マルケトの料金はいくら?年間200万円〜の費用内訳と4プランを解説

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2025/12/10

Marketo(マルケト)の料金体系の全体像

B2Bデジタルプロダクト企業でMAツールの導入を検討する際、機能だけでなく費用面の把握も重要な判断材料です。特にMarketo(マルケト)は高機能で知られる一方、料金体系が複雑で「具体的にいくらかかるのか分からない」という声が多く聞かれます。

この記事では、Marketoの料金体系を詳しく解説し、導入初年度にかかる総コスト、他のMAツールとの比較、向いている企業・向いていない企業について整理します。予算計画の参考にしてください。

この記事のポイント:

  • Marketoの費用はリード件数とオプション機能で変動し、1万件リードで年間約200万円が目安
  • 導入初年度は初期費用・トレーニング費用として約150万円が別途必要
  • 4つのパッケージプラン(Growth/Select/Prime/Ultimate)があり、企業規模と必要機能で選択
  • HubSpotやPardotと比較すると高額だが、大量リード管理と高度な自動化では優位性がある
  • 中小企業や予算制約がある企業には他のMAツール(HubSpot、BowNow等)の検討も推奨される

(1) Marketoの料金はリード件数とオプション機能で決まる

Marketoの料金体系は、主に以下の2つの要素で決まります:

管理するリード件数:

  • リード(見込み顧客のメールアドレス)の件数が多いほど費用が高くなる
  • 一般的な目安として、1万件のリードで年間約200万円が相場
  • リード件数が増えるごとに1万件単位で年額20〜50万円程度が加算される

オプション機能:

  • リードスコアリング、ABM(アカウントベースドマーケティング)、高度な分析機能などのオプション追加で費用が変動

(参照: Genne「Marketo(マルケト)の料金はどれくらい?価格の目安と評判・機能を紹介」https://genne.jp/marketo-price/)

(2) 年間一括払いが基本(分割払いも条件により対応可能)

Marketoの料金プランは月額ではなく、年間一括払いが基本です。ただし、条件によっては分割払いにも対応可能な場合があります。導入検討時に販売代理店やAdobe担当者に確認することを推奨します。

(3) 公式サイトに具体的な価格は非公開、個別見積りが必要

Adobe公式サイトでは具体的な料金が公開されておらず、個別見積りが必要です。そのため、この記事で紹介する料金は一般的な目安であり、実際の費用は企業の状況やリード件数により異なります。

(参照: Adobe公式「Marketo Engage:価格とパッケージ」https://business.adobe.com/jp/products/marketo/pricing.html)

Marketoの4つのパッケージプランと機能

Marketoには企業規模と必要機能に応じて4つのパッケージプランが用意されています。

(1) Growth:スモールビジネス向け基本パッケージ

対象企業:

  • 従業員50〜200名規模のスモールビジネス
  • MAツールを初めて導入する企業

主な機能:

  • 基本的なメール配信
  • ランディングページ作成
  • リード管理
  • フォーム作成

料金目安:

  • 年間約200万円〜(1万件リード想定)

(2) Select:中堅企業向け標準パッケージ

対象企業:

  • 従業員200〜500名規模の中堅企業
  • MAツールの運用経験があり、中程度の自動化を求める企業

主な機能:

  • Growthの機能に加え、リードスコアリング
  • A/Bテスト機能
  • カスタムレポート

料金目安:

  • 年間約300万円〜(リード件数により変動)

(3) Prime:大企業向け拡張パッケージ

対象企業:

  • 従業員500名以上の大企業
  • 高度な自動化とABM機能を求める企業

主な機能:

  • Selectの機能に加え、ABMツール連携
  • 高度なセグメンテーション
  • 詳細な分析・レポート機能

料金目安:

  • 年間約500万円〜(リード件数により変動)

(4) Ultimate:エンタープライズ向けフルパッケージ

対象企業:

  • 従業員1,000名以上のエンタープライズ企業
  • グローバル展開している企業

主な機能:

  • Primeの機能に加え、専任サポート
  • カスタマイズ可能な機能拡張
  • 優先的なトレーニングサービス

料金目安:

  • 年間約800万円〜(リード件数により変動)

(参照: 営業DX.jp「Marketo(マルケト)の価格はいくら?料金プランと特長を解説」https://flued.jp/eigyou-dx/dx-tool/marketo-price/)

