HubSpot LPを「作るだけ」で終わらせない設計の重要性
HubSpot LPは作成機能だけでなく、フォーム連携・MA連携・効果測定機能を活用した一気通貫の設計をすることで、リード獲得から商談化までの成果につなげることができます。
ランディングページ(LP) とは、Web広告やメールマーケティングなどから流入したユーザーを特定のアクション(資料請求、問い合わせ、購入など)に誘導するために設計された単一ページのことです。
この記事で分かること
- HubSpot LP機能の概要と特徴
- LP作成の具体的な手順
- よくある失敗パターンと対策チェックリスト
- MA連携・リードナーチャリングへの接続設計
HubSpotは世界120か国以上、12万社以上の企業で導入されているマーケティングプラットフォームです(2024年時点推定)。LP作成機能を使えばノーコードでLPを作成できますが、LPを作っただけでは成果にはつながりません。
本記事では、HubSpot LPの作成方法から、MA連携を活用したリードナーチャリングまで、一気通貫で成果を出すための設計方法を解説します。
HubSpot LP機能の概要と特徴
HubSpotのLP作成機能は、専門知識がなくてもドラッグ&ドロップ操作でLPを作成できるノーコードツールです。
Content Hubとは、HubSpotのコンテンツマーケティング機能群の総称で、LP作成・ブログ・ウェブサイト管理などを統合的に管理できます。
Breezeとは、HubSpotのAIアシスタント機能で、LP作成を含む様々なマーケティング業務を自動化・効率化します。HubSpotの自社実績によると、Breezeを使えばLP目的を選択し情報を入力するだけで、5分程度でLP生成が可能とされています。
HubSpot LP機能の主な特徴は以下の通りです。
- ドラッグ&ドロップで直感的にレイアウトを編集
- 豊富なテンプレートから目的に合ったデザインを選択
- フォーム機能との連携でリード情報を自動取得
- A/Bテスト機能で継続的な改善が可能
- CRM・MAとシームレスに連携
テンプレート活用とカスタマイズのポイント
HubSpotには様々なLPテンプレートが用意されていますが、海外製テンプレートをそのまま日本語化するとデザインが崩れる場合があります。日本語は英語よりも文字幅が異なるため、テキスト量やレイアウトの調整が必要になることがあります。
テンプレートを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 目的(資料請求、問い合わせ、セミナー申込など)に合ったレイアウトを選ぶ
- ターゲット顧客の特性を考慮してデザインをカスタマイズ
- モバイル表示での見やすさを確認
- フォーム位置とCTAの視認性を重視
HubSpot LPの作成手順
CTA(コールトゥアクション) とは、ユーザーに特定のアクションを促すボタンやリンクのことで、「資料をダウンロード」「お問い合わせ」などの文言が使われます。
BtoB向けLPの推奨構成は以下の通りです。
- ファーストビュー: キャッチコピー、ベネフィット、CTAボタン
- 課題提起: ターゲットが抱える課題の明示
- 解決策: 製品・サービスによる解決方法
- 社会的証明: 導入事例、実績数値、お客様の声
- FAQ: よくある質問と回答
- クロージング: 最終CTA、フォーム
HubSpotでLPを作成する具体的な手順は以下の通りです。
- HubSpotダッシュボードから「マーケティング」→「ランディングページ」を選択
- 「作成」ボタンをクリックし、テンプレートまたは空白ページを選択
- ページタイトルとURLを設定
- ドラッグ&ドロップでセクションを追加・編集
- テキスト、画像、CTAボタンを配置
- フォームモジュールを追加し、フォームと連携
- SEO設定(タイトル、メタディスクリプション)を入力
- プレビューで表示確認後、公開
フォーム設計と連携設定
フォーム設計はLPのコンバージョン率に大きく影響します。入力項目が多すぎると離脱率が上がるため、必須項目は必要最小限に絞ることが重要です。
BtoB向けLPフォームの基本項目例は以下の通りです。
- 会社名(必須)
- 氏名(必須)
- メールアドレス(必須)
- 電話番号(任意)
- お問い合わせ内容(任意)
