Pardot Salesforce連携で案件創出3倍|データ同期設定完全ガイド

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2026/1/719分で読めます

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Pardot Salesforce連携を設定しても成果が出ない企業の共通点

PardotとSalesforceのデータ同期が不安定、連携機能を活用できていない、マーケティングと営業のデータが分断されているという課題を解決したいなら、Pardot(Account Engagement)とSalesforceの連携成功は、初期設定だけでなく、データ同期ルールの最適化とカスタム機能開発まで完了させることで実現します。

多くの企業が陥る失敗パターンは、連携設定を完了すれば自動的にマーケティング・営業活動が効率化されると考え、データ同期ルールの設定やカスタマイズを後回しにして、結果的にデータ不整合や活用不全に陥ることです。

PardotとSalesforceのデータ同期は、更新検知後2~4分ごとに自動実行されますが、この同期が正しく機能するためには、データ同期ルールの最適化が不可欠です。初期設定だけでは、マーケティング部門と営業部門のデータが分断され、期待した効率化は実現しません。

この記事で分かること

  • Pardot(Account Engagement)とSalesforce連携の基本的な仕組みとデータ同期の頻度
  • 連携によるメリット(データ一元管理、営業効率化)と成功事例
  • 連携設定の具体的な手順とデータ同期ルールの最適化方法
  • 連携後に使える便利機能とカスタム機能開発のポイント
  • 連携設定チェックリストとデータ同期ルール設定比較表(即座に実行可能)

Pardot Salesforce連携とは|データ同期の基本的な仕組み

Pardot(Account Engagement) とは、Salesforce社が提供するBtoBマーケティングオートメーションツールで、メールマーケティングに特化し、Salesforceとのシームレスな連携が可能です。

データ同期とは、PardotとSalesforce間でSalesforce IDを一意のキーとしてプロスペクトとリード・取引先責任者を双方向で同期する仕組みを指します。この同期は、更新検知後2~4分ごとに自動実行されます。

プロスペクトとは、Account Engagementで管理される見込み顧客のことで、Salesforceのリードまたは取引先責任者と双方向で同期されます。

Pardot-Salesforce間のバッチ処理容量は1時間あたり最大12,000レコード相当で、400レコード未満は即時同期、それ以上はバッチ処理で実行されます。この仕組みにより、リアルタイムに近いデータ同期が実現し、マーケティング部門と営業部門が常に最新の顧客情報を共有できます。

Pardot(Account Engagement)とは

Pardotは、BtoBマーケティングオートメーションツールとして、以下の主要機能を提供します:

  • メールマーケティング: セグメント別の自動メール配信、A/Bテスト、開封率・クリック率の測定
  • リードスコアリング: 見込み顧客の行動データ(フォーム送信、サイト訪問、メール開封等)を基に点数を付け、商談化可能性の高いリードを優先的に営業へ渡す仕組み
  • ナーチャリング: 見込み顧客(リード)を育成し、購買意欲を高めて商談化・受注に導くマーケティング活動。メール配信やコンテンツ提供により段階的に関係を深める手法
  • ランディングページ・フォーム作成: コーディング不要でLP・フォームを作成し、リード獲得を効率化
  • レポーティング: マーケティング活動のROI測定、キャンペーン効果分析

Pardotの最大の強みは、Salesforceとのシームレスな連携です。マーケティング活動で獲得したリードを自動的にSalesforceに同期し、営業部門が即座にフォローアップできる体制を構築できます。

データ同期の仕組みと頻度

PardotとSalesforce間のデータ同期は、以下の仕組みで動作します:

  1. 同期頻度: 更新検知後2~4分ごとに自動実行されます。これにより、リアルタイムに近いデータ共有が可能です。

  2. バッチ処理: Pardot-Salesforce間のバッチ処理容量は1時間あたり最大12,000レコード相当です。400レコード未満の更新は即時同期され、それ以上はバッチ処理で実行されます。

  3. 同期対象: Salesforce IDを一意のキーとして、プロスペクトとリード・取引先責任者が双方向で同期されます。カスタム項目もAPI名を一致させることで同期可能です。

  4. 同期方向: 基本的に双方向同期ですが、一部の項目は片方向のみの同期となります。例えば、空白値(Null)更新はSalesforce側のみ可能で、Account Engagement側からは不可です。

