Marketo LP運用ガイド|テンプレート活用と改善サイクルの実践

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2026/1/910分で読めます

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MarketoでLPを効果的に運用するために必要なこと

意外かもしれませんが、MarketoでLPを効果的に運用するには、作成・テンプレート化の操作習得だけでなく、フォーム設計とスコアリング連携、公開後の効果測定・改善サイクルまでを含めた一気通貫の設計が重要です。

Adobe Marketo Engageは139か国・22,000社以上に導入されており、グローバルで広く普及しているMAツールです。多くの企業がMarketoを活用してLP(ランディングページ)を運用していますが、「LPを作って公開したものの、その後の改善が進んでいない」という声は少なくありません。

LP作成の操作方法を覚えることは第一歩ですが、それだけでは十分ではありません。フォーム設計、スコアリング連携、効果測定まで含めて設計することで、LPはリード獲得・育成の起点として機能します。

この記事で分かること

  • ガイド付きLPとフリーフォームLPの違いと使い分け
  • ガイド付きLPテンプレートの作成手順とポイント
  • フォーム・スマートキャンペーンとの連携設計
  • LP公開前の確認事項と改善運用のサイクル
  • 自社LPを点検するためのチェックリスト

ガイド付きLPとフリーフォームLPの違いと使い分け

MarketoのLPには「ガイド付きLP」と「フリーフォームLP」の2種類があり、BtoBの継続運用ではガイド付きLPをテンプレート化して運用するのが推奨されています。

ガイド付きLP(Guided Landing Page) とは、テンプレート側で編集可能エリアが定義されており、運用担当者がテキスト・画像・リンクを差し替える構造化レイアウトのLPです。フリーフォームLP(Free-form Landing Page) は、コンテンツをドラッグ&ドロップで自由配置できるレイアウト重視モードのLPを指します。

日本のMarketoパートナー各社は、BtoBの本番運用ではガイド付きLPを基本とする運用を推奨しています。

【比較表】ガイド付きLP vs フリーフォームLP 比較表

項目 ガイド付きLP フリーフォームLP
デザイン自由度 テンプレート内で制限 高い
運用効率 高い(差し替えのみ) 低い(毎回作成)
ブランド統一 維持しやすい ばらつきやすい
非エンジニア対応 可能 難しい場合あり
推奨用途 継続運用LP(資料DL・セミナー等) 一時的キャンペーン
量産性 高い 低い

**「フリーフォームの方が自由度が高いから良い」という考え方は誤りです。**BtoB継続運用ではガイド付きの方がブランド統一・運用効率の観点で有利であり、多くの実務担当者がガイド付きLPをテンプレート化して量産・改善する運用を採用しています。

ガイド付きLPが推奨される理由

ガイド付きLPが推奨される主な理由は以下の通りです。

  • ブランド統一: テンプレートで統一されたデザインを維持できるため、企業ブランドの一貫性を保てる
  • 運用効率: 一度テンプレートを構築すれば、テキスト・画像の差し替えだけで新しいLPを量産できる
  • 非エンジニアでも更新可能: HTMLやCSSの知識がなくても、運用担当者がLP内容を更新できる

BtoBの継続運用LP(資料ダウンロード・セミナー申込・問い合わせ)では、これらのメリットが特に活きてきます。

フリーフォームLPの適切な活用シーン

フリーフォームLPは、一時的なキャンペーン(新規事業ローンチ・展示会特設など)に限定利用するのが一般的です。

デザインの自由度が高いため、通常のLPとは異なる特別なビジュアル表現が必要な場合に適しています。ただし、継続的に使用するLPには向いておらず、運用効率の観点からテンプレート化しづらい点がデメリットです。

ガイド付きLPテンプレートの作成手順

ガイド付きLPテンプレートの作成は、初回の構築と運用フェーズで役割が異なります。初回構築時にMarketo独自の構文を埋め込み、運用フェーズでは中身の差し替えのみで済むよう設計します。

mktoImg / mktoText / mktoLinkとは、Marketo独自のHTML構文です。ガイド付きLPテンプレート内で編集可能なエリアを定義するために使用します。これらの構文をHTML内に埋め込むことで、「ここは画像を差し替えられる」「ここはテキストを編集できる」といったエリアを指定できます。

テンプレート作成の基本的な流れは以下の通りです。

  1. 自社CIに合わせたデザインをHTMLで作成
  2. 編集可能エリアにmktoImg/mktoText/mktoLink構文を埋め込み
  3. Marketoにテンプレートとしてアップロード
  4. テスト用LPを作成し、動作確認
  5. 承認して運用開始

日本国内の実務では、Marketoの標準テンプレートをそのまま使わず、自社ブランドに合わせたカスタマイズがほぼ必須です。

テンプレート構築時のポイント

テンプレート構築時には、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

  • 編集エリアの設計: 運用担当者が差し替えるべき要素(メインビジュアル、見出し、本文、CTAボタン)を明確に定義する
  • レスポンシブ対応: スマートフォン閲覧を考慮したデザイン設計
  • フォーム埋め込み位置: コンバージョンを意識したフォームの配置

日本のWeb制作会社の国内相場として、LP制作は1ページ20〜80万円程度のレンジが多く紹介されています(ただし、案件の要件により変動します)。初回のテンプレート構築は外部ベンダーや社内フロントエンドで整備し、その後はマーケ担当者が中身を差し替える運用が一般的です。

