Salesforceダッシュボード作成ガイド|KPI連動設計で営業成果につなげる

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2026/1/98分で読めます

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Salesforceダッシュボードを営業成果につなげるために必要なこと

意外かもしれませんが、Salesforceダッシュボードは作成方法だけでなく、営業KPIと連動した設計が重要であり、見るべき指標を絞り込み、アクションにつながる構成にすることで営業活動の改善に活用できます。

ダッシュボードとは、複数のレポートをベースにしたグラフやサマリを1画面で表示し、ビジネス全体を俯瞰するための可視化ツールです。Salesforceダッシュボードでは、1つのダッシュボードに最大20個のコンポーネント(グラフや数値など)を配置可能です。

多くの企業がSalesforceを導入し、ダッシュボードを作成しています。しかし、「ダッシュボードを作ったが誰も見ていない」「作ることが目的化してしまい、営業活動の改善に活かせていない」という声も少なくありません。

この記事で分かること

  • Salesforceダッシュボードとレポートの違いと基本的な役割
  • ダッシュボードの作成方法と基本手順
  • 目的別に選ぶグラフ種類の選定表
  • 営業KPIと連動したダッシュボード設計のチェックリスト

ダッシュボードは作成することがゴールではありません。本記事では、作成方法に加えて、営業成果につながるダッシュボード設計の考え方を解説します。

Salesforceダッシュボードの基本|レポートとの違いと役割

レポートはデータの詳細分析・抽出に使用し、ダッシュボードは複数のレポートをベースにしたグラフを1画面で俯瞰表示するものです。この役割の違いを理解することが、効果的な活用の第一歩です。

コンポーネントとは、ダッシュボード上に配置する個々のグラフ・ゲージ・テーブルなどの表示要素です。Lightningダッシュボードは最大9列レイアウトで、行数は無制限のため、柔軟なレイアウト設計が可能です。

よくある失敗パターンとして、ダッシュボードを「作ること」が目的化し、指標が多すぎて誰も見ない・アクションにつながらないダッシュボードが放置されてしまうケースがあります。 これは、レポートとダッシュボードの役割を混同し、詳細分析にダッシュボードを使おうとすることが原因の一つです。

レポートは詳細なデータを確認するためのもので、ダッシュボードはビジネス全体を俯瞰把握するためのものです。この使い分けを意識することで、それぞれの強みを活かした活用が可能になります。

ダッシュボードとレポートの関係性

ダッシュボードは、レポートからデータを取得して表示する仕組みになっています。つまり、ダッシュボードを構成する各コンポーネントは、必ず対応するレポートが必要です。

この関係性を理解しておくことで、ダッシュボードに表示したい指標に対して、どのようなレポートを事前に作成しておく必要があるかが明確になります。また、レポートの設計がダッシュボードの表現力に直結するため、レポートの作り込みも重要なポイントです。

Salesforceダッシュボードの作成方法と基本手順

ダッシュボードの作成は、Salesforceの「レポート&ダッシュボード」タブから行います。基本的な流れは、新規作成→コンポーネント追加→レイアウト調整→保存です。

作成手順の概要は以下の通りです。

  1. 新規ダッシュボードの作成: レポートタブから「新規ダッシュボード」を選択
  2. フォルダの指定: 適切なフォルダを選択して保存先を決定
  3. コンポーネントの追加: 表示したい指標に対応するレポートを選択し、グラフ種類を指定
  4. レイアウトの調整: コンポーネントの配置・サイズを調整
  5. 保存・共有設定: ダッシュボードを保存し、必要に応じて共有設定を行う

レイアウトのコツとしては、左上に売上・パイプライン総額など大きい指標(メトリック/ゲージ)を配置し、右側・下段で内訳を表示する構成が推奨されています。重要な指標ほど視認性の高い位置に配置することで、一目で状況を把握できるダッシュボードになります。

目的別に選ぶダッシュボードのグラフ種類

ダッシュボードに配置するグラフは、表示したい情報の種類によって適切なものを選ぶ必要があります。目的に合ったグラフを選ぶことで、情報の伝達効率が高まります。

ゲージとは、目標に対する達成度を色分けで視覚的に表示するコンポーネントです。KPI達成状況の確認に使用されることが多いです。

じょうご(ファネル)グラフとは、リード→MQL→SQL→受注などのステージ遷移・歩留まりを可視化するグラフ形式です。営業プロセスのボトルネック発見に役立ちます。

以下の選定表を参考に、目的に合ったグラフを選んでください。

【比較表】目的別ダッシュボードグラフ選定表

グラフ種類 適した用途 活用シーン例
ゲージ 目標達成度の可視化 月次売上目標の達成状況、KPI達成率
メトリック 単一数値の強調表示 今月の受注金額、パイプライン総額
棒グラフ(縦) カテゴリ間の比較 担当者別売上、製品別受注数
棒グラフ(横) 項目名が長い場合の比較 業種別商談数、取引先別売上
折れ線グラフ 時系列での推移 月別売上推移、週次商談数推移
ファネルグラフ ステージ遷移・歩留まり リード→商談→受注の転換率
ドーナツグラフ 構成比・割合 商談ステージ別構成比、ソース別リード割合
テーブル 詳細データの一覧表示 今週完了予定の商談一覧

