GoogleはCRMを提供しているのか?
「Google WorkspaceでCRMを使いたい」「GoogleのCRMツールはあるのか?」——こうした疑問を持つB2B中小企業の営業担当や経営者は少なくありません。
Google Workspaceを既に利用している企業にとって、Gmail・カレンダー・ドライブと連携するCRMがあれば、既存のワークフローを活かして顧客管理を効率化できます。
この記事では、GoogleのCRM提供状況、Google Workspace連携CRMの選択肢、Googleスプレッドシートでの顧客管理方法まで体系的に解説します。
この記事のポイント:
- Google自体は独自CRMを提供していないが、サードパーティCRMとの連携が可能
- Zoho CRM・HubSpot・Salesforce等がGoogle Workspaceと連携可能
- 小規模企業はGoogleスプレッドシートで顧客管理を始めるのも有効
- 顧客数100件以上・営業担当3名以上になったらCRM移行を検討
- 無料プラン(HubSpot・Zoho)から試すことで、リスクを最小化できる
(1) Googleの公式CRM提供状況
結論から言うと、Google自体は独自のCRMツールを提供していません。
Googleが提供しているビジネスツール:
Google Workspace(旧 G Suite):
- Gmail(メール)
- Googleカレンダー(スケジュール管理)
- Googleドライブ(ファイル共有)
- Google Meet(ビデオ会議)
- Googleスプレッドシート・ドキュメント(文書作成)
これらはビジネスの基盤となるツールですが、顧客管理に特化したCRM機能は含まれていません。
(2) Googleコンタクトの機能と限界
Googleには「Googleコンタクト(Google Contacts)」という連絡先管理ツールがあります。
Googleコンタクトの機能:
- 連絡先の登録・編集(氏名・電話番号・メールアドレス等)
- ラベル分類(顧客・取引先・パートナー等)
- Gmail・カレンダー・Google Meetとの連携
Googleコンタクトの限界:
- 本格的なCRM機能はない(商談管理・営業活動記録・売上予測等は不可)
- レポート・分析機能がない
- ワークフロー自動化ができない
- チーム全体での顧客情報共有には不向き
Googleコンタクトはあくまで基本的な連絡先管理ツールであり、営業活動を効率化するCRMとしては不十分です。
(3) Google WorkspaceとサードパーティCRMの連携方式
Googleは独自CRMを提供していない代わりに、サードパーティCRM(他社製CRM)との連携を推進しています。
連携方式:
①Google Workspace Marketplace:
- Google公式のアプリマーケットプレイス
- CRMアプリをダウンロードし、Google Workspaceと連携可能
- カテゴリ「Sales & CRM」には数十種類のCRMアプリが登録
②API連携:
- Google WorkspaceのAPI(Gmail API・Calendar API等)を活用
- サードパーティCRMがGmailの送受信履歴・カレンダーの予定を自動取り込み
③双方向同期:
- CRMで記録した顧客情報がGoogleカレンダーに反映
- Gmailで送受信したメールがCRMの活動履歴に自動記録
これにより、既存のGoogle Workspace環境を活かしながら、本格的なCRM機能を追加できます。
(4) Google CloudとSalesforceの提携
2023年以降、Google CloudとSalesforceが提携を強化しています。
提携の内容:
- SalesforceのデータをGoogle BigQuery(データ分析基盤)で分析可能
- Google WorkspaceとSalesforceの統合強化
- Gemini(Googleの生成AI)とEinstein(SalesforceのAI)の連携
この提携により、大規模企業でもGoogle環境でCRMを活用しやすくなっています。
Google連携CRMの選択肢と比較
(1) Zoho CRM(マーケットプレイス最多ダウンロード・無料プランあり)
特徴:
- Google Workspace Marketplaceで最多ダウンロードのCRM
- Gmail・カレンダー・ドライブと双方向同期