導入初年度にかかる総コスト:ライセンス費用・初期費用・トレーニング費用

Marketoの導入には、ライセンス費用だけでなく、初期費用やトレーニング費用が必要です。

(1) ライセンス費用:1万件リードで年間約200万円

前述の通り、1万件のリードを管理する場合、年間約200万円がライセンス費用の目安です。

(2) 初期費用・トレーニング費用:約150万円

導入初年度は、初期設定やトレーニング費用として約150万円が別途必要になります。具体的には以下の項目が含まれます:

  • 初期設定費用
  • 管理者向けトレーニング
  • 運用者向けトレーニング

(3) Launch Packサービス:66万円〜214.5万円

Adobe公式が提供する導入支援サービス「Launch Pack」を利用する場合、66万円〜214.5万円の費用がかかります。このサービスには以下が含まれます:

  • 初期設定支援
  • オンボーディング支援
  • 運用立ち上げサポート

(参照: Adobe公式「Marketoコンサルティングサービス」https://jp.marketo.com/service/consulting.html)

(4) リード件数が増えるごとの追加コスト:1万件単位で年額20〜50万円

リード件数が1万件を超えると、1万件単位で年額20〜50万円程度の追加費用が発生します。例えば:

  • 1万件リード:年間約200万円
  • 2万件リード:年間約220万円〜250万円
  • 5万件リード:年間約300万円〜400万円
  • 10万件リード:年間約500万円〜700万円

(参照: Genne「Marketo(マルケト)の料金はどれくらい?価格の目安と評判・機能を紹介」https://genne.jp/marketo-price/)

導入初年度の総コスト例(1万件リード想定):

  • ライセンス費用:約200万円
  • 初期費用・トレーニング:約150万円
  • 合計:約350万円

他のMAツールとの価格比較:HubSpot・Pardot・Eloqua

Marketoの費用感を把握するため、他の主要MAツールと比較してみましょう。

(1) HubSpot:月額1,800円〜(Starter)、年間約200万円〜(Professional)

料金プラン:

  • Starter:月額1,800円〜(年間約2万円〜)
  • Professional:月額約16万円〜(年間約200万円〜)
  • Enterprise:月額約40万円〜(年間約480万円〜)

特徴:

  • スモールスタートが可能で、中小企業に導入しやすい
  • 使いやすさ重視の設計
  • 日本語サポートあり

(参照: HubSpot公式「HubSpotとMarketoの比較」https://www.hubspot.jp/products/marketing/marketing-automation/best/marketo-alternatives)

(2) Pardot:年間約180万円〜(Salesforceライセンス別途必要)

料金プラン:

  • Growth:年間約180万円
  • Plus:年間約360万円
  • Advanced:年間約540万円

特徴:

  • Salesforceとのシームレスな連携
  • BtoB企業に特化した機能
  • 別途Salesforceライセンスが必要(年間約18万円〜)

(参照: BOXIL「Pardot×Adobe Marketo Engage×Eloquaを徹底比較!」https://boxil.jp/mag/a3516/)

(3) Eloqua:年間約300万円〜(大企業向け)

料金プラン:

  • Basic:年間約300万円
  • Standard:年間約600万円
  • Enterprise:年間約900万円

特徴:

  • Oracle製の大企業向けMAツール
  • 高度なカスタマイズが可能
  • グローバル展開企業に適している

(4) 国内MA市場シェア:Pardot(22.50%)、BowNow(16.39%)、Marketo(11.24%)

矢野経済研究所の調査によると、国内MA市場シェアは以下の通りです:

  1. Pardot:22.50%
  2. BowNow:16.39%
  3. Marketo:11.24%

国内ではPardotが最もシェアが高く、次いで国産の低価格MAツールBowNowが続いています。Marketoは3位ですが、エンタープライズ企業を中心に導入されています。

(参照: Markerise「国内MA市場調査」https://www.markerise.com/guide-ma/marketsize/)

価格比較表:

ツール 年間費用目安 対象企業規模 特徴
HubSpot Starter 約2万円〜 小規模 スモールスタート可能
HubSpot Professional 約200万円〜 中堅 使いやすさ重視
Marketo Growth 約200万円〜 中堅〜大企業 高機能・大量リード管理
Pardot Growth 約180万円〜 中堅〜大企業 Salesforce連携
Eloqua Basic 約300万円〜 大企業 高度なカスタマイズ