この仕組みにより、マーケティング部門がPardotで実施したメールキャンペーンの開封・クリック情報が、2~4分以内にSalesforceに反映され、営業担当者が最新の顧客行動を把握してタイムリーなフォローアップを行えます。

PardotとSalesforceを連携するメリット|データ一元管理と営業効率化

PardotとSalesforceの連携により、データ一元管理と営業効率化が実現します。具体的なメリットを成功事例とともに紹介します。

コニカミノルタジャパンでは、PardotとSalesforceの連携によりマーケティングとインサイドセールスの連携を強化し、案件創出が3倍に増加しました(企業提供データのため、過大評価の可能性があり、年度不明のため因果関係は未証明です)。

ロックオン社では、PardotとSalesforceの連携により「15分のタイムラグ」を解消し、アポイント獲得数が2倍に増加しました(企業提供データのため、過大評価の可能性があります)。

コロナ禍でPardot+Salesforceを導入した企業では、営業・経営層がどこからでも即座に状況把握が可能になり、データ一元管理でリモート営業効率化を実現しました(2021年)。

これらの成功事例に共通するのは、マーケティング部門と営業部門のデータを一元管理し、リードスコアリングナーチャリングを組み合わせて商談化率を向上させている点です。

データ一元管理によるマーケティング・営業連携強化

データ一元管理の最大のメリットは、マーケティング部門と営業部門が同じデータを共有し、連携を強化できることです。

コニカミノルタジャパンの事例では、PardotとSalesforceの連携により、以下の効果が得られました:

  • リードスコアリングによる優先順位付け: 見込み顧客の行動データ(フォーム送信、サイト訪問、メール開封等)を基に点数を付け、商談化可能性の高いリードを優先的に営業へ渡す仕組みを構築
  • マーケティング活動の可視化: Pardotで実施したメールキャンペーンの効果をSalesforceで確認でき、営業担当者が顧客の関心度を把握してアプローチ
  • インサイドセールスとの連携強化: スコアの高いリードをインサイドセールスに自動引き渡し、タイムリーなフォローアップを実現

これにより、案件創出が3倍に増加するという成果を得ています(企業提供データのため、過大評価の可能性があり、年度不明のため因果関係は未証明です)。

リアルタイム同期による営業効率化

リアルタイム同期により、マーケティング活動の成果が即座に営業部門に共有され、タイムラグを解消できます。

ロックオン社の事例では、PardotとSalesforceの連携により「15分のタイムラグ」を解消し、以下の効果を実現しました:

  • 即座の顧客行動把握: メール開封・クリック、Webサイト訪問などの行動が2~4分以内にSalesforceに反映され、営業担当者がリアルタイムに顧客の関心を把握
  • タイムリーなフォローアップ: 顧客が資料をダウンロードした直後に営業担当者がフォローコールを実施し、商談化率を向上
  • アポイント獲得数の向上: タイムラグ解消により、アポイント獲得数が2倍に増加(企業提供データのため、過大評価の可能性があります)

また、コロナ禍でPardot+Salesforceを導入した企業では、営業・経営層がどこからでも即座に状況把握が可能になり、データ一元管理でリモート営業効率化を実現しました(2021年)。在宅勤務中でもリアルタイムで顧客情報を共有できるため、営業活動の継続性が保たれました。

PardotとSalesforceの連携設定手順とデータ同期ルールの最適化

PardotとSalesforceの連携設定は、基本的な設定とデータ同期ルールの最適化の2段階で実施します。

連携設定だけで満足せず、データ同期ルールの最適化とカスタム機能開発まで完了させることが、成功の鍵です。連携設定を完了すれば自動的にマーケティング・営業活動が効率化されると考え、データ同期ルールの設定やカスタマイズを後回しにすると、結果的にデータ不整合や活用不全に陥ります。

PardotとSalesforceのデータ同期は、更新検知後2~4分ごとに自動実行されますが、バッチ処理容量(1時間あたり最大12,000レコード相当)を考慮し、400レコード未満は即時同期、それ以上はバッチ処理で実行される仕組みを理解した上で、データ同期ルールを設定する必要があります。