- 無料プラン:3ユーザーまで、基本的なCRM機能
- 料金:月額1,680円〜6,240円/ユーザー
主な機能:
- リード管理(見込み客情報の登録・育成)
- 商談管理(パイプライン可視化)
- 活動記録(Gmail送受信履歴を自動記録)
- レポート・分析
- ワークフロー自動化
向いている企業:
- 中小企業(従業員10〜100人)
- コストを抑えたい企業
- まずは無料プランで試したい企業
Google連携の詳細:
- Gmail送受信履歴をCRMに自動取り込み
- カレンダーの予定と商談を双方向同期
- ドライブのファイルをCRM内で管理
(2) HubSpot CRM(無料プラン充実・マーケティング機能強力)
特徴:
- 無料プラン:ユーザー数無制限、基本的なCRM機能
- マーケティングオートメーション(MA)機能も強力
- 料金:無料プラン〜、有料プラン月額5万円〜
主な機能:
- リード管理
- 商談管理
- メール配信・トラッキング
- フォーム・ランディングページ作成
- レポート・ダッシュボード
向いている企業:
- 小規模企業(従業員10〜50人)
- マーケティング活動も自動化したい企業
- まずは無料で始めたい企業
Google連携の詳細:
- Gmail送受信履歴をCRMに自動取り込み
- Googleカレンダーと予定を双方向同期
- Google広告との連携
(3) Salesforce(大規模向け・AppExchange連携)
特徴:
- 世界シェアNo.1のCRM(22.1%、11年連続)
- 大規模・複雑な営業組織に対応
- 料金:月額3,000円〜39,600円/ユーザー
主な機能:
- リード管理
- 商談管理
- AI機能(Einstein)
- AppExchange(7,000以上のアプリ連携)
- 高度なカスタマイズ
向いている企業:
- 中堅〜大企業(従業員50人以上)
- 複雑な営業プロセスを持つ企業
- カスタマイズ要求が高い企業
Google連携の詳細:
- Gmail送受信履歴をSalesforceに取り込み
- Googleカレンダーと商談を同期
- Google CloudとSalesforceの提携により、BigQueryでデータ分析可能
(4) サテライトオフィス(日本製・10アカウント以内無償)
特徴:
- 日本製のGoogle Workspace専用CRM
- Googleパートナーアワード受賞
- 料金:10アカウント以内無償、11アカウント以上は月額300円/ユーザー
主な機能:
- 顧客管理
- 案件管理
- スケジュール管理
- レポート作成
- Google Workspaceとシームレス連携
向いている企業:
- 小規模企業(従業員10人以内)
- 日本語サポートを重視
- 低コストでCRMを導入したい企業
Google連携の詳細:
- Google Workspace専用に設計されており、シームレスに統合
- Gmail・カレンダー・ドライブとの連携が標準機能
(5) Streak CRM(Gmail統合型・シンプル操作)
特徴:
- Gmail内で直接CRM機能を操作できる
- シンプルで使いやすい
- 料金:無料プラン(50レコードまで)〜、有料プラン月額15ドル〜
主な機能:
- パイプライン管理(Gmail内で可視化)
- メールトラッキング(開封・クリック追跡)
- タスク管理
- レポート作成
向いている企業:
- 小規模企業(従業員5〜20人)
- Gmail中心の業務フローを持つ企業
- シンプルなCRMで十分な企業
Google連携の詳細:
- Gmail内でCRMを直接操作(別ツールを開く必要なし)
- カレンダー・ドライブとも連携
(6) 比較表:料金・機能・対象企業規模
| CRM名 | 料金(月額/ユーザー) | 無料プラン | 対象企業規模 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Zoho CRM | 1,680円〜 | あり(3ユーザー) | 中小企業 | マーケットプレイス最多DL |
| HubSpot CRM | 無料〜 | あり(無制限) | 小規模企業 | MA機能強力 |
| Salesforce | 3,000円〜 | なし | 中堅〜大企業 | 世界シェアNo.1 |
| サテライトオフィス | 無償〜300円 | あり(10アカウント) | 小規模企業 | 日本製 |
| Streak CRM | 15ドル〜 | あり(50レコード) | 小規模企業 | Gmail統合型 |
