noteとは?B2B企業がnoteで集客すべき理由
「オウンドメディアを立ち上げたいけれど、時間もリソースも足りない...」――。B2B企業のマーケティング担当者にとって、コンテンツマーケティングは重要施策ですが、WordPress等でオウンドメディアを構築・運用するには大きなコストがかかります。
noteは、無料で始められるストック型メディアプラットフォームです。noteのドメインパワー(note.com)が高いため、適切なキーワード選定をすれば比較的早く検索上位を獲得できます。2025年6月時点でnote会員数は1,000万人を突破し、月間アクティブユーザー(MAU)は7,359万人に達しています(note公式、2025年)。また、2024年にはSimilarweb「Digital 100」でDigital Winnerを受賞し、日本で成長したデジタルブランドのトップに選出されました。
B2B企業では、採用・ブランディング・リード獲得を目的としたnote活用が増えており、2023年2月時点で企業アカウントは2.3万件に達しています。この記事では、B2B企業がnoteで集客するための具体的な戦略、コンテンツ設計、オウンドメディアとの使い分けを詳しく解説します。
この記事のポイント:
- noteは会員数1,000万人、MAU 7,359万人の大規模メディアプラットフォーム
- noteのドメインパワーが高く、SEOで早期に検索上位を狙える
- 集客チャネルは3つ:Google検索、note内フォロワー、SNS連携
- タイトルは25文字程度で「誰が・何を・どうした」を明確に、週1-2回の定期更新が目安
- note pro(月額8万円)は独自ドメイン・分析ツール・複数人管理が可能
(1) noteの基本|会員数1,000万人、MAU 7,359万人
noteは、テキスト、画像、音声、動画を投稿できる日本のメディアプラットフォームです。
noteの基本情報(2025年6月時点):
- 会員数: 1,000万人突破
- 月間アクティブユーザー(MAU): 7,359万人
- コンテンツ数: 6,407万件
- 企業アカウント: 2.3万件(2023年2月時点)
noteの特徴:
- 無料で始められる: アカウント登録後、すぐに記事を投稿可能
- ストック型メディア: 過去の投稿が蓄積され、継続的に読まれる
- 有料記事機能: 記事を有料で販売できる(クリエイターエコノミー)
- コミュニティ性: フォロー・いいね・コメント機能で双方向コミュニケーション
B2B企業では、無料版で気軽に始め、運用が軌道に乗ったらnote pro(企業向け有料プラン)にアップグレードするケースが多いです。
(2) noteのドメインパワーが高く、SEOで上位表示されやすい
noteの最大の強みは、「ドメインパワー(note.com)が高い」ことです。
ドメインパワーとは: 検索エンジンにおけるドメインの信頼性・権威性の指標。ドメインパワーが高いほど、検索結果で上位表示されやすい。
noteのSEO効果:
- note.comは大規模メディアプラットフォームとして高いドメインパワーを持つ
- 新規記事でも、適切なキーワード選定により比較的早く検索上位を獲得できる
- マナミナの調査(2023年)によると、2023年以降noteのサイト訪問者数が増加傾向で、2024年は前年比37%増
例: 自社サイト(新規ドメイン)で記事を書いても、検索上位に表示されるまで半年〜1年かかることがあります。一方、noteであれば、早ければ1-3ヶ月で検索上位に表示されるケースもあります。
(3) 無料で始められるストック型メディア
noteは、初期費用・月額費用ゼロで始められます(note pro除く)。
WordPress等との比較:
| 項目 | note(無料版) | WordPress(自社運営) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | ドメイン・サーバ代(年間数千円〜) |
| 月額費用 | 0円 | サーバ代(月数百円〜数千円) |
| 技術スキル | 不要 | HTML/CSS/PHPの知識が必要 |
| SEO効果 | 初期から高い(ドメインパワー) | 長期運用で資産化 |
| カスタマイズ | 制限あり | 自由度が高い |