以下、連携設定の具体的な手順とデータ同期ルールの最適化方法を解説します。

【チェックリスト】Pardot-Salesforce連携設定チェックリスト

以下のチェックリストを使用して、連携設定の進捗を確認してください。

初期設定

  • Salesforceアカウントの作成(Pardot連携にはSalesforceアカウントが必須)
  • Pardot(Account Engagement)のエディション確認(Growth/Plus/Advancedのいずれか)
  • コネクター設定の実施(Account Engagement管理画面から設定)
  • Salesforce接続済みキャンペーンの有効化
  • Engagement Historyの有効化(営業担当者がPardot活動履歴をSalesforceで確認可能に)
  • プロスペクトへの割り当てルール設定(Salesforce有効割り当てルール/キュー/ユーザを割り当て)
  • 初回同期の実行と確認

データ同期ルール設定

  • 項目同期設定の選択(「Salesforceの値を使用する」「最近更新されたレコードを使用する」「Account Engagementの値を使用する」から選択)
  • カスタム項目API名の一致確認(リード/取引先責任者と一致させることで同期継続)
  • 同期対象項目の選定(全項目同期は避け、必要な項目のみ選定)
  • 空白値(Null)更新の制約確認(Salesforce側のみ可能、Account Engagement側からは不可)
  • バッチ処理容量の監視設定(1時間あたり12,000レコード上限の監視)
  • データ同期エラーの通知設定

運用設計

  • リードスコアリングルールの設計(行動スコア+属性スコアの設定)
  • ナーチャリングシナリオの設計(メール配信シーケンスの計画)
  • 営業引き渡し基準の設定(スコア閾値、MQL/SQL定義)
  • キャンペーン連携ルールの設定(PardotキャンペーンとSalesforceキャンペーンの紐付け)
  • レポーティング設定(Salesforceダッシュボードでマーケティング効果を可視化)
  • 運用担当者のトレーニング実施
  • 外部伴走支援の検討(運用経験者ゼロの企業は段階的な体制構築を推奨)

連携設定の基本手順

Pardot-Salesforce連携の基本的な設定手順は以下の通りです:

  1. コネクター設定: Account Engagement管理画面(デザインスタジオまたはマーケティングアクティビティ)から、Salesforce連携コネクターを設定します。Salesforceのログイン情報を入力し、認証を完了させます。

  2. Salesforce接続済みキャンペーン/Engagement History有効化: Salesforce接続済みキャンペーンを有効化することで、PardotのメールキャンペーンとSalesforceキャンペーンを連携できます。Engagement Historyを有効化すると、営業担当者がSalesforceでPardotの活動履歴(メール開封、クリック、フォーム送信等)を確認できます。

  3. プロスペクトへの割り当てルール設定: プロスペクトにSalesforce有効割り当てルール、キュー、またはユーザを割り当てることで、同期が開始されます。割り当てルールを適切に設定することで、新規リードが自動的に適切な営業担当者に振り分けられます。

  4. 初回同期の実行と確認: 設定完了後、初回同期が自動的に実行されます。Salesforceで新規リード・取引先責任者が作成されていることを確認し、データが正しく同期されているか検証します。

データ同期ルールの設定と最適化

データ同期ルールの設定では、項目ごとに同期方向を選択できます。以下の3つの選択肢があります:

  1. 「Salesforceの値を使用する」: Salesforce側の値を優先し、Account Engagement側の値を上書きします。営業担当者がSalesforceで更新した情報をマーケティング部門に反映させたい場合に使用します。

  2. 「最近更新されたレコードを使用する」: 更新日時が新しい方の値を使用します。マーケティング部門と営業部門のどちらが更新しても、最新情報が反映されます。

  3. 「Account Engagementの値を使用する」: Account Engagement側の値を優先し、Salesforce側の値を上書きします。マーケティング部門が管理する項目(メールオプトイン状態等)を優先したい場合に使用します。

【比較表】データ同期ルール設定比較表

以下のCSV形式比較表を使用して、データ同期ルールの選択基準を確認してください。

項目種別,デフォルト同期,カスタム同期,選択基準,注意点
基本情報(氏名・メール),Salesforceの値を使用,最近更新されたレコードを使用,営業が更新することが多いため最新値を優先,空白値更新はSalesforce側のみ可能
企業情報(会社名・業種),Salesforceの値を使用,Salesforceの値を使用,営業が正確な情報を持つためSalesforce優先,取引先責任者変換時にデータ引き継ぎ確認
スコア・グレード,Account Engagementの値を使用,Account Engagementの値を使用,マーケティング部門が管理するためAccount Engagement優先,Salesforceからは参照のみ推奨
メールオプトイン,Account Engagementの値を使用,Account Engagementの値を使用,法令遵守のためAccount Engagement優先,Salesforce側で誤って変更しないよう権限設定
カスタム項目(行動履歴),最近更新されたレコードを使用,最近更新されたレコードを使用,両部門が更新する可能性があるため最新値優先,API名を一致させて継続同期を確保
営業活動記録,Salesforceの値を使用,Salesforceの値を使用,営業担当者が入力するためSalesforce優先,Account Engagementからは参照のみ

