noteで集客する方法|B2B企業のコンテンツマーケティング活用術

著者: B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部公開日: 2025/12/22

noteとは?B2B企業がnoteで集客すべき理由

「オウンドメディアを立ち上げたいけれど、時間もリソースも足りない...」――。B2B企業のマーケティング担当者にとって、コンテンツマーケティングは重要施策ですが、WordPress等でオウンドメディアを構築・運用するには大きなコストがかかります。

noteは、無料で始められるストック型メディアプラットフォームです。noteのドメインパワー(note.com)が高いため、適切なキーワード選定をすれば比較的早く検索上位を獲得できます。2025年6月時点でnote会員数は1,000万人を突破し、月間アクティブユーザー(MAU)は7,359万人に達しています(note公式、2025年)。また、2024年にはSimilarweb「Digital 100」でDigital Winnerを受賞し、日本で成長したデジタルブランドのトップに選出されました。

B2B企業では、採用・ブランディング・リード獲得を目的としたnote活用が増えており、2023年2月時点で企業アカウントは2.3万件に達しています。この記事では、B2B企業がnoteで集客するための具体的な戦略、コンテンツ設計、オウンドメディアとの使い分けを詳しく解説します。

この記事のポイント:

  • noteは会員数1,000万人、MAU 7,359万人の大規模メディアプラットフォーム
  • noteのドメインパワーが高く、SEOで早期に検索上位を狙える
  • 集客チャネルは3つ:Google検索、note内フォロワー、SNS連携
  • タイトルは25文字程度で「誰が・何を・どうした」を明確に、週1-2回の定期更新が目安
  • note pro(月額8万円)は独自ドメイン・分析ツール・複数人管理が可能

(1) noteの基本|会員数1,000万人、MAU 7,359万人

noteは、テキスト、画像、音声、動画を投稿できる日本のメディアプラットフォームです。

noteの基本情報(2025年6月時点):

  • 会員数: 1,000万人突破
  • 月間アクティブユーザー(MAU): 7,359万人
  • コンテンツ数: 6,407万件
  • 企業アカウント: 2.3万件(2023年2月時点)

noteの特徴:

  • 無料で始められる: アカウント登録後、すぐに記事を投稿可能
  • ストック型メディア: 過去の投稿が蓄積され、継続的に読まれる
  • 有料記事機能: 記事を有料で販売できる(クリエイターエコノミー)
  • コミュニティ性: フォロー・いいね・コメント機能で双方向コミュニケーション

B2B企業では、無料版で気軽に始め、運用が軌道に乗ったらnote pro(企業向け有料プラン)にアップグレードするケースが多いです。

(2) noteのドメインパワーが高く、SEOで上位表示されやすい

noteの最大の強みは、「ドメインパワー(note.com)が高い」ことです。

ドメインパワーとは: 検索エンジンにおけるドメインの信頼性・権威性の指標。ドメインパワーが高いほど、検索結果で上位表示されやすい。

noteのSEO効果:

  • note.comは大規模メディアプラットフォームとして高いドメインパワーを持つ
  • 新規記事でも、適切なキーワード選定により比較的早く検索上位を獲得できる
  • マナミナの調査(2023年)によると、2023年以降noteのサイト訪問者数が増加傾向で、2024年は前年比37%増

例: 自社サイト(新規ドメイン)で記事を書いても、検索上位に表示されるまで半年〜1年かかることがあります。一方、noteであれば、早ければ1-3ヶ月で検索上位に表示されるケースもあります。

(3) 無料で始められるストック型メディア

noteは、初期費用・月額費用ゼロで始められます(note pro除く)。

WordPress等との比較:

項目 note(無料版) WordPress(自社運営)
初期費用 0円 ドメイン・サーバ代(年間数千円〜)
月額費用 0円 サーバ代(月数百円〜数千円)
技術スキル 不要 HTML/CSS/PHPの知識が必要
SEO効果 初期から高い(ドメインパワー) 長期運用で資産化
カスタマイズ 制限あり 自由度が高い

noteは、「今すぐコンテンツ発信を始めたい」「技術リソースが限られている」企業に適しています。

(4) note以外のプラットフォームとの比較|WordPress、はてなブログ等

noteと他のプラットフォームを比較しましょう。

WordPress:

  • メリット: 完全に自社所有、カスタマイズ自由度が高い、長期運用でSEO資産を蓄積
  • デメリット: 初期構築に時間・コストがかかる、技術スキルが必要

はてなブログ:

  • メリット: 無料で始められる、はてなブックマークによる拡散効果
  • デメリット: noteと比較してドメインパワーがやや劣る、企業利用は少数

Medium:

  • メリット: グローバルな読者層、デザインがシンプル
  • デメリット: 日本国内での認知度が低い、日本語コンテンツは少数

選択基準:

  • すぐに始めたい、SEO効果を早期に得たい → note
  • 長期的にSEO資産を蓄積、完全に自社管理 → WordPress
  • 両方を併用する戦略も有効(noteで集客 → オウンドメディアへ誘導)

次のセクションでは、noteの3つの集客チャネルを解説します。

noteの3つの集客チャネル|SEO・フォロワー・SNS連携

noteで集客するには、以下の3つのチャネルを活用します。

(1) Google検索からの流入|noteのドメインパワーを活かす

最も重要な集客チャネルは、Google検索からの流入です。

SEO対策のポイント:

  • キーワード選定: 検索ボリュームがあり、競合が少ないキーワードを狙う(「BtoBマーケティング ノウハウ」「SaaS 導入事例」等)
  • タイトルにキーワードを含める: 検索クエリとタイトルを一致させる
  • 見出し(H2/H3)にキーワードを配置: 記事構成を明確にする
  • 内部リンク: 関連記事同士をリンクで繋ぎ、回遊性を高める

効果測定: Google Search Consoleで、どのキーワードで流入しているかを確認し、改善に活かします。note proを使えば、Google Analyticsと連携して詳細な分析が可能です。

(2) note内フォロワー獲得|相互いいね・コメント返信

note内でフォロワーを増やすことで、新規記事を投稿した際に既存フォロワーに通知が届き、初速を稼げます。

フォロワー獲得の方法:

  • 定期的な投稿: 週1-2回の投稿で存在感を示す
  • 相互いいね: 他のクリエイターの記事に「いいね」をする
  • コメント返信: 読者からのコメントに丁寧に返信し、双方向コミュニケーションを構築
  • ハッシュタグ活用: 関連するハッシュタグをつけて、検索流入を増やす

フォロワーの質: フォロワー数を増やすだけでなく、自社のターゲット層(B2B企業の実務担当者等)に届くよう、発信内容を工夫しましょう。

(3) SNS連携|X(旧Twitter)・Instagramからnoteへ誘導

SNSとnoteを連携させることで、SNSフォロワーをnoteに誘導できます。

連携方法:

  • X(旧Twitter): noteの新規記事を投稿したら、Xでシェア(リンク付きツイート)
  • Instagram: ストーリーズやプロフィール欄にnoteリンクを掲載
  • LinkedIn: BtoB向けコンテンツをLinkedInでシェア

SNS投稿の工夫:

  • 記事の要点を3-5行で要約
  • 読者のメリットを明示(「〇〇の方法を解説」等)
  • アイキャッチ画像を添付して視覚的に訴求

次のセクションでは、集客につながるコンテンツ設計を解説します。

集客につながるコンテンツ設計|タイトル・構成・頻度

noteで集客するには、読者に読まれるコンテンツを設計する必要があります。

(1) タイトルは25文字程度|「誰が・何を・どうした」を明確に

タイトルは、記事の第一印象を決める最重要要素です。

効果的なタイトルの特徴:

  • 25文字程度: 検索結果やSNSで全文が表示される長さ
  • 「誰が・何を・どうした」を明確に: 読者に内容が一目で伝わる
  • キーワードを前方配置: SEO効果を高める
  • 数字を使う: 「5つのポイント」「3分で分かる」など、具体性を出す

良いタイトルの例(BtoB向け):

  • 「BtoBマーケティングで成果を出す5つの施策」
  • 「SaaS導入事例|A社が営業効率を2倍にした方法」
  • 「3分で分かる:MAツールの選び方」

避けるべきタイトル:

  • 「マーケティングについて」(内容が不明確)
  • 「!!!必見!!!」(スパムと誤認される)

(2) アイキャッチ画像を設定|読まれやすさが向上

アイキャッチ画像(記事のサムネイル画像)を設定することで、SNSやnote内で目立ち、クリック率が向上します。

アイキャッチ画像の選び方:

  • 記事の内容を視覚的に表現
  • テキストオーバーレイ(画像にタイトルを重ねる)で訴求力を高める
  • 無料素材サイト(Unsplash、Pixabay等)やCanvaでデザイン

(3) 投稿頻度の目安|週1-2回の定期更新

継続的な投稿が、フォロワー獲得とSEO効果の両方に重要です。

推奨頻度:

  • 週1-2回: 多くのB2B企業が採用している頻度
  • 月2-4回: リソースが限られている場合
  • 週3回以上: リソースに余裕があり、SEO効果を最大化したい場合

頻度が低すぎる場合のリスク:

  • フォロワーが離れる
  • SEO効果が蓄積されにくい

(4) BtoB企業向けコンテンツの型|事例・ノウハウ・インタビュー

B2B企業がnoteで発信すべきコンテンツの型を紹介します。

1. 実践ノウハウ:

  • 「〇〇の5つのポイント」「〇〇の選び方」など、読者の課題を解決する情報
  • 例: 「BtoBリード獲得施策10選」「MAツールの選定基準」

2. 導入事例・成功事例:

  • 自社製品・サービスの導入事例を紹介
  • 例: 「A社が営業効率を2倍にした方法|導入事例」

3. 社員インタビュー:

  • 社員の働き方・価値観を紹介し、採用・ブランディングに活用
  • 例: 「入社3年目エンジニアが語る、スタートアップで働く魅力」

4. 業界レポート・調査データ:

  • 自社で実施した調査・アンケート結果を発表
  • 例: 「BtoB企業のマーケティング課題調査2024」

次のセクションでは、note proの活用方法を解説します。

note proを活用した企業アカウント運用

note proは、企業向けの有料プランです。

(1) note proとは|月額8万円の企業向けプラン

note proは、企業がnoteを本格的に運用するための有料プランです。

料金:

  • 月額8万円(税別)

対象企業:

  • 中堅企業以上(従業員数50人以上が目安)
  • 複数人でnoteを運用したい企業
  • ブランディング・リード獲得を本格的に取り組みたい企業

(2) note pro機能|独自ドメイン・Google Analytics連携・複数人管理

note proでは、以下の機能が利用できます。

主な機能:

  • 独自ドメイン: 自社ドメイン(例: note.example.com)を設定可能
  • Google Analytics連携: アクセス解析が可能
  • 複数人管理: 複数の社員でアカウントを管理
  • カスタムデザイン: ヘッダー・フッターのカスタマイズ
  • 記事の予約投稿: 事前にスケジュール設定
  • 外部メディア埋め込み: YouTube、SoundCloud等の埋め込み

(3) 無料版 vs note pro|どちらを選ぶべきか

無料版とnote proの選択基準を整理します。

無料版が向いているケース:

  • 小規模企業・個人事業主
  • まずは試しに始めたい
  • 月額8万円の予算が確保できない

note proが向いているケース:

  • 中堅企業以上(従業員数50人以上)
  • 複数人でnoteを運用したい
  • Google Analyticsで詳細な分析をしたい
  • 独自ドメインでブランディングを強化したい

推奨アプローチ: まずは無料版で3-6ヶ月運用し、効果が確認できたらnote proにアップグレードするのが現実的です。

(4) note pro活用企業の事例

note proを活用している企業の例を紹介します。

ソウルドアウト:

  • 採用・ブランディング目的でnote proを活用
  • 社員インタビュー、事業紹介記事を定期的に投稿

才流:

  • BtoBマーケティングのノウハウを発信
  • リード獲得・ブランディングに成功

中川政七商店:

  • ブランドストーリーテリングにnoteを活用
  • 伝統工芸の魅力を発信し、ファンを獲得

次のセクションでは、オウンドメディアとnoteの使い分けを解説します。

B2B企業のnote活用成功事例とオウンドメディアとの使い分け

noteとオウンドメディアを併用する戦略が、多くのB2B企業で採用されています。

(1) ソウルドアウト|採用・ブランディングにnote活用

ソウルドアウトは、地方・中小企業向けデジタルマーケティング支援を行うB2B企業です。

note活用戦略:

  • 社員インタビュー、事業紹介、イベントレポートを発信
  • 採用候補者に企業文化を伝える
  • ブランディング効果で認知度向上

(2) 才流|BtoBマーケティングノウハウを発信

才流は、BtoBマーケティング支援・コンサルティングを行う企業です。

note活用戦略:

  • BtoBマーケティングの実践ノウハウを無料で公開
  • リード獲得(資料請求・問い合わせ)に繋げる
  • 専門性をアピールし、信頼性を構築

(3) 中川政七商店|ブランドストーリーテリング

中川政七商店は、伝統工芸品の製造・販売を行う企業です。

note活用戦略:

  • 職人の想い、製品の背景ストーリーを発信
  • ファンとの双方向コミュニケーション
  • ブランドロイヤルティ向上

(4) オウンドメディアとnoteの使い分け|SEO vs コミュニティ

noteとオウンドメディアは、それぞれ異なる強みがあります。

noteの強み:

  • 初期のドメインパワーが高く、早期にSEO効果を得られる
  • コミュニティ性があり、双方向コミュニケーションが容易
  • 無料で始められ、運用コストが低い