※上記は目安であり、実際の費用はリード件数やオプション機能により変動します。

Marketoが向いている企業・向いていない企業

(1) 向いている企業:大量のリード管理、高度な自動化、グローバル展開企業

Marketoが向いている企業の特徴:

大量のリード管理が必要:

  • 月間1,000件以上のリード獲得がある企業
  • 既存リードが5万件以上ある企業

高度な自動化を求める:

  • 複雑なナーチャリングシナリオを実現したい
  • ABM(アカウントベースドマーケティング)を実施したい

グローバル展開している:

  • 複数国で統一したMAツールを使用したい
  • 多言語対応が必要

予算が確保できる:

  • 年間300万円以上のMAツール予算がある
  • 導入初年度に500万円程度の投資が可能

(2) 向いていない企業:予算制約がある中小企業、シンプルなMA運用を求める企業

Marketoが向いていない企業の特徴:

予算制約がある:

  • 年間予算が200万円以下
  • 導入初年度の投資が難しい

リード数が少ない:

  • 月間リード獲得数が100件以下
  • 既存リードが1万件以下

シンプルな運用を求める:

  • メール配信とランディングページ作成程度の機能で十分
  • 複雑な自動化は不要

中小企業:

  • 従業員50名以下
  • MAツールの運用リソースが不足している

(3) 代替案の検討:HubSpot(中小企業向け)、BowNow(国産・低価格)

Marketoが予算的に難しい場合、以下の代替案を検討することを推奨します:

HubSpot:

  • 月額1,800円〜とスモールスタート可能
  • 中小企業に導入しやすい
  • 使いやすさ重視の設計

BowNow:

  • 国産の低価格MAツール
  • 国内企業の利用実績が豊富
  • 日本語サポートが充実

(参照: イノベーション「【2024年最新】マーケティングオートメーションの価格を11社一挙比較!」https://www.innovation.co.jp/urumo/marketing_automation-price/)

まとめ:Marketo導入前の費用対効果検討

Marketo(マルケト)は高機能なMAツールですが、費用も相応に高額です。導入を検討する際は、以下のポイントを確認しましょう。

費用対効果の検討ポイント:

  • 年間予算が300万円以上確保できるか
  • 月間1,000件以上のリード獲得があるか
  • 高度な自動化やABM機能が必要か
  • MAツールの運用リソース(担当者2名以上)が確保できるか

導入初年度の費用目安(1万件リード想定):

  • ライセンス費用:約200万円
  • 初期費用・トレーニング:約150万円
  • 合計:約350万円

次のアクション:

  • Adobe公式サイトから個別見積りを取得する
  • HubSpot、Pardot、BowNowなど他のMAツールと比較する
  • 社内のリード件数・予算・必要機能を整理する
  • 無料デモやトライアルで操作性を確認する

自社の規模・予算・必要機能に合ったMAツールを選び、費用対効果の高いマーケティング活動を実現しましょう。

※この記事は2025年11月時点の情報を基に作成しています。最新の料金プランはAdobe公式サイトをご確認ください。

よくある質問

Q1Marketoの費用はいくらか?

A11万件リードで年間約200万円が目安です。初期費用・トレーニング費用として約150万円が別途必要になります。リード件数とオプション機能により変動するため、Adobe公式サイトから個別見積りを取ることを推奨します。

Q2HubSpotとMarketoはどちらが安いか?

A2HubSpotは月額1,800円〜とスモールスタート可能で、Marketoは年間200万円程度〜です。中小企業や予算制約がある企業にはHubSpotが導入しやすいと言えます。

Q3Marketoは中小企業でも導入できるか?

A3技術的には可能ですが、高額な費用(年間200万円以上)が障害になりやすい傾向があります。予算制約がある場合はHubSpotやBowNowなど低価格MAツールを検討すべきでしょう。

Q4Marketoの4つのプラン(Growth/Select/Prime/Ultimate)の違いは?

A4Growthはスモールビジネス向け、Selectは中堅企業向け、Primeは大企業向け、Ultimateはエンタープライズ向けフル機能です。企業規模と必要機能に応じて選択します。

Q5他のMAツールと比較してMarketoはコストパフォーマンスが良いか?

A5高機能・大量リード管理ではコストパフォーマンスが良いと言えますが、中小規模ではオーバースペックになりがちです。企業規模・リード数・必要機能で判断すべきでしょう。国内シェアは3位(11.24%)です。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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