計算列の定義:

  • デフォルト同期: Pardot初期設定時の推奨設定
  • カスタム同期: 運用に応じた最適化設定
  • 選択基準: どちらの部門が主に管理するかで判断

カスタム項目API名をリード/取引先責任者と一致させることで、リード→取引先責任者変換後も同期を継続できます。API名が一致しない場合、変換後にデータが失われる可能性があるため、設定時に確認が必要です。

また、空白値(Null)更新はSalesforce側のみ可能で、Account Engagement側からは不可という制約があります(日本テクサポ報告、2023年9月)。この点を理解した上で、データ同期ルールを設計してください。

連携後に使える便利機能とカスタム機能開発

PardotとSalesforceの連携後に活用できる便利機能と、カスタム機能開発のポイントを解説します。

フリーウェイジャパンでは、Webサイトリニューアル(2018年)とあわせてSales CloudとAccount Engagementを導入(2019年)し、Account Engagement伴走支援により段階的にツール活用基盤を整備しました。このように、スモールスタートから段階的に機能を拡張していくことが推奨されます。

連携後に使える主な便利機能は以下の通りです:

  1. プルダウン選択機能: Salesforceのリスト・ピックリストをAccount Engagementのフォームで活用でき、データ入力の統一性を保てます。

  2. 自動タスク作成機能: Salesforce Automation Ruleと連携し、特定の行動(メール開封、資料ダウンロード等)をトリガーとして営業担当者にタスクを自動作成できます。

  3. キャンペーン連携機能: PardotキャンペーンとSalesforceキャンペーンを同期し、マーケティング活動の効果をSalesforceで一元管理できます。

  4. Engagement History: 営業担当者がSalesforceでPardot活動履歴(メール開封、クリック、フォーム送信、Webサイト訪問等)を確認でき、顧客の関心度を把握してアプローチできます。

カスタムオブジェクトとは、Salesforceで作成できるカスタムデータベースです。Pardot Plusエディション以上でSalesforce→Pardot読み取りのみ可能ですが、双方向同期はリード/取引先責任者のみに限定されます。

カスタム機能開発のポイントとしては、以下が挙げられます:

  • 段階的な拡張: 運用経験者ゼロの企業でも、外部伴走支援を活用して段階的に体制構築できます。最初は基本機能のみを使用し、運用が安定してから高度な機能を追加することが推奨されます。

  • スモールスタート: Pardotはデザインスタジオまたはマーケティングアクティビティから設定可能で、導入段階で全機能を厳密に設定する必要はありません。まずは簡単なメールキャンペーンから開始し、徐々にナーチャリングシナリオを複雑化していきます。

  • カスタムオブジェクトの活用: Pardot Plus以上のエディションでは、Salesforceのカスタムオブジェクト(商品マスタ、契約情報等)をAccount Engagementから参照でき、パーソナライズされたメール配信が可能になります。ただし、双方向同期は不可のため、データ更新はSalesforce側で行います。

フリーウェイジャパンの事例のように、Account Engagement伴走支援により段階的にツール活用基盤を整備することで、運用経験者ゼロの企業でも成功できます。

まとめ|Pardot Salesforce連携成功のポイント

Pardot(Account Engagement)とSalesforceの連携を成功させるためのポイントを整理します。

記事の要点:

  1. 連携設定の完了: コネクター設定、Salesforce接続済みキャンペーン/Engagement History有効化、プロスペクトへの割り当てルール設定を実施
  2. データ同期ルールの最適化: 項目ごとに「Salesforceの値を使用する」「最近更新されたレコードを使用する」「Account Engagementの値を使用する」から適切に選択
  3. 便利機能・カスタム機能開発: プルダウン選択、自動タスク作成、キャンペーン連携、カスタムオブジェクト活用を段階的に実装

Pardot(Account Engagement)とSalesforceの連携成功は、初期設定だけでなく、データ同期ルールの最適化とカスタム機能開発まで完了させることで実現します。