営業KPIと連動したダッシュボード設計のポイント

営業活動に役立つダッシュボードにするためには、KPIと連動した設計が重要です。単にグラフを並べるのではなく、「何を見て、どうアクションするか」を意識した構成にします。

1つのダッシュボードに最大20個のコンポーネントを配置可能ですが、コンポーネント数が多すぎると「何を見ればよいか分からない」状態になります。実務上は、一般的なベストプラクティスとして、ダッシュボードあたりのコンポーネント数を絞り込むことが推奨されています(業界平均ではなく、実務上の目安です)。

営業ダッシュボードの活用例として、以下のような運用が効果的です。

  • 対応が止まっている商談、期限切れタスクを表示: 毎日チェックすることで機会損失を抑制
  • 会議でダッシュボードを共通画面として使用: 報告会から「次のアクションを決める場」に変える
  • KPIダッシュボードは毎日自動更新(平日)を設定: 常に最新の情報を確認できる環境を構築

以下のチェックリストを使って、ダッシュボード設計を確認してください。

【チェックリスト】ダッシュボード設計確認項目

  • ダッシュボードの目的(誰が、何のために見るか)が明確になっている
  • 見るべきKPIが絞り込まれている
  • 各コンポーネントに対応するアクション(次に何をするか)が定義されている
  • コンポーネント数が過多になっていない
  • 重要な指標が視認性の高い位置(左上)に配置されている
  • グラフ種類が表示したい情報に適している
  • 対象レポートが正しく設定されている
  • フィルタ条件が適切に設定されている
  • 更新頻度(自動更新設定)が決まっている
  • アクセス権限・共有設定が適切に設定されている
  • 会議等での活用シーンが想定されている
  • 担当者・チーム別の表示が必要か検討されている
  • モバイル表示での見え方が確認されている
  • 定期的な見直しタイミングが設定されている

まとめ:営業成果につながるダッシュボード活用のために

本記事では、Salesforceダッシュボードの基本概念から作成方法、そして営業KPIと連動した設計のポイントまでを解説しました。

ダッシュボード活用で成果を出すためのポイントは以下の通りです。

  • 目的を明確にする: 「誰が、何のために見るか」を定義してから設計する
  • 指標を絞り込む: コンポーネント数が多すぎると活用されなくなる
  • アクションにつなげる: 見るだけでなく、次の行動につながる構成にする
  • 運用ルールを決める: 会議での活用、更新頻度など運用方法を定める

本記事で紹介したチェックリストを活用して、自社のダッシュボード設計を見直してみてください。特に「対応が止まっている商談」「期限切れタスク」を表示し、毎日チェックする運用から始めることで、営業活動の改善効果を実感しやすくなります。

Salesforceダッシュボードは作成方法だけでなく、営業KPIと連動した設計が重要であり、見るべき指標を絞り込み、アクションにつながる構成にすることで営業活動の改善に活用できます。

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よくある質問

Q1Salesforceダッシュボードに配置できるコンポーネント数の上限は?

A11つのダッシュボードに最大20個のコンポーネント(グラフや数値など)を配置可能です。ただし、コンポーネント数が多すぎると「何を見ればよいか分からない」状態になるため、実務上は指標を絞り込むことが推奨されています。

Q2Salesforceダッシュボードとレポートの違いは何ですか?

A2レポートはデータの詳細分析・抽出に使用し、ダッシュボードは複数のレポートをベースにしたグラフを1画面で俯瞰表示するものです。レポートは詳細確認、ダッシュボードは全体把握という役割の違いを理解して使い分けることが重要です。

Q3Lightningダッシュボードのレイアウト仕様は?

A3Lightningダッシュボードは最大9列レイアウトで、行数は無制限です。柔軟なレイアウト設計が可能で、左上に重要な指標を配置し、右側・下段で内訳を表示する構成が推奨されています。

Q4営業活動に役立つダッシュボードの活用例は?

A4対応が止まっている商談、期限切れタスクを表示し毎日チェックする運用で機会損失を抑制できます。また、会議でダッシュボードを共通画面として使い、報告会から「次のアクションを決める場」に変える活用法も効果的です。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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