フォーム送信後のサンキューページ設定も忘れずに行いましょう。サンキューページでは、次のアクション(資料のダウンロードリンク、関連コンテンツへの誘導など)を提示することで、エンゲージメントを維持できます。
HubSpot LP作成のよくある失敗パターンと対策
LPO(ランディングページ最適化) とは、LPのデザイン・コピー・CTAなどを改善し、コンバージョン率を向上させる取り組みです。
HubSpot LPを作成する際に陥りやすい失敗パターンがあります。最も多いのは、LP作成後のMA連携を後回しにしてしまうケースです。LPを公開しても、リード獲得後のフォローアップ設計ができていなければ、リードは放置され商談化につながりません。
以下のチェックリストで、よくある失敗パターンに該当していないか確認してください。
【チェックリスト】HubSpot LP作成の失敗パターンチェックリスト
- LP作成後のMA連携設計を後回しにしていないか
- フォーム送信後のナーチャリングシーケンスが設定されているか
- フォーム項目が多すぎて離脱を招いていないか
- CTAボタンの文言が具体的なアクションを示しているか
- ファーストビューでベネフィットが明確に伝わるか
- モバイル表示でレイアウトが崩れていないか
- ページ読み込み速度が遅くないか
- A/Bテストの計画が立てられているか
- コンバージョン目標(CVR)が設定されているか
- リード獲得後のフォローアップ担当が決まっているか
該当項目がある場合は、LP公開前に対策を行うことを推奨します。
HubSpot LPからMA連携・リードナーチャリングへの接続設計
HubSpot LPの真価は、LP作成後のMA連携にあります。LP→フォーム送信→リード登録→ナーチャリング→MQL→商談化という一連の流れを設計することで、リード獲得から商談化までを一気通貫で管理できます。
以下のフローで、HubSpot LP→MA連携の設計の流れを確認してください。
【フロー図】HubSpot LP→MA連携の設計フロー
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設計時のポイントは以下の通りです。
- リード登録: フォーム送信と同時にCRMにコンタクト情報を自動登録
- ナーチャリングシーケンス: 登録直後から自動でメール配信を開始
- スコアリング: メール開封、リンククリック、ページ訪問などの行動でスコアを加算
- MQL判定: 一定スコアに到達したら営業担当に自動通知
- 商談化: 営業がフォローアップを行い、商談を創出
効果測定と継続的な改善の進め方
LP公開後は、HubSpotのアナリティクス機能を使って効果測定を行います。
測定すべき主要指標は以下の通りです。
- 訪問者数: LPへのアクセス数
- フォーム送信数: コンバージョン数
- CVR(コンバージョン率): 訪問者数に対するフォーム送信の割合
- 直帰率: LPから離脱したユーザーの割合
- 平均滞在時間: ユーザーがLPに滞在した時間
A/Bテスト機能を活用すれば、異なるバージョンのLPを比較して、どちらがより高いCVRを実現できるかを検証できます。テストする要素の例としては、キャッチコピー、CTAボタンの色や文言、フォーム項目数などがあります。
まとめ:HubSpot LPは作成から運用まで一気通貫で設計する
HubSpot LPは作成機能だけでなく、フォーム連携・MA連携・効果測定機能を活用した一気通貫の設計をすることで、リード獲得から商談化までの成果につなげることができます。
LPを作成しただけで満足し、MA連携を後回しにしてしまうと、獲得したリードが放置され、商談化につながりません。LP公開前に、リード獲得後のナーチャリング設計まで完了させておくことが重要です。
本記事のポイント
- HubSpot LPはノーコードで作成でき、Breezeを使えば5分程度で生成可能(HubSpot自社実績)
- LP作成後のMA連携を後回しにせず、リード獲得→ナーチャリング→商談化まで一気通貫で設計する
- A/Bテストと効果測定で継続的にCVRを改善する
次のアクションとして、本記事のチェックリストで自社のLP設計状況を確認してください。HubSpotの無料プランでも基本的なLP作成機能は利用可能ですので、まずは試してみることを推奨します。