noteは、「今すぐコンテンツ発信を始めたい」「技術リソースが限られている」企業に適しています。
(4) note以外のプラットフォームとの比較|WordPress、はてなブログ等
noteと他のプラットフォームを比較しましょう。
WordPress:
- メリット: 完全に自社所有、カスタマイズ自由度が高い、長期運用でSEO資産を蓄積
- デメリット: 初期構築に時間・コストがかかる、技術スキルが必要
はてなブログ:
- メリット: 無料で始められる、はてなブックマークによる拡散効果
- デメリット: noteと比較してドメインパワーがやや劣る、企業利用は少数
Medium:
- メリット: グローバルな読者層、デザインがシンプル
- デメリット: 日本国内での認知度が低い、日本語コンテンツは少数
選択基準:
- すぐに始めたい、SEO効果を早期に得たい → note
- 長期的にSEO資産を蓄積、完全に自社管理 → WordPress
- 両方を併用する戦略も有効(noteで集客 → オウンドメディアへ誘導)
次のセクションでは、noteの3つの集客チャネルを解説します。
noteの3つの集客チャネル|SEO・フォロワー・SNS連携
noteで集客するには、以下の3つのチャネルを活用します。
(1) Google検索からの流入|noteのドメインパワーを活かす
最も重要な集客チャネルは、Google検索からの流入です。
SEO対策のポイント:
- キーワード選定: 検索ボリュームがあり、競合が少ないキーワードを狙う(「BtoBマーケティング ノウハウ」「SaaS 導入事例」等)
- タイトルにキーワードを含める: 検索クエリとタイトルを一致させる
- 見出し(H2/H3)にキーワードを配置: 記事構成を明確にする
- 内部リンク: 関連記事同士をリンクで繋ぎ、回遊性を高める
効果測定: Google Search Consoleで、どのキーワードで流入しているかを確認し、改善に活かします。note proを使えば、Google Analyticsと連携して詳細な分析が可能です。
(2) note内フォロワー獲得|相互いいね・コメント返信
note内でフォロワーを増やすことで、新規記事を投稿した際に既存フォロワーに通知が届き、初速を稼げます。
フォロワー獲得の方法:
- 定期的な投稿: 週1-2回の投稿で存在感を示す
- 相互いいね: 他のクリエイターの記事に「いいね」をする
- コメント返信: 読者からのコメントに丁寧に返信し、双方向コミュニケーションを構築
- ハッシュタグ活用: 関連するハッシュタグをつけて、検索流入を増やす
フォロワーの質: フォロワー数を増やすだけでなく、自社のターゲット層(B2B企業の実務担当者等)に届くよう、発信内容を工夫しましょう。
(3) SNS連携|X(旧Twitter)・Instagramからnoteへ誘導
SNSとnoteを連携させることで、SNSフォロワーをnoteに誘導できます。
連携方法:
- X(旧Twitter): noteの新規記事を投稿したら、Xでシェア(リンク付きツイート)
- Instagram: ストーリーズやプロフィール欄にnoteリンクを掲載
- LinkedIn: BtoB向けコンテンツをLinkedInでシェア
SNS投稿の工夫:
- 記事の要点を3-5行で要約
- 読者のメリットを明示(「〇〇の方法を解説」等)
- アイキャッチ画像を添付して視覚的に訴求
次のセクションでは、集客につながるコンテンツ設計を解説します。
集客につながるコンテンツ設計|タイトル・構成・頻度
noteで集客するには、読者に読まれるコンテンツを設計する必要があります。
(1) タイトルは25文字程度|「誰が・何を・どうした」を明確に
タイトルは、記事の第一印象を決める最重要要素です。
効果的なタイトルの特徴:
- 25文字程度: 検索結果やSNSで全文が表示される長さ
- 「誰が・何を・どうした」を明確に: 読者に内容が一目で伝わる
- キーワードを前方配置: SEO効果を高める
- 数字を使う: 「5つのポイント」「3分で分かる」など、具体性を出す
良いタイトルの例(BtoB向け):
- 「BtoBマーケティングで成果を出す5つの施策」
- 「SaaS導入事例|A社が営業効率を2倍にした方法」