※料金は2024年時点の目安です。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
選び方のポイント:
- 小規模企業・低コスト重視 → サテライトオフィス・HubSpot・Streak
- 中小企業・バランス重視 → Zoho CRM
- 大企業・高機能重視 → Salesforce
Googleスプレッドシートでの顧客管理
(1) スプレッドシートでの顧客管理方法
「CRMツールを導入する前に、まずは低コストで顧客管理を始めたい」という企業には、Googleスプレッドシートでの顧客管理も有効です。
スプレッドシートでの顧客管理の基本構成:
列項目例:
- 顧客ID(一意の識別番号)
- 企業名
- 担当者名
- 部署・役職
- 電話番号
- メールアドレス
- 住所
- 商談ステータス(見込み客・商談中・受注・失注)
- 見込み度(高・中・低)
- 最終接触日
- 次回アクション日
- 担当営業
- メモ・備考
運用方法:
- シート1枚目:顧客マスタ
- シート2枚目:商談管理
- シート3枚目:活動履歴(訪問・架電・メール送信記録)
(2) 無料テンプレートの活用
以下のサイトで、Googleスプレッドシート用の顧客管理テンプレートが無料公開されています。
主な無料テンプレート提供サイト:
- BOXIL Magazine(顧客管理テンプレート)
- GENIEE(CRM用スプレッドシートテンプレート)
- HubSpot(無料CRMテンプレート)
これらのテンプレートをコピーして利用することで、ゼロから作るより短時間で顧客管理を始められます。
(3) メリット:無料・柔軟・既存環境活用
スプレッドシートでの顧客管理には以下のメリットがあります。
メリット:
①無料で始められる:
- Google Workspaceの範囲内で追加コストなし
- 小規模企業・スタートアップに最適
②柔軟なカスタマイズ:
- 自社の営業プロセスに合わせて列・シートを自由に追加
- 複雑な計算式・関数も使える
③既存環境を活かせる:
- Gmail・カレンダー・ドライブと同じGoogle環境
- 社員全員が使い慣れたツール
④導入のハードルが低い:
- 専用ツールの操作習得が不要
- すぐに始められる
(4) デメリット:データ量の限界・セキュリティリスク
一方、スプレッドシートでの顧客管理には以下のデメリットもあります。
デメリット:
①データ量の限界:
- 行数が増えると動作が遅くなる(数千行以上で顕著)
- 検索・フィルタ機能が限定的
②複数人での同時編集の課題:
- 同時編集時に入力ミス・上書きが発生しやすい
- 複数の営業担当が同時にアクセスすると混乱
③セキュリティリスク:
- 共有リンクの設定ミスで顧客情報が漏洩するリスク
- 権限管理が複雑(閲覧のみ・編集可能等)
④レポート・分析機能が限定的:
- グラフ作成は可能だが、専用CRMと比べて機能が劣る
- 売上予測・商談分析は手動で行う必要
⑤ワークフロー自動化ができない:
- メール自動配信・タスク自動化等は不可
- 手動での運用が中心
(5) CRMへの移行タイミング(顧客数・営業担当が増えたとき)
スプレッドシートからCRMへの移行を検討すべきタイミングは以下の通りです。
移行タイミングの目安:
①顧客数が100件以上になったとき:
- スプレッドシートの動作が遅くなる
- 検索・フィルタに時間がかかる
②営業担当が3名以上になったとき:
- 複数人での同時編集が増え、ミス・上書きが発生
- 誰が何を入力したか分からなくなる
③データ入力ミス・更新漏れが増えたとき:
- 手動運用の限界が見え始めた兆候
- CRMの自動化機能でミスを削減できる
④営業プロセスが複雑になったとき:
- 商談ステータスが増え、管理が複雑化
- パイプライン可視化・売上予測が必要になった
⑤セキュリティ要件が厳しくなったとき:
- 個人情報保護・GDPR対応等の要件が追加された
- 専用CRMのアクセスログ・権限管理が必要
これらの兆候が見えたら、CRM導入を検討するタイミングです。
Google Workspace連携CRMの活用メリット
(1) Gmail・カレンダー・ドライブとの双方向同期
Google Workspace連携CRMの最大のメリットは、既存のGmailGoogleカレンダー・ドライブとの双方向同期です。
双方向同期の具体例:
Gmail連携:
- Gmailで送受信したメールが自動でCRMの活動履歴に記録
- CRMから直接メール送信可能
- メール開封・クリックをトラッキング
カレンダー連携:
- CRMで登録した商談予定がGoogleカレンダーに自動反映
- カレンダーで予定を変更すると、CRMにも反映
ドライブ連携:
- 見積書・提案資料をドライブで管理し、CRM内から参照
- 顧客ごとにドライブのフォルダを自動生成
これにより、複数ツールを行き来する手間が削減され、業務効率が向上します。
(2) 既存ワークフローの維持(学習コスト削減)
Google Workspace連携CRMは、既存のワークフローを大きく変えずに導入できるため、学習コストが低いです。
ワークフローの維持例:
①メールはGmailのまま:
- CRM専用のメーラーを覚える必要なし
- Gmail内でCRM機能を利用(Streak CRM等)
②スケジュールはGoogleカレンダーのまま:
- カレンダーの使い方を変える必要なし
- 商談予定がCRMと自動同期
③ファイルはドライブのまま:
- ドライブの共有・権限管理はそのまま
- CRM内からドライブのファイルにアクセス
営業担当者にとって、使い慣れたツールで業務を続けられるため、CRM導入の抵抗感が減ります。
(3) モバイルアプリでの外出先からのアクセス
Google Workspace連携CRMは、モバイルアプリで外出先からもアクセス可能です。
モバイル活用の例:
①訪問先で顧客情報を確認:
- 商談前に過去の履歴・見込み度を確認
- 次回アクションを確認
②商談結果をその場で入力:
- 帰社後ではなく、訪問直後にモバイルで入力
- 入力漏れを防ぎ、情報の鮮度を保つ
③移動時間に商談予定を確認:
- カレンダーと連携しているため、予定の確認がスムーズ
④Gmailで顧客とやり取り:
- 外出先でもメール対応が可能
- CRMに自動記録される
モバイル対応により、営業担当者の移動時間を有効活用できます。
(4) 生成AI「Gemini」との今後の連携可能性
2024年以降、GoogleはGoogle Workspaceに生成AI「Gemini」を統合しています。
Geminiの主な機能:
- Gmail:メール文面の自動生成・要約
- Googleドキュメント:文章の自動生成・校正
- Googleスプレッドシート:データ分析・レポート生成
CRMとの連携可能性:
- 商談記録の自動要約
- 次のアクションの提案(「この顧客にフォローアップすべき」等)
- メール文面の自動生成(提案書送付メール等)
今後、GeminiとCRMの連携により、営業活動のさらなる効率化が期待されます。
CRM選定のポイントと移行タイミング
(1) 必要機能の洗い出し(営業管理・マーケティング・カスタマーサポート)
CRM選定の第一歩は、自社に必要な機能を洗い出すことです。
主な機能分類:
①営業管理(SFA):
- リード管理(見込み客情報の登録・育成)
- 商談管理(パイプライン可視化)
- 活動記録(訪問・架電・メール履歴)
- 売上予測・レポート作成
②マーケティング(MA):
- リード獲得(フォーム・LP作成)
- メール配信・シナリオ設定
- リードスコアリング(見込み客の関心度を数値化)
③カスタマーサポート:
- 問い合わせ管理(チケット管理)
- FAQナレッジベース
自社の課題・目的に応じて、必要な機能を優先順位付けしてください。
(2) 費用対効果の試算(無料 vs 有料プラン)
CRM導入前に、費用対効果(ROI)を試算しましょう。
ROI計算式:
ROI(%)= (削減コスト - 導入・運用コスト)÷ 導入・運用コスト × 100
削減コストの試算:
- 営業活動の時間削減 × 時給 × 12ヶ月
- 例:月間20時間削減、時給換算3,000円の場合 → 20時間 × 3,000円 × 12ヶ月 = 72万円/年
導入・運用コストの試算:
- 初期費用:設定費用、データ移行費用
- 運用費用:月額料金 × 12ヶ月、運用担当者の人件費
無料プランのメリット:
- 初期コスト・運用コストがゼロ
- 試験導入してから有料プランに移行できる
有料プランのメリット:
- 高度な機能(ワークフロー自動化・レポート作成等)
- サポート体制が充実
まずは無料プランで試して効果を確認し、必要に応じて有料プランに移行するのが現実的です。
(3) データ移行の容易さ(CSV・API連携)
スプレッドシートから CRMに移行する際、データ移行の容易さも重要です。
