SEO内部対策とは?自社サイトの検索順位を改善する施策を徹底解説
「SEO対策を始めたいけど、何から手をつければいいか分からない」「外部対策より内部対策を先にすべきと聞いたけど、具体的に何をすればいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
SEO内部対策は、自社サイト内で完結する施策で、良質なコンテンツを正しく検索エンジンに評価してもらうための土台となります。内部対策が不十分だと、どれだけ良いコンテンツを作っても検索結果で上位表示されにくくなると言われています。
この記事では、SEO内部対策の基本から具体的な施策一覧、優先順位の付け方まで、実務担当者向けに解説します。
この記事のポイント:
- SEO内部対策は「クロール最適化」「インデックス最適化」「UX最適化」の3つの柱で構成される
- 内部対策は減点方式で評価されるため、不備があると良質なコンテンツでも評価されにくい
- タイトルタグ(30〜32文字)とメタディスクリプション(120文字程度)の最適化が最優先
- 効果が現れるまでには3〜6ヶ月の継続運用が目安
- 施策の優先順位をつけて段階的に取り組むことが重要
SEO内部対策とは?外部対策との違いを理解する
(1) 内部SEO対策の定義と重要性
SEO内部対策とは、Webサイト内部で行うSEO施策の総称です。具体的には、HTMLタグの最適化、サイト構造の改善、コンテンツの整理、技術的な改善などが含まれます。
内部対策は、大きく分けて「テクニカルSEO」と「コンテンツSEO」の2つで構成されます。
テクニカルSEO:
- HTMLタグの最適化(タイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグ等)
- サイト構造の改善(内部リンク、パンくずリスト、URL設計)
- 技術的な改善(ページ速度、モバイル対応、構造化データ)
コンテンツSEO:
- キーワードに基づいたコンテンツ作成
- 重複コンテンツの排除
- コンテンツの品質向上
内部対策が重要な理由は、検索エンジンのクローラーに自社サイトの内容を正しく伝え、適切に評価してもらうための土台となるためです。
(2) 外部SEO対策との違い(減点方式 vs 加点方式)
内部対策と外部対策の大きな違いは、評価の仕組みにあります。
内部対策(減点方式):
- 基準を満たしていないと減点される
- 不備があると良質なコンテンツでも評価されにくい
- 自社でコントロール可能
外部対策(加点方式):
- 被リンクやサイテーションで加点される
- 良質な外部リンクが評価を高める
- 他サイトに依存するため自社だけではコントロールしにくい
この違いから、SEO対策を始める際は、まず内部対策で土台を固めることが推奨されています。内部対策が不十分な状態で外部対策に注力しても、期待した効果が得られにくいとされています。
SEO内部対策の3つの柱:クロール・インデックス・UX
(1) クロール最適化(XMLサイトマップ・robots.txt)
クロール最適化は、検索エンジンのクローラーがWebサイトを効率的に巡回できるようにする施策です。
主な施策:
XMLサイトマップの作成・送信: XMLサイトマップは、サイト内のURL一覧をXML形式で記述したファイルです。Google Search Consoleに登録することで、クローラーにサイト構造を伝えられます。
robots.txtの設定: robots.txtは、クローラーの巡回を制御するためのファイルです。クロールさせたくないページ(管理画面、重複コンテンツ等)を指定することで、クロールリソースを重要なページに集中させられます。
サイト構造のシンプル化: URLの階層を深くしすぎず、3クリック以内で全ページにアクセスできる構造が理想とされています。
(2) インデックス最適化(タイトルタグ・メタディスクリプション)
インデックス最適化は、検索エンジンにページ内容を正しく理解・評価してもらうための施策です。
タイトルタグ(meta title): 検索結果に表示されるページタイトルで、SEO上最も重要なタグの一つです。
- 文字数:30〜32文字が目安(長すぎると省略される)
- キーワード:主要キーワードを前方に配置
- ユニーク性:各ページで異なるタイトルを設定(重複禁止)
メタディスクリプション(meta description): 検索結果に表示されるページの要約文です。SEOの直接的な順位要因ではないとされていますが、クリック率(CTR)向上に寄与します。
- 文字数:120文字程度が目安
- 内容:ページの要約とユーザーのメリットを記載
- ユニーク性:各ページで異なる説明を設定
(3) UX最適化(ページ速度・モバイル対応)
UX(ユーザーエクスペリエンス)最適化は、サイトの使いやすさを向上させる施策です。Googleはユーザー体験を重視しており、Core Web Vitalsという指標でUXを評価しています。
ページ表示速度: ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーが離脱する原因になります。画像の圧縮、キャッシュの活用、不要なスクリプトの削除などで改善できます。
モバイル対応: Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、スマートフォン向けページの評価が優先されます。レスポンシブデザインの採用が推奨されています。
Core Web Vitals:
- LCP(Largest Contentful Paint):最大コンテンツの表示速度
- FID(First Input Delay):初回入力の応答速度
- CLS(Cumulative Layout Shift):レイアウトの安定性
これらの指標はGoogle Search ConsoleやPageSpeed Insightsで確認できます。
SEO内部対策の主要施策一覧(チェックリスト付き)
(1) タグ構成の最適化(タイトル・見出し・メタタグ)
チェックリスト:
- タイトルタグが各ページで設定されている(30〜32文字)
- タイトルタグに主要キーワードが含まれている(前方配置)
- タイトルタグの重複がない
- メタディスクリプションが各ページで設定されている(120文字程度)
- メタディスクリプションの重複がない
- H1タグが各ページに1つだけ設定されている
- 見出しタグ(H2〜H6)が階層構造になっている
- 見出しにキーワードが自然に含まれている
(2) サイト構造の最適化(内部リンク・パンくずリスト)
チェックリスト:
- 重要なページへの内部リンクが適切に配置されている
- アンカーテキストが具体的で分かりやすい
- パンくずリストが設置されている
- URLの階層が深すぎない(3階層以内が理想)
- URLが分かりやすい(日本語URLまたは英語の意味のある文字列)
- 404エラーページがないか確認している
- リダイレクト(301)が適切に設定されている
(3) コンテンツの最適化(重複排除・正規化)
チェックリスト:
- 重複コンテンツがないか確認している
- 正規URL(canonical)が適切に設定されている
- 低品質なコンテンツ(薄いページ)がないか確認している
- 画像にalt属性が設定されている
- 画像ファイル名が分かりやすい
(4) 技術的最適化(Core Web Vitals・構造化データ)
チェックリスト:
- ページ表示速度が3秒以内(目安)
- モバイル対応(レスポンシブデザイン)している
- Core Web Vitalsの指標が「良好」になっている
- SSL(HTTPS)に対応している
- XMLサイトマップが作成・送信されている
- robots.txtが適切に設定されている
- 構造化データマークアップが実装されている(FAQ、パンくず等)
SEO内部対策の優先順位と進め方
(1) 優先度【高】:タイトルタグとメタディスクリプション
最優先で取り組むべき施策は、タイトルタグとメタディスクリプションの最適化です。
理由:
- 検索結果に直接表示される要素であり、クリック率に大きく影響
- 比較的短時間で効果が現れやすい(1〜2ヶ月)
- 専門知識がなくても取り組みやすい
対応方法:
- 全ページのタイトルタグを洗い出す
- 重複がないか確認する
- 各ページの主要キーワードを特定し、タイトルに前方配置する
- メタディスクリプションも同様に最適化する
(2) 優先度【中】:見出しタグと内部リンク構造
次に取り組むべきは、見出しタグの最適化と内部リンク構造の改善です。
見出しタグの最適化:
- H1タグは各ページに1つだけ(ページタイトルと同一または類似)
- H2〜H6は階層構造を維持(H2の下にH3、H3の下にH4)
- 見出しにキーワードを自然に含める
内部リンク構造の改善:
- 重要なページへのリンクを増やす(トップページ、カテゴリページ等)
- 関連ページ同士をリンクでつなぐ
- アンカーテキストを具体的にする(「こちら」ではなくページの内容を示す文言)
(3) 優先度【低】:構造化データと細かな技術的改善
基本施策が完了したら、以下の技術的な改善に取り組みます。
構造化データマークアップ:
- FAQページ、パンくずリスト、商品ページなどに構造化データを実装
- 検索結果にリッチリザルトとして表示される可能性がある
その他の技術的改善:
- ページ表示速度の改善(画像圧縮、キャッシュ活用)
- Core Web Vitalsの改善
- AMP(Accelerated Mobile Pages)の検討(必須ではない)
効果測定とよくある失敗パターン
(1) 効果測定の方法と期間の目安(3〜6ヶ月)
SEO内部対策の効果を測定するには、以下の指標を定期的に確認します。
主な指標:
- 検索順位(Google Search Consoleの検索パフォーマンス)
- クリック率(CTR)
- インプレッション数
- オーガニック流入数(Google Analytics)
- ページ表示速度(PageSpeed Insights)
効果が現れる期間の目安:
- タイトルタグの変更:1〜2ヶ月
- 内部リンク構造の改善:2〜3ヶ月
- サイト構造の大幅な変更:3〜6ヶ月
短期間で効果が見えなくても、すぐに施策を中止せず、継続的に改善を行うことが重要です。
(2) よくある失敗:タイトルタグの重複・キーワード詰め込み
失敗パターン1:タイトルタグの重複 複数ページで同じタイトルタグを使用していると、検索エンジンがどのページを評価すべきか判断しにくくなります。各ページにユニークなタイトルを設定しましょう。
失敗パターン2:キーワードの詰め込み タイトルや本文にキーワードを過剰に詰め込むと、不自然な文章になり、逆に評価が下がる可能性があります。ユーザーにとって読みやすい自然な文章を心がけましょう。
失敗パターン3:メタディスクリプションの未設定 メタディスクリプションを設定しないと、検索エンジンが自動的に本文から抜粋します。意図した内容が表示されず、クリック率が低下する原因になります。
失敗パターン4:内部リンクの放置 リンク切れ(404エラー)を放置すると、ユーザー体験が低下し、クローラーの巡回にも悪影響を与えます。定期的にリンク切れをチェックしましょう。
まとめ:SEO内部対策で検索順位を改善するために
SEO内部対策は、良質なコンテンツを検索エンジンに正しく評価してもらうための土台です。内部対策が不十分だと、どれだけ良いコンテンツを作っても評価されにくくなるため、まず内部対策を固めることが重要です。
施策は「クロール最適化」「インデックス最適化」「UX最適化」の3つの柱で構成され、優先順位をつけて段階的に取り組むことが推奨されます。
次のアクション:
- Google Search Consoleで現状のインデックス状況を確認する
- タイトルタグとメタディスクリプションの重複をチェックする
- 優先度【高】の施策から順番に実施する
- 3〜6ヶ月後に効果を測定し、継続的に改善する
※検索エンジンのアルゴリズムは定期的に更新されます。最新の情報は公式ドキュメント(Google検索セントラル)で確認することをおすすめします。
