料金が適用されます(参考: Google Cloud公式)。

(2) オンデマンド料金:クエリ実行量に応じた従量課金($6.25/TB)

オンデマンド料金は、クエリでスキャンするデータ量に応じた従量課金モデルです:

オンデマンド料金:

  • クエリ実行: $6.25/TB(スキャンするデータ量)
  • ストレージ: アクティブストレージ$0.020/GB/月、長期保存$0.010/GB/月

料金計算例:

  • 100GBのデータをスキャンするクエリ: $0.625(=$6.25 × 0.1TB)
  • 1TBのデータをスキャンするクエリ: $6.25

オンデマンド料金のメリット:

  • 使った分だけ課金されるため、初期費用が不要
  • クエリを実行しない月は、ストレージ料金のみ

デメリット:

  • 大規模クエリを頻繁に実行すると、コストが高額になる可能性
  • クエリ実行前にコスト見積もりが必要

(3) 容量ベース料金:定額制(月額$2,000〜、100スロット)

容量ベース料金は、定額制の料金モデルです:

容量ベース料金:

  • 基本プラン: 月額$2,000(100スロット)
  • スロット: クエリを実行するための処理ユニット
  • 追加スロット: 1スロットあたり月額$20

容量ベース料金のメリット:

  • 予算管理が容易(月額固定)
  • 大量のクエリを実行する場合、オンデマンドよりコストが安い

デメリット:

  • クエリを実行しない月でも固定費が発生
  • 最小契約が100スロット(月額$2,000)と高額

選定基準:

  • 月間スキャン量が300TB以上の場合、容量ベース料金が推奨される
  • 月間スキャン量が300TB未満の場合、オンデマンド料金が推奨される

(参考: クラウドエース

(4) ストレージ料金:アクティブストレージ$0.020/GB/月、長期保存$0.010/GB/月

ストレージ料金は、データの保存量に応じて課金されます:

ストレージ料金:

  • アクティブストレージ: $0.020/GB/月(過去90日以内に更新されたデータ)
  • 長期保存: $0.010/GB/月(90日以上更新されていないデータ、自動で半額に割引)

料金計算例:

  • 1TB(1,000GB)のアクティブデータ: $20/月
  • 1TBの長期保存データ: $10/月

ストレージ最適化のポイント:

  • 不要なデータは定期的に削除
  • 90日以上更新されないデータは自動的に長期保存料金に移行

(5) コスト最適化のポイント:必要な列のみ抽出、パーティション設計

BigQueryのコストを抑えるための具体的な方法:

コスト最適化のポイント:

1. 必要な列のみ抽出:

  • SELECT * を避け、必要な列のみを指定
  • 例: SELECT user_id, name ではなく SELECT * を使うと、全列をスキャンしコストが増加

2. パーティショニング:

  • 日付やタイムスタンプでテーブルをパーティション分割
  • 例: WHERE date >= '2024-01-01' とすることで、特定期間のデータのみをスキャン

3. クラスタリング:

  • よく使う列(例: country、category等)でクラスタリング設定
  • データが物理的に整理され、スキャン量が削減

4. クエリ実行前のコスト見積もり:

  • BigQueryのクエリエディタで、実行前にスキャン量とコストを確認
  • 例: 「このクエリは2.5TBをスキャンします(推定コスト: $15.63)」

5. マテリアライズドビューの活用:

  • 頻繁に実行するクエリの結果を事前計算して保存
  • クエリ実行時のスキャン量を削減

(参考: デジタルスキルコンソーシアム

他のデータウェアハウスとの比較

(1) Snowflake:マルチクラウド対応、仮想ウェアハウス管理、料金体系

Snowflakeは、マルチクラウド対応のデータウェアハウスです:

Snowflakeの特徴:

  • マルチクラウド対応: AWS、Azure、GCPのいずれでも利用可能
  • 仮想ウェアハウス管理: ユーザーが処理能力を手動でスケーリング
  • コンピュートとストレージの分離: それぞれ独立して課金

料金体系:

  • コンピュート: 仮想ウェアハウスの稼働時間に応じて課金(1クレジット = 約$2〜$4)
  • ストレージ: $23/TB/月(圧縮後)

BigQueryとの違い:

  • Snowflake: マルチクラウド、仮想ウェアハウスの手動管理
  • BigQuery: Google Cloud専用、サーバーレス(自動スケーリング)

(2) Amazon Redshift:AWS統合、コンピュートとストレージ分離

Amazon Redshiftは、AWSのデータウェアハウスです:

Redshiftの特徴:

  • AWS統合: S3、Lambda、Glue等のAWSサービスとネイティブ連携
  • コンピュートとストレージ分離: Redshift Spectrum、Redshift Serverless
  • ノードタイプ選択: ユーザーがノードサイズを選択

料金体系:

  • オンデマンド: ノードタイプに応じて時間課金(例: dc2.large $0.25/時間)
  • Serverless: 処理量に応じた従量課金(1RPU時間 = $0.375)

BigQueryとの違い:

  • Redshift: AWS専用、ノード管理が必要(Serverlessは自動)
  • BigQuery: Google Cloud専用、完全サーバーレス

(3) Azure Synapse Analytics:Microsoft エコシステム統合

Azure Synapse Analyticsは、Microsoftのデータウェアハウスです:

Synapse Analyticsの特徴:

  • Microsoft エコシステム統合: Power BI、Azure Machine Learning等と連携
  • 統合分析: データウェアハウス、データレイク、データ統合を統合
  • サーバーレスとプロビジョニングの選択: 用途に応じて選択可能

料金体系:

  • サーバーレスSQL: 処理量に応じた従量課金($5/TB)
  • 専用SQLプール: DWU(Data Warehouse Unit)単位で時間課金

BigQueryとの違い:

  • Synapse: Azure専用、Microsoft製品との親和性が高い
  • BigQuery: Google Cloud専用、GA4との連携が強み

(4) 選定基準:クラウドベンダー、料金体系、既存システム連携

データウェアハウスを選定する際の基準:

選定基準:

1. クラウドベンダー:

  • 既存システムがGoogle Cloudなら BigQuery
  • 既存システムがAWSなら Amazon Redshift
  • 既存システムがAzureなら Azure Synapse Analytics
  • マルチクラウド対応が必要なら Snowflake

2. 料金体系:

  • 従量課金を希望するなら BigQuery(オンデマンド)または Redshift Serverless
  • 定額制を希望するなら BigQuery(容量ベース)または Snowflake

3. 既存システム連携:

  • GA4データ分析なら BigQuery(ネイティブ連携)
  • Power BI利用なら Azure Synapse Analytics
  • AWSのデータレイク(S3)活用なら Amazon Redshift

4. 管理の簡素化:

  • 完全サーバーレスを希望するなら BigQuery
  • 仮想ウェアハウスの手動管理が許容できるなら Snowflake

活用事例と導入時の注意点

(1) 活用事例:GA4データ分析、BIダッシュボード構築、リアルタイム分析基盤

具体的な活用事例を紹介します:

活用事例1: GA4データ分析

  • 課題: GA4の標準レポートでは詳細な分析ができない
  • 施策: GA4データをBigQueryに自動エクスポートし、SQLでカスタム分析
  • 成果: コホート分析、ユーザー行動の詳細分析、カスタムレポート作成

活用事例2: BIダッシュボード構築

  • 課題: 複数のデータソース(CRM、MA、広告等)を統合してレポーティング
  • 施策: BigQueryにデータを集約し、Looker Studioでダッシュボード作成
  • 成果: 経営ダッシュボード、マーケティングレポートをリアルタイム更新

活用事例3: リアルタイム分析基盤

  • 課題: Webサイトの訪問者数やコンバージョン数をリアルタイムで把握したい
  • 施策: ストリーミングデータをBigQueryに投入し、リアルタイムで集計
  • 成果: 異常検知、キャンペーン効果の即時把握

(参考: LISKUL

(2) 導入手順:プロジェクト作成→データセット作成→データ投入→クエリ実行

BigQueryの導入手順は以下の通りです:

導入手順:

ステップ1: Google Cloudアカウント作成

  • Google Cloudコンソールにアクセス
  • 初回登録で$300分の無料クレジット取得(90日間有効)

ステップ2: プロジェクト作成

  • Google Cloudコンソールで新規プロジェクトを作成
  • プロジェクトIDを設定(例: my-data-project)

ステップ3: データセット作成

  • BigQueryコンソールでデータセットを作成
  • データセット名を設定(例: analytics_data)
  • リージョンを選択(日本なら asia-northeast1)

ステップ4: データ投入

  • CSVファイルのアップロード、またはGA4からの自動エクスポート設定
  • Cloud Storage経由での大容量データ投入も可能

ステップ5: クエリ実行

  • BigQueryのクエリエディタでSQLを記述
  • 実行前にスキャン量とコストを確認
  • クエリを実行し、結果を確認

(参考: デジタルスキルコンソーシアム

(3) 注意点:大規模クエリの事前コスト見積もり、SQLスキルの必要性、データ保存期間管理

BigQuery導入時の注意点:

注意点:

1. 大規模クエリの事前コスト見積もり:

  • クエリ実行前に、スキャン量とコストを必ず確認
  • 想定外の費用発生を防ぐため、テストクエリで検証

2. SQLスキルの必要性:

  • BigQueryを活用するには、SQLの基本知識が必要
  • 初心者は、公式ドキュメントやチュートリアルで学習

3. データ保存期間管理:

  • 不要なデータは定期的に削除し、ストレージコストを削減
  • データ保持ポリシーを設定し、自動削除を活用

4. パーミッション管理:

  • データセット・テーブルへのアクセス権限を適切に設定
  • 機密データへの不正アクセスを防止

(4) 2024年の新機能:Lakehouse機能拡張、会話型分析(自然言語クエリ)

2024年のBigQueryの主な新機能:

2024年の新機能:

1. Lakehouse機能拡張:

  • Apache IcebergやDelta形式のサポート追加
  • データレイクとデータウェアハウスの統合が進む
  • Materialized Views、JSON関数の改善

2. 会話型分析(自然言語クエリ):

  • 自然言語でデータを分析できる機能(早期アクセス)
  • 例: 「2024年の月別売上を教えて」とテキストで質問するとSQLを自動生成

3. クエリパフォーマンスの最適化:

  • クエリ実行速度の向上
  • コスト最適化のための推奨機能

4. AI・機械学習機能の強化:

  • BigQuery MLで新しいモデルタイプの追加
  • VertexAIとの連携強化

(参考: Google Cloud公式リリースノート

まとめ:BigQueryを始めるための3ステップ

BigQueryを始めるための具体的なステップは以下の通りです。

(1) ステップ1:Google Cloudアカウント作成($300無料クレジット)

まず、Google Cloudアカウントを作成します:

アカウント作成:

  • Google Cloudコンソール(https://console.cloud.google.com)にアクセス
  • 初回登録で$300分の無料クレジット取得(90日間有効)
  • クレジットカード情報の登録が必要(無料期間終了後も、自動課金はされない)

(2) ステップ2:公開データセットでクエリ体験

次に、BigQueryの公開データセットでクエリを体験します:

公開データセットの活用:

  • BigQueryには、一般公開されているデータセット(例: Wikipediaアクセスログ、NYC Taxi、COVID-19データ等)が多数用意
  • 自社データを投入する前に、公開データセットでSQLクエリを練習
  • コストを気にせず、クエリの書き方を学習できる

クエリ例(Wikipedia pageviews):

SELECT 
  title,
  SUM(views) AS total_views
FROM `bigquery-public-data.wikipedia.pageviews_2024`
WHERE datehour >= '2024-01-01'
GROUP BY title
ORDER BY total_views DESC
LIMIT 10

(3) ステップ3:自社データの投入とBIツール連携

最後に、自社データを投入し、BIツールと連携します:

データ投入:

  • CSVファイルのアップロード(小規模データ)
  • Cloud Storage経由での投入(大容量データ)
  • GA4からの自動エクスポート設定

BIツール連携:

  • Looker Studioと連携してダッシュボード作成
  • Tableau、Power BI等の既存BIツールと連携

次のアクション:

  • BigQueryの公式ドキュメントとチュートリアルで学習
  • 小規模なデータセットで試用し、効果を確認
  • コスト最適化のポイントを理解してから本格運用

BigQueryを活用することで、大規模データの高速分析とデータドリブンな意思決定を実現しましょう。

※この記事は2024年時点の情報です。料金体系や機能は変更される可能性があるため、最新情報はGoogle Cloud公式サイトをご確認ください。

よくある質問

Q1BigQueryの料金体系はどうなっていますか?

A1毎月1TBまで無料です。オンデマンド料金($6.25/TB、クエリ実行量に応じた従量課金)と容量ベース料金(月額$2,000〜、定額制)の2つのモデルがあります。ストレージは$0.020/GB/月です。

Q2初心者でも使いこなせますか?

A2SQLの基本知識があれば利用可能です。公式ドキュメントやチュートリアルが充実しており、公開データセットで練習できます。初回登録で$300分の無料クレジットも提供されます。

Q3他のデータウェアハウスとの違いは何ですか?

A3BigQueryはサーバーレス(インフラ管理不要)、高速処理(列指向ストレージ)、Google Cloud連携が強みです。Snowflakeはマルチクラウド、Amazon RedshiftはAWS統合が特徴です。

Q4Google Analytics 4(GA4)との連携方法は?

A4GA4の管理画面からBigQueryリンクを設定するだけで自動エクスポート可能です。毎日のデータをBigQueryで集計・分析し、カスタムレポートを作成できます。

Q5BigQueryのコストを抑える方法は?

A5必要な列のみ抽出(SELECT *を避ける)、パーティショニング・クラスタリングの活用、クエリ実行前のコスト見積もり、長期保存データの自動割引活用が推奨されます。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

「B2Bデジタルプロダクト実践ガイド」は、デシセンス株式会社が運営する情報メディアです。B2Bデジタルプロダクト企業のマーケティング・営業・カスタマーサクセス・開発・経営に関する実践的な情報を、SaaS、AIプロダクト、ITサービス企業の実務担当者に向けて分かりやすく解説しています。