ASTERIAとSalesforceの連携方法|データ統合で業務効率化

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2025/12/15

SalesforceとERPや他システムのデータ連携に課題を抱えている

B2B企業の情報システム部門では、Salesforceと基幹システム(ERP、会計、在庫管理等)のデータ連携が課題になることがあります。「手作業でCSVをやり取りしている」「開発コストが高い」「リアルタイム同期ができない」といった悩みを持つ担当者も多いでしょう。

この記事では、ASTERIA WarpのSalesforceアダプターを使ったデータ連携の方法・活用シナリオ・導入時の注意点を、実務担当者向けに解説します。

この記事のポイント:

  • ASTERIA WarpはノーコードでSalesforceと他システムのデータ連携を実現できる国内シェアNo.1ツール
  • SalesforceアダプターはSOAP API、Bulk API、REST APIの3つの接続方式に対応
  • REST API接続により最大18倍の高速処理が可能(10万件のクエリ処理時)
  • 100種類以上のアダプターで多様なシステム・サービスとの連携が可能
  • Salesforceガバナ制限への対応やバージョンアップへの注意が必要

1. ASTERIAとSalesforceのデータ連携とは?

Salesforceと他システムのデータ連携は、B2B企業の業務効率化に不可欠です。ASTERIA Warpは、ノーコードでデータ連携を実現するEAI/ETLツールです。

(1) データ連携の必要性

Salesforceは営業・マーケティング活動を支援するCRMですが、基幹システム(ERP、会計システム)や他の業務システムとデータ連携することで、さらに効果を発揮します。

データ連携の主な目的:

  • 営業担当者がSalesforceで顧客情報・商談情報を参照し、基幹システムの在庫・出荷状況をリアルタイムで確認
  • マーケティング部門がSalesforceのリード情報を基幹システムに連携し、受注・売上データを分析
  • バックオフィス部門が手作業でCSVをやり取りする工数を削減

(出典: セラクCCC「Salesforceの外部連携|4つの連携方法とツールを紹介」)

(2) Salesforce外部連携の4つの手法(Data Loader、API連携、EAI/ETL、iPaaS)

Salesforceのデータ連携には、主に4つの手法があります:

1. Data Loader(Salesforce公式ツール):

  • CSVファイルを手動でインポート・エクスポート
  • 無料だが手作業が必要で、自動化には不向き

2. API連携(カスタム開発):

  • Salesforce REST/SOAP APIを使った独自開発
  • 柔軟だが開発コスト・保守コストが高い

3. EAI/ETLツール(ASTERIA Warpなど):

  • ノーコードでデータ連携を実現
  • 開発コストを抑え、短期間で導入可能

4. iPaaS(クラウド型統合プラットフォーム):

  • クラウドサービス同士の連携に強み
  • オンプレミスシステムとの連携は要確認

(出典: セラクCCC「Salesforceの外部連携|4つの連携方法とツールを紹介」)

(3) ASTERIA Warpを選ぶメリット

ASTERIA Warpは、国内で広く導入されているデータ連携ツールで、10,000社以上の導入実績があります。ノーコード開発環境により、プログラミング知識がなくてもGUIでアイコンを配置・設定するだけで連携を構築できます。

(出典: アステリア株式会社「データ連携ミドルウェア『ASTERIA Warp』の特長」)

2. ASTERIA Warpの特徴とSalesforceアダプター

ASTERIA WarpのSalesforceアダプターは、Salesforceとのデータ連携を効率化する機能を提供します。

(1) ノーコード開発環境(グラフィカル・プログラミング)

ASTERIA Warpは、アイコンをドラッグ&ドロップして連携フローを作成する「グラフィカル・プログラミング」環境を提供します。プログラミングコードを書く必要がなく、情報システム部門の担当者が短期間で連携を構築できます。

(出典: アステリア株式会社「Salesforceとのデータ連携ならASTERIA Warp【Salesforceアダプター】」)

(2) Salesforceアダプターの機能(SOAP API、Bulk API、REST API対応)

Salesforceアダプターは、3つの接続方式に対応しています:

SOAP API:

  • リアルタイム処理に適している
  • 1回のAPI呼び出しで最大200件のレコードを処理

Bulk API:

  • 大量データの一括処理に適している
  • 非同期処理で数万〜数百万件のデータを処理可能
  • Salesforceのガバナ制限(API呼び出し回数)を削減

REST API:

  • SOAP APIと比較して最大18倍の高速処理が可能(10万件のクエリ処理時)
  • 軽量で効率的な処理が可能

(出典: アステリア株式会社「[Salesforce.com]のデータ連携事例|ASTERIA Warp」)

(3) 100種類以上の接続先と豊富な実績(10,000社導入)

ASTERIA Warpは、Salesforce以外にも100種類以上のシステム・サービスと連携できるアダプターを提供しています。Oracle、SAP、kintone、AWS、Google Cloud等の主要システムとの連携実績があります。

(出典: アステリア株式会社「データ連携ミドルウェア『ASTERIA Warp』の特長」)

3. 連携方法と設定手順

ASTERIA WarpでSalesforceと連携する具体的な手順を解説します。

(1) Salesforceアダプターの設定

Salesforceアダプターを使用するには、以下の設定が必要です:

1. Salesforceアカウント情報の設定:

  • ユーザー名、パスワード、セキュリティトークンを設定
  • Salesforce Sandbox環境にも対応

2. 接続方式の選択:

  • SOAP API、Bulk API、REST APIから選択
  • データ量・処理要件に応じて適切な方式を選定

3. 連携対象オブジェクトの指定:

  • 取引先、リード、商談、カスタムオブジェクト等を指定

(出典: アステリア株式会社「Salesforceとのデータ連携ならASTERIA Warp【Salesforceアダプター】」)

(2) CRUD操作(参照、登録、更新、削除)の実装

Salesforceアダプターは、以下のCRUD操作に対応しています:

参照(Read):

  • SOQLクエリでSalesforceのレコードを検索・取得
  • 条件指定やソートが可能

登録(Create):

  • 他システムのデータをSalesforceに新規登録

更新(Update):

  • 既存のSalesforceレコードを更新

削除(Delete):

  • 不要なレコードを削除

これらの操作は、GUIでアイコンを配置し、項目マッピングを設定するだけで実装できます。

(出典: Salesforce AppExchange「ASTERIA Warp Salesforce アダプター」)

(3) REST API接続による高速化(最大18倍)

REST API接続を使用することで、処理速度を大幅に向上させることができます。導入事例では、10万件のクエリ処理において、SOAP APIと比較してREST APIが最大18倍の高速化を実現したケースが報告されています。

※処理速度は環境・データ量・設定により異なります。

(出典: アステリア株式会社「[Salesforce.com]のデータ連携事例|ASTERIA Warp」)

4. 活用シナリオと導入事例

ASTERIA WarpとSalesforceの連携は、さまざまな業務シナリオで活用されています。

(1) 基幹システムとの双方向データ同期

シナリオ例:

  • 夜間バッチで基幹システム(ERP)の顧客マスタ・商品マスタをSalesforceに同期
  • Salesforceで登録された商談情報を基幹システムに連携し、受注処理を自動化

メリット:

  • 営業担当者が最新の在庫情報・出荷状況をSalesforceで確認できる
  • バックオフィス部門の手作業が削減される

(出典: セラクCCC「Salesforceの外部連携|4つの連携方法とツールを紹介」)

(2) 大量データの一括処理(Bulk API活用)

シナリオ例:

  • 月次で数十万件の売上データをSalesforceに一括登録
  • 年次で全顧客データをエクスポートし、データウェアハウスに連携

メリット:

  • Bulk APIにより、Salesforceのガバナ制限(API呼び出し回数)を削減
  • 大量データを効率的に処理

(出典: パナソニック インフォメーションシステムズ「Salesforceデータ連携の選び方:3つの主要アプローチと失敗回避術」)

(3) 実際の導入事例と効果

導入企業の事例では、以下のような効果が報告されています:

  • 手作業でのCSVやり取りが不要になり、月間工数が20時間削減
  • リアルタイム同期により、営業担当者の意思決定が迅速化
  • API開発と比較して、初期導入コストが50%削減

※効果は企業規模・業種・運用体制により異なります。

(出典: アステリア株式会社「[Salesforce.com]のデータ連携事例|ASTERIA Warp」)

5. 他のデータ連携ツールとの比較・導入時の注意点

ASTERIA Warpを導入する際は、他のツールとの比較や注意点を理解することが重要です。

(1) 他のEAI/ETLツール(DataSpider、Informatica等)との比較

データ連携ツールには、ASTERIA Warp以外にもDataSpider、Informatica、Talend等があります。選定時は以下のポイントを比較することが推奨されます:

ASTERIA Warp:

  • 国内シェアNo.1、10,000社以上の導入実績
  • 日本企業による開発・サポートで日本語対応が充実
  • 100種類以上のアダプターで多様なシステムと連携可能

DataSpider:

  • 国内開発で日本語対応が充実
  • クラウド版・オンプレミス版の両方を提供

Informatica:

  • グローバル大手、エンタープライズ向けに強み
  • 高機能だが価格が高め

選定時は、自社の予算・システム環境・サポート要件を明確にし、複数のツールを比較することが重要です。

(出典: 価格.com「ASTERIA Warp(アステリアワープ)とは?機能や料金を詳しく紹介」)

(2) Salesforceガバナ制限への対応

Salesforceはマルチテナント環境のため、API呼び出し回数やデータストレージに制限(ガバナ制限)があります。

主なガバナ制限:

  • API呼び出し回数:24時間あたり15,000回〜1,000,000回(エディションにより異なる)
  • Bulk API:24時間あたり最大15,000件のバッチ

対応策:

  • REST API接続で処理を高速化し、API呼び出し回数を削減
  • 大量データ処理時はBulk APIを使用
  • 連携スケジュールを調整し、ピーク時のAPI呼び出しを分散

最新のガバナ制限は、Salesforce公式ドキュメントで確認してください。

(出典: セラクCCC「Salesforceの外部連携|4つの連携方法とツールを紹介」)

(3) アダプターのバージョンアップ対応

Salesforceアダプターは定期的にバージョンアップされ、新機能が追加されます。2024年8月1日にバージョン4.2.0、2025年1月15日にバージョン5.0.0がリリースされました。

バージョンアップに伴い、機能や仕様が変更される可能性があるため、導入前に最新版の仕様を確認することが推奨されます。

(出典: パナソニック インフォメーションシステムズ「Salesforceアダプター最新版ダウンロード」)

6. まとめ:ASTERIA連携が適している企業

ASTERIA WarpのSalesforceアダプターは、ノーコードでSalesforceと他システムのデータ連携を実現し、業務効率化を支援します。SOAP API、Bulk API、REST APIの3つの接続方式に対応し、リアルタイム処理から大量データの一括処理まで幅広く対応できます。

ASTERIA連携が適している企業:

  • Salesforceと基幹システム(ERP、会計システム等)のデータ連携を効率化したい企業
  • プログラミング知識が限られており、ノーコードで連携を構築したい企業
  • 国内シェアNo.1の実績と日本語サポートを重視する企業
  • API開発と比較して初期導入コストを抑えたい企業

次のアクション:

  • 自社のデータ連携要件(連携対象システム、データ量、リアルタイム性)を整理する
  • ASTERIA Warp公式サイトで最新の機能・料金を確認する
  • 販売代理店やパートナー企業に相談し、デモ環境で実際の操作性を試す
  • Salesforceガバナ制限を確認し、連携方式(SOAP/Bulk/REST API)を選定する

自社に合ったデータ連携ツールで、Salesforceと基幹システムの統合を実現しましょう。

よくある質問

Q1ASTERIA WarpとSalesforceの連携にプログラミング知識は必要?

A1不要です。GUIでアイコンを配置・設定するだけで開発できるノーコード環境を提供しています。プログラミングコードを書く必要がなく、情報システム部門の担当者が短期間で連携を構築できます。

Q2どのようなデータ操作が可能?

A2参照、登録、更新、削除などのCRUD操作に対応しています。Bulk APIを使った大量データの一括処理も可能で、数万〜数百万件のデータを効率的に処理できます。

Q3Salesforceのガバナ制限への対応は?

A3REST API接続で処理を高速化(最大18倍)し、API呼び出し回数を削減できます。大量データ処理時はBulk APIの使用が推奨されます。連携スケジュールを調整してピーク時のAPI呼び出しを分散することも有効です。

Q4他のデータ連携ツールとの違いは?

A4ASTERIA Warpは国内シェアNo.1で10,000社以上の導入実績があります。日本企業による開発・サポートで日本語対応が充実しており、100種類以上のアダプターで多様なシステムと連携可能です。

B

B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

「B2Bデジタルプロダクト実践ガイド」は、デシセンス株式会社が運営する情報メディアです。B2Bデジタルプロダクト企業のマーケティング・営業・カスタマーサクセス・開発・経営に関する実践的な情報を、SaaS、AIプロダクト、ITサービス企業の実務担当者に向けて分かりやすく解説しています。