オウンドメディアの強み:

  • 完全に自社所有、プラットフォーム依存リスクがない
  • カスタマイズ自由度が高い
  • 長期運用でSEO資産を蓄積できる

使い分け戦略:

用途 note オウンドメディア
短期的なSEO効果
長期的なSEO資産
コミュニティ構築
運用コスト 低い 高い
プラットフォーム依存リスク あり なし

推奨アプローチ:

  • noteで早期に集客を開始し、認知度を高める
  • オウンドメディアを並行して構築し、長期的なSEO資産を蓄積
  • noteからオウンドメディアへ誘導(内部リンク)し、自社サイトへの流入を増やす

次のセクションでまとめます。

まとめ|noteをコンテンツマーケティングの武器にする

noteは、B2B企業がコンテンツマーケティングで成果を出すための強力なプラットフォームです。会員数1,000万人、MAU 7,359万人という規模と、高いドメインパワーにより、早期にSEO効果を得られます。

noteの3つの集客チャネル:

  • Google検索からの流入(noteのドメインパワーを活かす)
  • note内フォロワー獲得(相互いいね・コメント返信)
  • SNS連携(X、Instagramからnoteへ誘導)

集客につながるコンテンツ設計:

  • タイトルは25文字程度で「誰が・何を・どうした」を明確に
  • アイキャッチ画像を設定して視覚的に訴求
  • 週1-2回の定期更新でフォロワーとSEO効果を蓄積
  • BtoB向けコンテンツの型:実践ノウハウ、導入事例、社員インタビュー、業界レポート

note proの活用:

  • 月額8万円で独自ドメイン・Google Analytics連携・複数人管理が可能
  • まずは無料版で3-6ヶ月運用し、効果が確認できたらアップグレード

オウンドメディアとの使い分け:

  • noteで早期にSEO効果を得て、認知度を高める
  • オウンドメディアで長期的なSEO資産を蓄積
  • 両方を併用し、noteからオウンドメディアへ誘導する戦略が有効

次のアクション:

  • noteアカウントを作成し、プロフィールを設定する
  • 最初の記事を投稿する(BtoB向け実践ノウハウ・事例紹介等)
  • 週1-2回の定期更新を3-6ヶ月継続し、効果を測定する
  • SNS(X、Instagram、LinkedIn)とnoteを連携させる

noteは、継続的な投稿と高品質なコンテンツが前提ですが、適切に運用すれば採用・ブランディング・リード獲得に大きな効果をもたらします。まずは無料で始めて、コンテンツマーケティングの武器にしましょう。

※この記事は2025年12月時点の情報です。noteの仕様・料金は変更される可能性があるため、最新情報はnote公式サイトをご確認ください。

よくある質問

Q1noteとブログ(WordPress等)はどちらが集客に有利?

A1noteは初期のドメインパワーが高く、早期に検索上位を狙えます。WordPressは長期運用でSEO資産を蓄積できます。両方を併用し、noteで集客してオウンドメディアへ誘導する戦略が有効です。

Q2無料版とnote pro(月額8万円)のどちらを選ぶべき?

A2小規模企業・個人事業主は無料版で十分です。独自ドメイン・分析ツール・複数人管理が必要な中堅企業以上はnote proを検討しましょう。まずは無料版で運用開始し、必要に応じてアップグレードするのが推奨されます。

Q3noteでどんなコンテンツを発信すれば集客できる?

A3BtoB企業は「実践ノウハウ」「事例紹介」「社員インタビュー」「業界レポート」が効果的です。顧客の課題を解決する有益な情報を発信し、企業の専門性・信頼性をアピールすることで、リード獲得・ブランディングに繋がります。

Q4noteで集客するまでどのくらいの期間が必要?

A4SEO効果は3-6ヶ月で現れ始めます。SNS連携やnote内フォロワー施策は1-3ヶ月で効果が出やすい傾向があります。継続的な投稿(週1-2回)と高品質なコンテンツが前提です。

Q5noteは企業アカウント運用に向いている?

A5向いています。2023年2月時点で2.3万件の企業アカウントが活用中です。採用・ブランディング・リード獲得を目的とした事例が多く、note proを使えば企業向け機能(独自ドメイン、Google Analytics連携等)が充実しています。

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B2Bデジタルプロダクト実践ガイド編集部

「B2Bデジタルプロダクト実践ガイド」は、デシセンス株式会社が運営する情報メディアです。B2Bデジタルプロダクト企業のマーケティング・営業・カスタマーサクセス・開発・経営に関する実践的な情報を、SaaS、AIプロダクト、ITサービス企業の実務担当者に向けて分かりやすく解説しています。