デザインスタジオとフォーム・スマートキャンペーン連携

LPを単なるページとしてではなく、リード獲得・育成の起点として機能させるには、フォーム設計とスマートキャンペーンとの連携が不可欠です。

デザインスタジオとは、Marketoの画像・ファイル管理機能です。LP・メールに使用するアセットを一元管理します。スマートキャンペーンは、Marketoでフォーム送信などのアクティビティをトリガーに、リードスコア加点やメール送信などを自動実行する機能を指します。

LPにフォームを設置し、そのフォーム送信をトリガーにスマートキャンペーンが起動することで、以下のような自動化が実現できます。

  • フォーム送信時にリードスコアを加点
  • 資料ダウンロード完了メールを自動送信
  • 営業担当者にアラート通知を送信
  • ナーチャリングシナリオへの組み込み

MarketoのLP作成機能を学んでも、フォーム設計やトラッキング設定を後回しにし、公開後の効果測定・改善を行わないまま「作って終わり」になってしまうという失敗パターンは非常に多いです。LP作成と同時に、フォーム・スマートキャンペーンの連携まで設計することが成功の鍵です。

プログラム単位での管理方法

Marketo導入企業のLP運用では「プログラム単位で管理」が標準化しています。

ウェビナー・資料ダウンロード・イベント等の目的別にプログラムを作成し、その中にLP・フォーム・メール・スマートキャンペーンをまとめる運用が一般的です。この管理方法により、以下のメリットがあります。

  • 施策単位での成果把握が容易
  • 関連アセットが一箇所にまとまり管理しやすい
  • テンプレート化した施策の複製が簡単

Marketo LP公開前の確認事項と改善運用

LP公開前には、技術的な設定からマーケティング観点まで、複数の確認事項があります。以下のチェックリストで公開前の確認を行ってください。

【チェックリスト】Marketo LP公開前チェックリスト

  • LPのURL(スラッグ)が適切に設定されている
  • ページタイトル・メタディスクリプションが設定されている
  • OGP(SNS共有時の画像・タイトル)が設定されている
  • ファビコンが自社のものになっている
  • フォームが正しく動作する(テスト送信済み)
  • フォーム送信後のサンクスページが設定されている
  • スマートキャンペーンのトリガーが正しく設定されている
  • スコアリング加点が意図通りに動作する
  • 自動返信メールの内容・送信元が正しい
  • 営業へのアラート通知が設定されている
  • レスポンシブ表示(スマートフォン)を確認済み
  • リンク切れがないか確認済み
  • Google Analyticsなどのトラッキングタグが設置されている
  • 承認ワークフローを完了している
  • 公開日時が正しく設定されている

A/Bテストと改善サイクルの回し方

LP公開後は、継続的な改善が成果向上の鍵です。重要LPについては、CTA・ヘッダコピー・フォーム項目数などのA/Bテストを継続的に実施することが推奨されています。

効果測定の基本指標は以下の通りです。

  • 訪問数: LPへのアクセス数
  • フォーム送信数: コンバージョン数
  • CVR(コンバージョン率): フォーム送信数 ÷ 訪問数

これらの指標を定期的に確認し、改善仮説を立ててA/Bテストを実施するサイクルを回すことで、LPのパフォーマンスは向上していきます。

まとめ|Marketo LPをリード獲得・育成の起点として活用する

本記事では、MarketoでのLP作成からテンプレート運用、公開後の改善サイクルまでを解説しました。

ポイントの整理

  • BtoBの継続運用LPはガイド付きLPをテンプレート化して量産・改善する運用が推奨
  • LP作成と同時に、フォーム・スマートキャンペーンとの連携まで設計することが重要
  • 公開前のチェックリストで確認し、公開後はA/Bテストで継続改善

Adobe Marketo Engageは139か国・22,000社以上に導入されているMAツールです。多くの企業がLPを活用したリード獲得に取り組んでいますが、「作って終わり」では成果につながりません。

MarketoでLPを効果的に運用するには、作成・テンプレート化の操作習得だけでなく、フォーム設計とスコアリング連携、公開後の効果測定・改善サイクルまでを含めた一気通貫の設計が重要です。本記事のチェックリストを活用し、自社LPの点検から始めてみてください。

「記事は出してるのに商談につながらない」を解決する。
御社を理解して書くから、刺さる。この記事はMediaSprintで作成しました。

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よくある質問

Q1Marketo LPのガイド付きとフリーフォームはどちらを使うべきですか?

A1BtoBの継続運用LP(資料ダウンロード・セミナー申込など)ではガイド付きLPをテンプレート化して運用するのが推奨されています。フリーフォームは一時的なキャンペーン(新規事業ローンチ・展示会特設など)に限定利用するのが一般的です。

Q2Marketo LPテンプレートの外注費用はどのくらいかかりますか?

A2日本のWeb制作会社ではLP制作1ページ20〜80万円程度のレンジが多く紹介されています。ただし、これは初回のテンプレート構築費用であり、その後の量産・差し替えは社内で対応可能です。案件の要件により変動します。

Q3Marketoの標準テンプレートをそのまま使えますか?

A3日本国内の実務では、自社ブランドに合わせたテンプレートカスタマイズがほぼ必須です。初回は外部ベンダーや社内フロントエンドで整備し、その後はマーケ担当者が中身を差し替える運用が一般的です。

Q4Marketo LPで効果測定するには何を見ればよいですか?

A4訪問数、フォーム送信数、CVR(コンバージョン率)が基本指標です。重要LPについてはCTA・ヘッダコピー・フォーム項目数などのA/Bテストを継続的に実施することが推奨されています。

Q5Marketo導入企業はどのくらいありますか?

A5Adobe Marketo Engageは139か国・22,000社以上に導入されています。グローバルで広く普及しているMAツールのひとつです。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

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