- 「3分で分かる:MAツールの選び方」
避けるべきタイトル:
- 「マーケティングについて」(内容が不明確)
- 「!!!必見!!!」(スパムと誤認される)
(2) アイキャッチ画像を設定|読まれやすさが向上
アイキャッチ画像(記事のサムネイル画像)を設定することで、SNSやnote内で目立ち、クリック率が向上します。
アイキャッチ画像の選び方:
- 記事の内容を視覚的に表現
- テキストオーバーレイ(画像にタイトルを重ねる)で訴求力を高める
- 無料素材サイト(Unsplash、Pixabay等)やCanvaでデザイン
(3) 投稿頻度の目安|週1-2回の定期更新
継続的な投稿が、フォロワー獲得とSEO効果の両方に重要です。
推奨頻度:
- 週1-2回: 多くのB2B企業が採用している頻度
- 月2-4回: リソースが限られている場合
- 週3回以上: リソースに余裕があり、SEO効果を最大化したい場合
頻度が低すぎる場合のリスク:
- フォロワーが離れる
- SEO効果が蓄積されにくい
(4) BtoB企業向けコンテンツの型|事例・ノウハウ・インタビュー
B2B企業がnoteで発信すべきコンテンツの型を紹介します。
1. 実践ノウハウ:
- 「〇〇の5つのポイント」「〇〇の選び方」など、読者の課題を解決する情報
- 例: 「BtoBリード獲得施策10選」「MAツールの選定基準」
2. 導入事例・成功事例:
- 自社製品・サービスの導入事例を紹介
- 例: 「A社が営業効率を2倍にした方法|導入事例」
3. 社員インタビュー:
- 社員の働き方・価値観を紹介し、採用・ブランディングに活用
- 例: 「入社3年目エンジニアが語る、スタートアップで働く魅力」
4. 業界レポート・調査データ:
- 自社で実施した調査・アンケート結果を発表
- 例: 「BtoB企業のマーケティング課題調査2024」
次のセクションでは、note proの活用方法を解説します。
note proを活用した企業アカウント運用
note proは、企業向けの有料プランです。
(1) note proとは|月額8万円の企業向けプラン
note proは、企業がnoteを本格的に運用するための有料プランです。
料金:
- 月額8万円(税別)
対象企業:
- 中堅企業以上(従業員数50人以上が目安)
- 複数人でnoteを運用したい企業
- ブランディング・リード獲得を本格的に取り組みたい企業
(2) note pro機能|独自ドメイン・Google Analytics連携・複数人管理
note proでは、以下の機能が利用できます。
主な機能:
- 独自ドメイン: 自社ドメイン(例: note.example.com)を設定可能
- Google Analytics連携: アクセス解析が可能
- 複数人管理: 複数の社員でアカウントを管理
- カスタムデザイン: ヘッダー・フッターのカスタマイズ
- 記事の予約投稿: 事前にスケジュール設定
- 外部メディア埋め込み: YouTube、SoundCloud等の埋め込み
(3) 無料版 vs note pro|どちらを選ぶべきか
無料版とnote proの選択基準を整理します。
無料版が向いているケース:
- 小規模企業・個人事業主
- まずは試しに始めたい
- 月額8万円の予算が確保できない
note proが向いているケース:
- 中堅企業以上(従業員数50人以上)
- 複数人でnoteを運用したい
- Google Analyticsで詳細な分析をしたい
- 独自ドメインでブランディングを強化したい
推奨アプローチ: まずは無料版で3-6ヶ月運用し、効果が確認できたらnote proにアップグレードするのが現実的です。
(4) note pro活用企業の事例
note proを活用している企業の例を紹介します。
ソウルドアウト:
- 採用・ブランディング目的でnote proを活用
- 社員インタビュー、事業紹介記事を定期的に投稿
才流:
- BtoBマーケティングのノウハウを発信
- リード獲得・ブランディングに成功
中川政七商店:
- ブランドストーリーテリングにnoteを活用
- 伝統工芸の魅力を発信し、ファンを獲得
次のセクションでは、オウンドメディアとnoteの使い分けを解説します。
B2B企業のnote活用成功事例とオウンドメディアとの使い分け