データ移行の手順:
①データの整形:
- 重複データの削除
- 必須項目(企業名・担当者名等)の確認
- 不要な列の削除
②CSVエクスポート:
- スプレッドシートをCSV形式でエクスポート
③CRMへのインポート:
- 多くのCRMはCSVインポート機能を持っている
- 列のマッピング(スプレッドシートの列とCRMの項目を対応付け)
④データ確認:
- インポート後、データが正しく反映されているか確認
API連携:
- Google WorkspaceとCRMをAPI連携することで、自動でデータ同期も可能
- Zapier・Integromat等の連携ツールを活用
データ移行が容易なCRMを選ぶことで、移行リスクを最小化できます。
(4) セキュリティ対策の確認(共有設定・権限管理)
顧客情報を扱うため、セキュリティ対策の確認も重要です。
確認すべきポイント:
①データの保管場所:
- クラウド型CRMの場合、データセンターの所在地(日本国内 or 海外)
- データの暗号化・バックアップ体制
②アクセス権限管理:
- ユーザーごとに閲覧・編集権限を設定可能か
- IP制限・二段階認証の有無
③共有設定:
- 顧客情報を外部に誤って共有しない仕組み
- スプレッドシートの共有リンク設定ミスを防ぐ
④ログ管理:
- 誰がいつデータにアクセスしたか記録される機能
- 不正アクセスの検知
セキュリティ要件が厳しい業種(金融・医療等)では、セキュリティ認証(ISO27001等)を取得しているCRMを選ぶことが推奨されます。
(5) スモールスタートの推奨(無料プランから試す)
「CRMに興味はあるが、いきなり有料プランは不安」という企業には、スモールスタートが推奨されます。
スモールスタートの手順:
無料プランで試験導入(HubSpot・Zoho等)
- 営業部門の一部(3〜5人)から始める
- 基本的なCRM機能だけ使う
効果を測定(3ヶ月)
- 商談管理がスムーズになったか
- 情報共有が改善したか
- データ入力が習慣化したか
成功したら有料プランに移行
- より高度な機能(ワークフロー自動化・レポート作成等)を活用
- ユーザー数を増やす
全社展開
- 営業部門全体に展開
- マーケティング部門・カスタマーサクセス部門にも展開
スモールスタートで試すことで、導入リスクを最小化し、自社に合うかを見極められます。
まとめ:Google環境で始める顧客管理
Google Workspace を活用した顧客管理には、複数の選択肢があります。スプレッドシートで小さく始めて、成長に応じてCRMに移行するのが現実的なアプローチです。
この記事のポイント(再掲):
- Google自体は独自CRMを提供していないが、サードパーティCRMとの連携が可能
- Zoho CRM・HubSpot・Salesforce等がGoogle Workspaceと連携可能
- 小規模企業はGoogleスプレッドシートで顧客管理を始めるのも有効
- 顧客数100件以上・営業担当3名以上になったらCRM移行を検討
- 無料プラン(HubSpot・Zoho)から試すことで、リスクを最小化できる
顧客管理の段階的アプローチ:
| 段階 | 顧客数 | 営業担当 | 推奨ツール |
|---|---|---|---|
| 初期 | 〜50件 | 1〜2名 | Googleスプレッドシート |
| 成長期 | 50〜100件 | 3〜5名 | 無料CRM(HubSpot・Zoho) |
| 拡大期 | 100件〜 | 5名以上 | 有料CRM(Zoho・Salesforce) |
今すぐ取り組むべきアクション:
現状の顧客管理方法を見直す
- Excelスプレッドシートで管理している顧客数を確認
- 課題を洗い出し(入力ミス・更新漏れ・検索時間等)
Googleスプレッドシートで顧客管理を始める
- 無料テンプレートをコピーして利用
- まずは小さく始める(顧客数50件以内)
無料CRMを試す
- HubSpot CRM・Zoho CRM・サテライトオフィスの無料プランに登録
- 実際に操作性を確認(3〜5件のテストデータで試す)
CRM移行のタイミングを判断
- 顧客数100件以上・営業担当3名以上になったら移行を検討
- データ整形・CSVエクスポートの準備
スモールスタートで導入
- いきなり全社展開せず、一部の部門から試す
- 3ヶ月で効果を測定し、全社展開を判断
Google Workspace環境を活かして、自社に最適な顧客管理方法を見つけましょう。