次のアクション:

  • 連携設定チェックリストで自己診断を実施し、未完了項目を確認
  • データ同期ルール設定比較表を参照し、自社の運用に適した設定を選択
  • 外部伴走支援の検討(運用経験者ゼロの企業は段階的な体制構築を推奨)
  • スモールスタートから段階的に機能を拡張し、ツール活用基盤を整備

Pardot導入はエンタープライズ向けで、月額15万円程度(Growthプラン)という価格帯は中小企業には過剰機能・高コストの可能性があります。また、Salesforceユーザー限定で最大化される点も導入障壁となるため、自社の規模や既存システムを考慮して導入を判断してください。

「記事は出してるのに商談につながらない」を解決する。
御社を理解して書くから、刺さる。この記事はMediaSprintで作成しました。

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よくある質問

Q1PardotとSalesforceの連携設定にどのくらい時間がかかりますか?

A1基本的な連携設定(コネクター設定、Salesforce接続済みキャンペーン/Engagement History有効化、プロスペクトへの割り当てルール設定)は数時間で完了可能です。ただし、データ同期ルールの最適化とカスタム機能開発まで含めると数週間から数ヶ月かかる場合があります。フリーウェイジャパンでは、Webサイトリニューアル(2018年)とあわせてSales CloudとAccount Engagementを導入(2019年)し、Account Engagement伴走支援により段階的にツール活用基盤を整備しました。スモールスタートから段階的に機能を拡張していくことが推奨されます。

Q2データ同期が遅い・不安定な場合の対処法は?

A2PardotとSalesforceのデータ同期は、更新検知後2~4分ごとに自動実行されます。ただし、Pardot-Salesforce間のバッチ処理容量は1時間あたり最大12,000レコード相当のため、大量のデータ更新があると遅延が発生する可能性があります。400レコード未満の更新は即時同期されるため、データ量に応じてバッチ処理を最適化してください。また、データ同期エラーが発生している場合は、項目同期設定が正しく設定されているか、カスタム項目API名がリード/取引先責任者と一致しているかを確認してください。

Q3PardotとSalesforceの連携でどのようなメリットがありますか?

A3データ一元管理によるマーケティング・営業連携強化、リアルタイム同期による営業効率化、リードスコアリングによる商談化率向上などのメリットがあります。コニカミノルタジャパンでは、PardotとSalesforceの連携によりマーケティングとインサイドセールスの連携を強化し、案件創出が3倍に増加しました(企業提供データのため過大評価の可能性があり、年度不明のため因果関係は未証明です)。ロックオン社では、「15分のタイムラグ」を解消し、アポイント獲得数が2倍に増加しました(企業提供データのため過大評価の可能性があります)。コロナ禍でPardot+Salesforceを導入した企業では、営業・経営層がどこからでも即座に状況把握が可能になり、データ一元管理でリモート営業効率化を実現しました(2021年)。

Q4連携後にデータが正しく同期されているか確認する方法は?

A4Salesforce IDを一意のキーとしてプロスペクトとリード・取引先責任者が双方向で同期されているか確認してください。具体的には、Account EngagementでプロスペクトのSalesforce IDが表示されているか、Salesforceでリード・取引先責任者のAccount Engagement活動履歴(Engagement History)が表示されているかを確認します。項目同期設定(「Salesforceの値を使用する」等)が正しく設定されているか検証し、カスタム項目API名がリード/取引先責任者と一致しているかも確認してください。データ同期は更新検知後2~4分ごとに自動実行されるため、更新後数分待ってから確認することが推奨されます。

Q5PardotとSalesforce連携で失敗しないためのポイントは?

A5初期設定だけで満足せず、データ同期ルールの最適化とカスタム機能開発まで完了させることが重要です。連携設定を完了すれば自動的に効率化されると考え、データ同期ルール設定を後回しにすると、結果的にデータ不整合や活用不全に陥ります。連携設定チェックリストで自己診断し、運用設計(リードスコアリングルール、ナーチャリングシナリオ、営業引き渡し基準)を事前に行ってください。運用経験者ゼロの企業は、フリーウェイジャパンの事例のように、外部伴走支援を活用して段階的に体制構築することが推奨されます。スモールスタートから始め、運用が安定してから高度な機能を追加していくアプローチが成功の鍵です。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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