noteとオウンドメディアを併用する戦略が、多くのB2B企業で採用されています。
(1) ソウルドアウト|採用・ブランディングにnote活用
ソウルドアウトは、地方・中小企業向けデジタルマーケティング支援を行うB2B企業です。
note活用戦略:
- 社員インタビュー、事業紹介、イベントレポートを発信
- 採用候補者に企業文化を伝える
- ブランディング効果で認知度向上
(2) 才流|BtoBマーケティングノウハウを発信
才流は、BtoBマーケティング支援・コンサルティングを行う企業です。
note活用戦略:
- BtoBマーケティングの実践ノウハウを無料で公開
- リード獲得(資料請求・問い合わせ)に繋げる
- 専門性をアピールし、信頼性を構築
(3) 中川政七商店|ブランドストーリーテリング
中川政七商店は、伝統工芸品の製造・販売を行う企業です。
note活用戦略:
- 職人の想い、製品の背景ストーリーを発信
- ファンとの双方向コミュニケーション
- ブランドロイヤルティ向上
(4) オウンドメディアとnoteの使い分け|SEO vs コミュニティ
noteとオウンドメディアは、それぞれ異なる強みがあります。
noteの強み:
- 初期のドメインパワーが高く、早期にSEO効果を得られる
- コミュニティ性があり、双方向コミュニケーションが容易
- 無料で始められ、運用コストが低い
オウンドメディアの強み:
- 完全に自社所有、プラットフォーム依存リスクがない
- カスタマイズ自由度が高い
- 長期運用でSEO資産を蓄積できる
使い分け戦略:
| 用途 | note | オウンドメディア |
|---|---|---|
| 短期的なSEO効果 | ◎ | △ |
| 長期的なSEO資産 | △ | ◎ |
| コミュニティ構築 | ◎ | △ |
| 運用コスト | 低い | 高い |
| プラットフォーム依存リスク | あり | なし |
推奨アプローチ:
- noteで早期に集客を開始し、認知度を高める
- オウンドメディアを並行して構築し、長期的なSEO資産を蓄積
- noteからオウンドメディアへ誘導(内部リンク)し、自社サイトへの流入を増やす
次のセクションでまとめます。
まとめ|noteをコンテンツマーケティングの武器にする
noteは、B2B企業がコンテンツマーケティングで成果を出すための強力なプラットフォームです。会員数1,000万人、MAU 7,359万人という規模と、高いドメインパワーにより、早期にSEO効果を得られます。
noteの3つの集客チャネル:
- Google検索からの流入(noteのドメインパワーを活かす)
- note内フォロワー獲得(相互いいね・コメント返信)
- SNS連携(X、Instagramからnoteへ誘導)
集客につながるコンテンツ設計:
- タイトルは25文字程度で「誰が・何を・どうした」を明確に
- アイキャッチ画像を設定して視覚的に訴求
- 週1-2回の定期更新でフォロワーとSEO効果を蓄積
- BtoB向けコンテンツの型:実践ノウハウ、導入事例、社員インタビュー、業界レポート
note proの活用:
- 月額8万円で独自ドメイン・Google Analytics連携・複数人管理が可能
- まずは無料版で3-6ヶ月運用し、効果が確認できたらアップグレード
オウンドメディアとの使い分け:
- noteで早期にSEO効果を得て、認知度を高める
- オウンドメディアで長期的なSEO資産を蓄積
- 両方を併用し、noteからオウンドメディアへ誘導する戦略が有効
次のアクション:
- noteアカウントを作成し、プロフィールを設定する
- 最初の記事を投稿する(BtoB向け実践ノウハウ・事例紹介等)
- 週1-2回の定期更新を3-6ヶ月継続し、効果を測定する
- SNS(X、Instagram、LinkedIn)とnoteを連携させる
noteは、継続的な投稿と高品質なコンテンツが前提ですが、適切に運用すれば採用・ブランディング・リード獲得に大きな効果をもたらします。まずは無料で始めて、コンテンツマーケティングの武器にしましょう。
※この記事は2025年12月時点の情報です。noteの仕様・料金は変更される可能性があるため、最新情報はnote公式サイトをご確認ください。
